徹底なスカ振り〜全部見つからん日〜 19.9/22

この日はなんとも中途半端な展開の1日となりました。
前々から憧れだった某珍品ランに会いに行こう、というのが趣旨で、
なんとかそれっぽい情報を拾えた場所に突撃したんですが
どうやら場所は間違ってはなさそうな雰囲気ながら、
時期的な問題もあったような感じで、
期待していたようなヤカラはまったく何一つ見つけれず。
それでは、と転戦すると、一気に天気が悪くなったあげくに、山の中を
散々さまよって、やっぱりそちらも空振り、という流れの
なんともかんとも徹底的なスカ振りデーとなってしまったのでした(^^;

<1>長野県各所

  
少々出遅れて到着した場所では、さっそく咲き残りのフシグロセンノウ(左)やら
こちらも辛うじて風味のミヤマモジズリ(右)やらを発見。

  
ハナイカリ(左)はあちこちにあって実にエエ雰囲気でした。
びっくりしたのは、ゴチャッと並んでいた不思議な実(右)。クサボタンあたりかな?

  
ナンブアザミとかかな?えらくご立派なアザミ類(左)もごちゃっと咲いていて
イチモンジセセリ(右)が賑やかに飛び交っていたり。うむ、秋ですなな。

  
よく見ると、ヒメマルハナバチ(左)も何匹か一緒に飛び回っていました。
トラマルハナマチ?(右)は完全熟睡モード。差が面白いね。

  
歩いていくと、あちこちにトリカブト類がやたらめったらとご登場。
ちょいと悩みましたが、葉っぱの雰囲気とかからキタザワブシになるのかな?

  
意外なあたりではサワギク(左)もちょこっと咲き残っていました。
さてじっくり探していくとミヤマモジズリ(右)はすっかり実になった株を多数発見。

  
道端には実にいい雰囲気のキタザワブシ(左)が次々と見つかります。
テンナンショウ類の実(右)もありましたが、この場所だとなにがあるんだろ?

  
などと思いながら歩いていくと、ふいにめちゃくちゃ怪しい物体が…
ひょろ長い腐生ラン類の実。これ、たぶん今回の狙いのトラキチランですよね。
しまった、時期的に遅すぎたってコトなのかな(^^;
#こいつはえらくひょろっとしてるジャクジョウソウだったみたいです

  
とはいっても咲き残りがきっとある、と思ってさらに探していくと、
キタザワブシの大群落(左)に混じって、咲き残りのレイジンソウ(右)を発見。

  
エゾスズラン(左)はまだまだ花盛りの株がありました。コイツは息が長いなぁ…
アキノキリンソウ(右)もありましたが、これはミヤマアキノキリンソウに相当するんかな?

  
ちょっと意外なあたりではズダヤクシュ(左)がぱらぱらと見つかったりも。
オオカメノキの実(右)もありましたが、なんか葉っぱがハデに食われててシースルー状態…

  
じっくり探していくと、なんかおもしろそうなソウメンタケ類?(左)やら
白くて可愛らしいキノコ類(右)なんかも見つかりますが、
トラキチランは実になっている株も含めて全く見つからず。ありゃりゃ?

  
ふいにルリビタキ幼虫(左)が登場したりもしました。下面のウロコ模様が可愛い♪
なんか小さくて地味なシャクガ類(右)も目の前に飛んできたのでついでにパチリ。

  
すっかり実になったミヤマモジズリ(左)や、ナンブアザミ?(右)なんぞ見つつ山小屋まで戻って
小屋のご主人にお話を聞くと「トラキチラン?あるけど終わってんじゃないかな。
あれはあんま見に来る人がいないから最新情報とかわからないけどね」とのお言葉。
どうやらこの場所だと、時期的には遅すぎたようですね、トホホ。

  
しょうがないのでとりあえず別の場所へ移動することにすると、
その道中ではノコンギク(左)やらツリフネソウ(右)やらを発見。

  
アキカラマツ(左)もありましたが、ほぼ終わりかけな雰囲気でした。
林の中にはぽつぽつとハンゴンソウ(右)が見つかったりもします。

  
なんとも不思議な雰囲気の物体(左)もありました。虫こぶをつけたヤマウコギ?
ヒキオコシ(右)もちょこちょこと可愛らしく咲いていました。

  
サワフタギなのかな?なんか面白い雰囲気の実をつけた樹(左)を見てると
足元にホソバヤマハハコ(右)なんかも発見。花は終わりかけかな?

  
ここでもトリカブト類(左)がありましたが、葉っぱがすっきりしててこれはヤマトリカブト?
悔しかったのは、根元だけ残っていたキヌガサタケ(右)。開いているところが見たかった…

  
不意に道端にクモキリソウ(左)やらミヤマモジズリ(右)やらがけっこうまとまってある場所も発見。
さすがに実だったけど、いい時期にきたらなかなか賑やかだったんじゃないかナァ〜


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