徹底なスカ振り〜全部見つからん日〜 19.9/22

<2>長野県各所 つづき  

  
さて、そのまま山を登っていくと、トナカイゴケみたいな雰囲気の地衣類(左)を発見。
ミヤマモジズリ(右)

  
登っていくと、ふいにシャクジョウソウの実を発見。
そういえば会うのはかなり久しぶりなので嬉しかったんですが、花の時に見たかった〜

  
じっくり探していくと、ミヤマウズラ(左)を1株だけ発見。
しかし、けっこういろんなランがありそうな場所ですが、他に何も見つからないんです。
すっかり実になったウメガサソウ(右)なんかはありましたけど…

  
たっぷり実をつけたコイチヤクソウ?(左)なんかも見つかりました。
カケスの風切羽(右)が落ちてたりも。やっぱ独特の色合いが鮮やかですよね〜

  
あきらめて引き返しはじめると、なんか面白い雰囲気のキノコ類(左)を発見。
そして、ふいに周りが賑やかになってきたかと思うと、
えらく至近距離にキクイタダキ(右)が登場してビックリという一幕も。
これテレコンなしのPowershotノートリですから、ホンマにすぐそこです。

  
さらに、ヒガラ(左)やらコガラ(右)やらもかなりの数の混群が
あたりを飛び交ってくれたのでこんなミラクルショットをGETできたりしたのでした。
山の鳥は時々こんな感じでバカみたく警戒心薄いことありますよね。いやはや楽しい限り♪

  
あらためてじっくりと林床をにらみながら降りていくと、
実をたっぷりつけたササバギンラン(左)を発見。この時期まであるのね。
シャクジョウソウ(右)はほかにもいくつかみつかりましたが、
やっぱりここでもトラキチランは花どころか痕跡も見つけられず。むむむ…

  
ヤマトリカブト?(左)をめでつつ山麓まで降りてくると、
今度はひょっこりとビンズイ(右)がご登場。いろいろ鳥影が濃い場所やね♪

  
真っ赤な実をつけたヒョウタンボク類(左)やら、逆に独特な雰囲気の
ナンバンハコベの実(右)やらも見つかりましたが、その後は特に成果もなかったので
少し時間は遅かったんですが、ちょっと大移動して別のランを探しにいってみることに。

  
やってきた場所では、咲き残りのナンテンハギ(左)を発見。
エンマコガネ系を捕まえたムシヒキアブ類(右)も見かけましたが
こいつらも捕まることがあるんですね。どういうシチュエーションなんだろ?

  
フシグロセンノウ(左)の咲き残りなんか見つつとりあえず歩いていくと、
ちょっとゴチャッとした中でしたが、ミヤマウズラ(右)を発見。すっかり終わってたけど。

  
このあたりから妙に雲が厚くなって薄暗い中を歩いていくと、
カシワバハグマ(左)やら、ミヤマイラクサ(右)やらといったあたりに遭遇します。

  
セキノヤアキチョウジ(左)もありましたが、なんせ暗いので撮影は少々難儀。
モミジガサ(右)もけっこうあちこちにあって、これもエエ感じに花盛りでした。

  
さらに登っていくと、ミヤマウズラ(左)はパラパラ見つかりますが全部花が終わってて…
ホソバヤマハハコ(右)もひょろひょろ状態の咲き残りがいくつかだけ見つかります。

  
これもまたえらく暗い場所でしたが、オクモミジハグマ(左)もありました。
アキノギンリョウソウ(右)もありましたが、こちらもすっかり花は終わった状態です。

  
そうこうするうちに、面白そうなランの群落を発見。狙いのジンバイソウでいいのかな?
でも、そこそこ数はありましたが花は完全に終わってるんです。トホホ。
#どうやらこれはクモキリソウだったようです。とほほ。

  
しょうがないので探索範囲を広げると、可愛らしいカシワバハグマ(左)を発見。
なんか美味そうな雰囲気のホウキタケ類(右)も見つかりました。

  
オクモミジハグマ(左)も見つかりましたし、セキノヤアキチョウジ(右)も
あったりしますが、ジンバイソウはやっぱりどこにも見つかりませぬ。

  
さらに探索範囲を広げても、オクモミジハグマ(左)やらオケラ(右)やら
ってあたりが見つかるばかり。時期的に遅すぎたってことなんかな?

  
しょうがないので諦めて下っていくと、かなり暗い林中にもジンバイソウ?(左)を発見。
#どうやらこれもクモキリソウだったようです。とほほ。
山麓まで降りるとアザミ類(右)もありましたが、よく見ると先ほど登ってきた登山口とは
別だった上に、一度途中まで登り戻さなきゃいけないことが判明し
すっごい薄ら暗い林の中を半べそかきながら登って、ようやく車まで戻れたのでした(笑

というわけで、なんともいえん展開の1日でした。
まぁ簡単に言えば総空振り、それもかなりすっからかん、って感じですから
しかも結構何箇所もプチ山登りをしたのに、なんともかんともですな(^^;
最大のターゲットであるトラキチランについては、1箇所目で実を見つけたのは
よかったものの、咲き残りどころか、それ以外の痕跡皆無で
ついでに期待していた他のランとかもまるっきりかすりもしませんでしたし、
結構確実視していたジンバイソウも、それっぽい花がすっかり終わった株を
見ただけ、という、不完全燃焼っぷり…
全体的に時期が遅すぎたということなんでしょうが、な〜んか納得いかんなぁ(笑
んで、この翌日は、トラキチランの別の産地を狙ってみようか、
というプラニングもあったんですが、この日の空振りっぷりに少々疲れたので
明日も同じ狙いで空振りかますとショックがでかすぎるナァと
悩んだ挙句、ふと地図をにらんでると、平行移動で北陸方面に行けることを発見。
台風接近中だけど、そこそこ離れてるはずだし、天気予報を見る限りでは
なんとか日中は平穏に終わるんじゃないかな、などと妄想が走り
そのまま山道延々走り続けてお次のトライアルへと大移動を開始したのでした(笑


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