嵐の屋久島旅A〜予想外の惨劇〜 18.8/13

この日は、怒涛の屋久島旅第2日目。
前日はまさかの大雨にちょっとヘコんだけど、この日はたしか天気予報は
悪くなかったはずだし、期待できるだろう、と無邪気に信じつつ、
メインとなる宮之浦岳をはじめとするコースに挑みましたが
最初に結論を行ってしまえば、待っていたのはスンバらしい惨劇でして(笑
早めの時間から動いたこともあってか、少し寄り道しても
そこそこ悪くないペースで登ることができましたし、
本命の花も含めて、いろいろとかなり成果もあったのですが、
徹頭徹尾すんごい嵐。もう本当にそのまんま暴風雨。
おかげで予定の1つ前の山小屋で早々にバタンキューしてしまったあげくに
そこからより一層の惨劇が到来する、というトンでも展開となったのでした(T_T)

<1>屋久島各所

  
というわけで、早朝からパンを齧りつつ準備をしますが、雨は降り続いたまま…
不安になりつつもとりあえず出発することにして、お世話になった石塚小屋(左)を一枚パチリ。
小屋の周りには、すっかり実になったヤマグルマ(右)なんかもありました。

  
さて、小雨が降り続く中登っていくと、山道はほとんど小川状態で(^^;
それでも薄暗い場所に、ヤクシマアカショウマ(左)なんかに混じって
なんと予想外のヤクシマトンボ(右)が登場したじゃないですか!

  
嬉しい出会いに興奮しつつ、いろんな角度(左)からバシバシと大量撮影。
花のアップ(右)も撮りましたがなかなかいい雰囲気ですね。

  
少し離れた場所でも咲きかけのヤクシマトンボ(左)を発見。
昨日も見つけたヤクシマシャクナゲの虫こぶ(右)にも再会。これって
葉の途中から巨大なコブができてるんですね。すごい造形やな。

  
イソノキでいいのかな?かわいい赤い実をつけた樹(左)もありました。
道端には、これも可愛らしいヤクシマノギラン(右)なんかも発見。

  
タカネヒカゲノカズラもありました。こんなとこにもあるんだね。
しかし、この頃から雨足はさらに強く、ほとんど嵐状態に。こりゃぁキツい…

  
ヤクシマアカショウマ(左)は何箇所かあったけど花はほとんど終わりかけで…
昨日の湿地帯に到着すると、溺れているヒョウモンエダシャク(右)を発見。
ちなみにこの種類はメチャクチャ多くて、歩くたびに飛び出す感じでした。

  
湿地帯には昨日と同じかな、という雰囲気のコウガイゼキショウ類?に再会。
この写真を見ると、どんな状態だったのか微妙に伝わりますかね。もうズブ濡れ…

  
小さなヤクシマノギラン(左)もありました。ミニサイズやねぇ。
モウセンゴケ(右)もパラパラあったけど、開花株は見つからず。

  
これもまた極小サイズのヤクシマカラマツ(左)もありました。
尾根筋には実をつけたサルトリイバラ(右)も、なんかいい雰囲気。

  
登っていくとヤクシマホツツジも手近に登場してくれたりもしました。
昨日から何度か見てたけど遠いトコばかりなのでこれは嬉しい限り♪

  
やがて周囲をヤクシマダケが覆うように。これも固有種なんよね。
しかし、これが道の両脇に密生してると、ズボンもリュックもズブ濡れになるわけで(+_+)

  
せっかくだからと黒岳方面にも足を伸ばすと、途中でまさかのシャクナンガンピに遭遇!
期待していた花の1つだったし、しかもかなりの満開状態でめちゃくちゃ感激(>_<)!

  
花のどアップ(左)も撮ってみました。カワイイねぇ♪
少し先でも可愛く咲いた株(右)に逢えて再びかなり大興奮☆

  
先はじめな感じの株(左)もありました。ピンクの花芽がこれまたステキ。
ちなみに、咲き残っていたのはこの一角だけでそれ以降に逢った株は
全部花が終わってたので、タイミング的にギリギリだったのかな?
あたりでは岩場の上にかわいらしく並んだモウセンゴケ(右)にもお逢いできたり。

  
たっぷりの実をつけたアセビ(左)もありました。本土と同じ種類なのね。
おおっと思ったのは、花芽をつけてたヤクシマシオガマ(右)。やっぱまだ早かったか〜

  
実に可愛い感じのヤクシマノギラン(左)やら、斑入りのヤクシマミヤマスミレ?(右)も
ありましたが、このあたりでカメラの曇りが全く取れなくなったと思ったら、
なんとレンズの内側が曇ってやがるんです(@_@)!
雨でずっとズブ濡れだし、湿気もひどいしで、大丈夫かナァと不安に思ってたら
ある瞬間ディスプレイにビビッとノイズが走って、それっきり真っ暗に(T.T)!
予備機は持参していたのですぐに交代しましたが、山に入って1日たたずに
デジカメぶっ壊れるというハードな状況に、マジで帰ろうかとしばし悩んだり(^^;

  
とりあえず気合を入れなおして登っていくと、ヒナボウフウが次々ご登場。
ツクシゼリと同じ種類とは思えんからこっちの名前にしとこう。

  
さらに登場したのは、これも憧れだったのはイッスンキンカ。
小さいとは知ってたけどここまで可愛らしいミニサイズとはこれまたビックリでした♪


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