謎な小笠原旅F〜失意の帰路〜 18.5/5&6
  
<3>5/5 小笠原・父島&小笠原航路 つづき

  
ふと気づくと、水辺には大量のオオハマボウの花(左)が落ちていたので
上を見上げると、しおれかけている花(右)がいくつもぶら下がっているのを発見。

  
その下あたりで岩をひっくり返すと、オガサワラクロベンケイガニがようやく登場。
先ほどのほどごつくはないものの、なかなかのサイズなので大喜びでバシバシ撮影☆

  
一息ついて周りを見ると、タマザキフタバムグラ?(左)がぱらぱらと
あったり、立派な実になったクロツグ(右)なんかもあったりします。

  
歩いていくと、まだわりと新鮮な感じのオオハマボウの花(左)にも逢えました。
でもほとんどの花は変色して地面に落ちて(右)いる感じ。この時間じゃ遅いのかな。

  
さらにしつこく岩をひっくり返すと、大量のミナミアシハラガニ(左)に混じって
なんかえらくすっきりした感じのオガサワラクロベンケイガニ(右)がご登場。

  
あわせてゴツい個体(左)もいたので、比較写真(右)も撮影。予想以上に雰囲気が違って
まるで別種ですが、これは若い個体と老熟個体ってことなのかな?

  
オオハマボウの落花(左)がなんとも色合いでびっくり。ハイビスカスみたい。
オオコゴメスナビキソウ(右)なんかもパラパラとくっついていたりしました。

  
最後に、初日にも挑戦したオガサワラベニシオマネキに再挑戦しますが
これが前回よりもさらに敏感で、撮らせてくれるのは小型の白っぽい個体ばかり。

  
うっすら手が赤いよ、という個体はそこそこ近づかせてくれますがこんな感じ。
こいつら本当にメチャクチャ敏感だし、変異が広いしで面倒ですよね。

  
足元にいた個体(右)は、沖縄だとオキナワハクセンシオマネキって言いそうな雰囲気。
比較的わかりやすい個体(左)はすぐに隠れるので遠景ばかりとなっちゃいました。
実は何種か混じっていたりしないよな、と帰ってから悩むことになったり(笑

  
さらに磯辺をちょこっとだけのぞくと、イソカニダマシ(左)やら
ハシリイワガニ(右)やらが次々ご登場されてさらにビックリ。

  
オウギガニ類(左)もいくつか見つかりました。これは普通のオウギガニ?
イソカニダマシ(右)は数が多いようで、次々と見つかります。

  
さらにごつい感じのオウギガニ類(左)もいました。サキシマオウギガニかな?
といったあたりでさすがに時間がヤバくなったので、道端のデイゴ(右)を撮り収めにして
大急ぎでお土産買い込んで、大荷物ぶら下げつつ船の方に向かうことに。

  
さて、いそいそとおがさわら丸(左)への列の中に並ぶと、
お約束の島太鼓(右)が開幕。位置的にほとんど撮れなかったけど。

  
船上からは、恒例の赤灯台(左)を撮って一息。また父島も巡らなきゃ。
んで、お約束のお見送り(右)はこの日もなかなか賑やかな感じでステキ☆

  
恒例の足ひれパフォーマンス(左)や、飛び込み(右)も堪能できました。
やっぱりこの一大イベント、いつものこととは言ってもなんか嬉しくなっちゃいますよね。
しかし、その後は鳥影がほとんどなくて、しばらくデッキで居眠りすることに…

  
ようやく海鳥が飛び始めた、と思ったら、もうオオミズナギドリばかりになってました。
そういえば往復とも海鳥屋は皆無だったし、あまりよくないタイミングだったのかな?

  
日没も見れましたが、ちょいと中途半端に雲間に沈んでしまって残念。
この夜は満天の星を見ながらのビールなんてのも久しぶりに堪能しましたが
やはり長旅の疲れが出たようで早々に酔いつぶれて寝る羽目になったり(^^;

<4>5/6 小笠原航路 つづき

  
最終日も朝から相変わらずデッキで遊んでいましたが、
朝イチに目の前をかっとんで行くアホウドリに仰天しすぎて1枚もシャッターを
切れなかったというハプニングがあったり、遠くになんか怪しいミズナギドリ類(左)が
飛んだりした後は、時々オオミズナギドリの群れ(右)が飛ぶばかり。

  
比較的近くを飛ぶ(左)こともあるので適当に遊んだりしてましたが、そうこうするうちに
いつの間にやら東京湾。コンビナートの姿(右)に現実世界への帰還を痛感します。

  
その後はしばらく居眠りしちゃったりもしたので、賑やかに船の後ろを着いてくるウミネコ(左)と
やたら集まっていたウミウ(右)を撮ったあたりで竹島桟橋に到着。
大荷物を引きずって、気分的にもヘロヘロ度を大きく上げつつ最終帰路についたのでした(^^;

というわけで、結局本命は大空振りのままの終幕となったのでした。
最後の駆け込みで、オガサワラアザミにオガサワラクロベンケイガニに、と
かなり濃い時間がすごせましたから充実の〆ではあったんですけどね。
今回の旅を総括すると、個人的には長年の宿題がかなりまとめて
片付けることができたので、非常に濃密な成果と言えるのですが、
プチご案内企画としては本命はチョロ見+私だけ数枚撮影、と不甲斐ない限り(^^;
さらに、途中で書いたように、内容は伏せさせてはいただくものの
トライアル自体に予想外の障壁が発生して納得行かない展開になったり
そこに他の人を巻き込んでしまったという事実にしばらくすごく落ち込みもしました(+_+)
でも、「もういいや、小笠原は当分来ないぞ!」とかなり強く思ったりもしたのに、
母島を離れる直前、手を振る星さんを見ていると、やっぱりまた来たいな、という思いが
ぐんぐん湧き上がってきて、そんな自分に少しビックリもしたり。
上手く表現できないけど、やっぱり心の故郷的な場所になってるんですね。
GWの挑戦はしばらく中断しそうですが、次は夏の小笠原に再訪して
あれやこれやと挑戦しよう、と早くも虎視眈々と計画中です。
次は父島メインで離島なんかも挑戦できそうなチャンスを頑張って狙おっと(^.^)♪


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