三重に遊ぶ〜所用の隙間に〜  16.7/24

この日は、またぞろちょいとばかり不思議な展開の1日でした。
三重に所用があったのでそちらにむかうついでに
前から狙いたかったものをいくつか探す、というスケジュール。
いい時期なので当然ながらキリシマ狙いもメインに据えていた
のですが、そちらはビックリするくらい成果がなくて
オマケ編ばかりのショートバージョンのご報告に(笑
それでも前々からの宿題をいくつか片付けることができて
実働時間の割には充実した成果となったのでした(^.^)

<1>三重県各所

  
さてさて、早朝から河川敷をうろうろすると、クロバネツリアブ(左)がいたり
かわいらしいアジアイトトンボ(右)が登場したりします。

  
青色の鮮やかなコガネムシ類(左)も発見。君はナニモノ?
まだごく小さなツチイナゴ(右)なんかもひょっこりいましたが、やっぱり例のブツは
なかなか登場せず。こういう場所だと探しにくいなぁ…

  
というわけで、クズ原が平たく広がる場所ではなく、木立にクズが絡み付いているような
場所をターゲットにしてみると、探すまでもなく虫こぶ(左)をいくつか発見。
んで、いきなりひょっこりと交尾中の姿(右)が目に入ってきました。
おっしゃ!一度見てみたかったうわさの外来昆虫、フェモラータオオモモブトハムシです☆

  
薄暗すぎたので明るいところにいざなってバシバシと撮影してみたり。
いやぁ、ウソ臭いフォルムに無駄にメタリックですっとんきょうなカラー。
日本の虫じゃありえないデザインですよね。うむ、強烈。

  
せっかくなので上側の角度(左)からももう1枚。
一息ついてるとひょっこりとナミヒカゲ(右)なんかも姿を見せました。

  
さて、さらに周辺を探すと、同じエリアにさらに2匹を発見。
木化したような太いツルが好きなようで、その上でばかり見つかりました。

  
さらに探すとほかにも数匹見つかったのですが、ほとんどが♀みたいな感じ。
まぁ、時期的に少々遅めだったようですから、そんなもんかな?

  
ようやく♂も登場したのでバシバシと撮影。いやぁ、なんのために
ここまでといいたくなるようなゴツい太腿がたまらんですなぁ。これで攻撃できそう(笑

  
さて、その後はキリシマ探し、ということで久しぶりの渓谷に。
この場所は数年訪れてなかったのですが、最近撮りに行っていたエリアが最近
壊滅状態、という話を聞いて久しぶりに見に来てみたい次第。
しかし、ちょうど曇天で状況が悪かったのもあるものの、環境もかなり変わってて
かなり期待薄な感じでちょっとどうにもこうにも…
結局ニホンアカガエル(左)とニガクサ(右)を撮っただけでGIVE UP(^_^;

  
まだ少しだけ時間があったので、こちらもお久しぶりの海岸に足を伸ばすことにすると、
すぐにオオフタバムグラ(左)やら、ハマヒルガオ(右)やらに遭遇したり。

  
ヤマトマダラバッタは幼虫が大量に登場。まだ時期的に早いのかな?
少し大きめの幼虫(左)から、まだまだごく小さな幼虫(右)までバリエーションも豊富。

  
でも探し回ると、成虫(左)も数匹だけ発見。思った以上にばらつくのね。
多かったのはマダラバッタ(右)。なんかこいつも砂浜にやたら多かったりするような。

  
少し面白かったのはあちこちにあったボタンボウフウの実(左)。
完熟するとバラける(右)んですね。なんか爆破後みたいで面白い雰囲気。

  
ハマニガナ(左)もなん箇所かにパラパラとありました。
ビロードテンツキ(右)なんかも広範囲にあったり、やっぱり環境のいい場所ですねぇ。

  
倒木の裏からはいつもどおり大量のスナゴミムシダマシ類(左)に続けて、
ヒョウタンゴミムシ(右)もころりと登場しました。あまりいいポーズで撮れなかったけど。

  
うろうろしていると、怪しい穴(左)を発見。お、これはカワラハンミョウの巣穴じゃん!
と思ってたら、ふわりと成虫(右)も登場してくれたので大慌てで追っかけることに。

  
これがけっこう黒めの個体だったので嬉しくなってバシバシと撮影。
太平洋側亜種は黒くなる、というもののあまり黒いのに逢ったことなかったのよね。

  
でもお次に逢ったのはかなり白めの個体(左)。これじゃ鳥取のと大差ないな。
先ほどのと中間型(右)みたいな個体も登場したり、やはりこれもバリエーション豊富な様子。

  
さらに半端な個体(左)もいました。面白いもんだなぁ。
波打ち際に近い場所にムシヒキアブ類(右)がいましたが、これも海浜性の種類?

  
ふと気づくと、波うち際にミズナギドリ類の死骸(左)を発見。
半分砂に埋もれたもの(右)も見つけました。たぶんハシボソミズナギドリですね。
南無南無。生きてるのをこれくらいの距離で撮ってみたいもんで。

  
あとはなぜかうちあがていたスズキの幼魚(左)と、波打ち際で吸水をはじめた
アオスジアゲハ(右)が嬉しかったくらいであっけなくタイムアップとなったのでした。

というわけで、実働時間は短かったけど不思議な成果のあった1日でした。
まぁ、なによりかにより憧れのフェモラータオオモモブトハムシですよね。
実物のうそ臭さったらあまりにも豪快すぎでした。
色・艶・形・大きさ、全部日本の昆虫としてNGという、圧倒的潔さ(>_<)!
しかし最初にうわさになったときはすぐに耐えると思ったのに
ちょっと探して見つかるんだからかなりの数生息してるんですね。むむむ。
そして、キリシマの様子伺いはものすごく不穏な感じだったのが気がかり。
よく通っていたポイントはそんなに大きく環境が変わったわけでもないのに
激減といいたくなるくらいの減り方だそうですし、
今日訪れた久しぶりのポイントは、昔に比べるとあきらかに
明るくなってしまっている感じが全くしなかったし…
まぁ、なんやかんやとこのあたりのエリアには縁がありそうなので
これからもちょこちょこいろんなところ攻め込んでいくことにしときましょう(^,^)♪


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