東海バタバタ旅〜盛り沢山な日〜 16.3/5

この日は、久しぶりに足を伸ばして東海地域を巡ってきました。
ここんとこ関東は何度か行ってるけど、車での遠征は久々ですな。
見に行き損ねていた噂の鳥を見に行くついでに
ドンと足を伸ばしてあちらやこちらや、という予定だったんですが
最初の場所で思った以上に難儀をしてスケジュール全部仕切りなおし。
でも、その待ち時間でひょっこり聞き込んだ話の方に
方針転換してみると、なんかテンポよくいろんなものに逢えて
不思議に盛りだくさん、という不思議な展開の1日となったのでした(^^;

<1>愛知県各所

  
さて、若干寝坊して予定よりも遅い時間に到着した某所では、諦め顔で
ボ〜ッとしている地元の鳥屋さん達に遭遇してドッキリ。む、思ったより手強い?
しょうがないのでうろうろすると、白花のノゲシ(左)があったり、
なんか妙に大柄なマツバウンラン(右)があったり、ささやかな出会いが続きます。

  
不思議だったのはこちら。鮮やかに紅葉した小さな植物ですけど、
特徴満載なのに、調べてみても正体不明。これってなにものなのかな?
#コケマンネングサという帰化植物だとご教示いただきました。マンネングサ系とはビックリ!

  
しかし、かなり広範囲に歩いても狙いの鳥は見つからず。
しょうがないので、しばらくポイントで待って、地元の鳥屋さんといろいろと
お話をしたりしていたんだけど、待てど暮らせどなんの展開もなし。
しょうがないので再度探索範囲を広げてうろうろしてみると、やたら大満開の
タガラシ(左)がみつかったり、のんびり並んで日光浴中のアカミミガメ(右)がいたりします。

  
さらに、大株のミチタネツケバナ(左)やら、ハルザキヤマガラシ(右)やらも
あったり、あれこれ楽しめたんですが、かなりの距離歩き回ってからふと気付くと
遠くで鳥屋さんたちが興奮しながら撮影しているのを発見。こりゃしくじった(笑
まぁしょうがねぇや、とのんびり歩いて戻っていたんですが、
しばらくすると前から車が来て、「おお、ここにいたか!みんなあんたのこと探しとったぞ!」
なんとその方は、わざわざご親切にも車で迎えに来てくれたんです。
かなりビックリ仰天でした。いやはや、本当にありがとうございましたm(_ _)m!

  
さて、みなさんに混じって待つと、かなり遠い路上に怪しい影(左)。
おっしゃ、狙いのシベリアハクセキレイじゃないですか!
その後、しばらくはかなり遠くでチョコマカ飛び回っていたんですが、
ふいに飛んだと思うと、堤防の外の近距離(右)に御登場!

  
その後はしばらくかなり手近な場所をちょこまかしてくれました。
かなりラッキーな状況でしたが、デジスコの相手としてはかなりの難敵で…

  
それでも結構な長時間周辺をうろうろしてくれたもので、なんとか
ピントの来ているアップ写真も少しだけ撮れました。

  
少しだけ佇んでくれたタイミングもあり、なんとか悪くもないショットもGET。
でもその後、ほかのハクセキレイと喧嘩しながらはるか遠くに飛び去ってしまって…

  
しょうがないのでしばらく待っていると、海辺をオカヨシガモの群れが通過。
考えてみたらこのあたりのエリアは海鳥方面も面白かったのかな?

  
待っていると、いきなりハヤブサ(左)が横切って、それに驚いたタゲリの群れが舞う(右)
なんてシーンもありましたが、しばらく待てども戻ってきそうな気配もなく
話しているうちに面白い情報をいただいたりしたもので一気に移動してみることに。

  
すると移動途中に大満開の桜を発見。なかなか見事だったけど
これはカワヅザクラとかになるのかしらん?

  
さて、最初にやってきた公園では、歩きはじめてすぐに餌台に大量に
大集結しているイカルにびっくり。あたりの枝にも何羽も大量にとまっています。

  
大量に集まるイカル(左)にをほほえましく眺めていると、
その中に怪しい影(右)を発見。おっと、これはもしかして?

  
おお、こいつは!期待していたコイカルの♀じゃないですか!
♀を見るのは初だったのでかなり興奮しましたが、数ショット撮ったあたりで
賑やかなお子様方が「お鳥さんたくさ〜ん!」とか叫びながらつっこんできたので
それにて終幕。しばらく粘ったんですが、この日は人通りも多くて
それっきりいいチャンスはなかなか到来しないモンでGIVE UP…

  
さらに移動すると、お次の場所では、さっそく木立の中に妖しい影(左)。
ぐるりと回りこむと、わりと見通しのいい場所にトラフズク(右)がいるじゃないですか!

  
寝っぱなしでしたが、ふと気付くとその個体はフワッと膨らんだ(左)あとで、
そのまま羽を伸ばして(右)くれたりとか。この後のショットははみ出しまくりでしたが…

  
頭掻き(左)をしてくれたあとで、すこしだけ目を開けてこちらを見て(右)
くれたりもしましたが、それっきり再び寝っぱなしに。

  
それでは、ということで少し離れた場所をあるくと、こちらでもすぐに可愛い
オジロビタキ類が御登場!ごちゃごちゃした中をチョコマカして、ほとんど表に
出てこないもんで、ずっとじっと待ってはほんの1〜2枚撮れるって感じ(^^;

  
日も傾いて諦めかけた頃に、幸運にもすぐ近くの枝に止まってくれたのでバシバシ撮影☆
実はこの個体がニシのつかない方のオジロビタキじゃないか、って話も聞いたので
ワクワクしながら見に来たような次第ですが、一見それっぽいんですが
よく見ると下くちばしはオレンジ色がかかっていて、やっぱりニシの範疇なのかな?

  
真横ショット(左)も1枚。これだとくちばしは黒く見えちゃうんだけどね。
それっきり再び茂みの中にもぐって出てこなかったもので、最後にちょこっと
先ほどの場所に戻ってみると、トラフズク(右)は少しだけ目を明けてくれました。

  
せっかくなので帰りがけにフユシャクを探しにいくと、さっそく
オカモトトゲエダシャクを発見。なんか最近出逢いが多いなぁ。

  
さらに歩き回ると、ウスベニヒメナミシャク(左)やら、ウスギカギバ(右)やらといった
あたりには逢えたのですが、予想外にもフユシャクには逢えず、ハンパな〆となったのでした。

というわけで、全部ハンパでしたが、楽しめた1日でした。
午前中の空振りのんびりな時間から、バタバタっといろんなものに
立て続けに出逢えた展開、というリズム感の差がなんとも面白かったりとか。
もっとも、撮影成果的には全体的に微妙だった気もしますが(笑
実は本来の予定はもっと朝早く着いた挙句にシベハクはすぐに撮影が終わって
そのままグンと移動して三重の海岸域、なんて皮算用だったんですが、
のんびりとシベハクを待ちながらいろんな方とお話したおかげで
そのあとの面白い出会いに続いたわけですし、
なんといっても、あの超裏目な展開から、まさかの車で探しに来てもらう
という感動的な計らいまでいただくというすっごく嬉しい展開までありましたから
あの待ち時間というのも非常に意味があったという感じですかね。
再挑戦したい鳥も多いからまた足を伸ばしちゃおうかな〜☆
んで、この後は、名古屋にきたらお約束の「矢場とん」のわらじとんかつを
たっぷり食べてノンビリの帰路となったのでした(^.^)♪


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