岡山の海辺で〜時期遅れの挑戦〜 14.11/16

この日は、発作的に岡山の海岸部を歩いてみました。
昼過ぎから用事があったのでこれまた短時間特攻になったのですが、
大本命の直翅類は大空振り、おまけと期待していた
海浜植物もほとんど終わりかけ、さらに
磯の生きもの探索は時間がなくなって、というハンパな展開(笑
それでも、うろうろしまわっていると
いくつかささやかな成果もあって楽しめる、という展開でした。
まぁ、のんびり骨休めにはちょうどよかったかナ(^_^)

<1>岡山県各所

  
さて、まずやってきたのは海沿いの湿地。コサギ&ダイサギのツーショット(左)や
なんか至近距離になるまでこちらに気付かなかったコガモの群れ(右)なんて
面白いものにも逢えましたが、まずはそもそものポイントが絞れずに難儀。

  
草地の中にはなんか見覚えのないセリ系植物(左)がありました。ノラニンジンでもなさそうな…
あとは真っ赤に紅葉したコニシキソウ(右)が面白かったくらいで、
狙いの直翅類はかすりもしないきっぱりと空振り。てか他のコオロギ類も全く
見ることできずの終了でした。ちょいと時期が遅すぎたのかナァ?

  
場所を変えて海岸沿いを歩くと、ツルナ(左)はまだパラパラと咲いていました。
ハマナデシコ(右)もまだけっこう咲き残った株があって嬉しくなります。

  
ハマボッスは、奇天烈な実を大量につけていたのでドアップ(左)を撮影。
ふとみると、わずかながら花(右)もまだ残っていたりしました。

  
小さな磯を見ると、イボニシ(左)が大量にくっついていて、
潮溜まりにはヒラザガイ(右)がかなりの数で見つかります。

  
よく見るとその中にタテジマイソギンチャク(左)も数個だけ発見。
さて、海岸沿いのやぶを叩いてみると、なんか大量のマイマイ類(右)がご登場。

  
んで、期待していた直翅類はというと、まだ生き残っていたクサヒバリ(左)と、
カネタタキ(右)が少々。やっぱりこちらもなかなか思い通りには行きませぬ(笑

  
せっかくなので、お久しぶりの海浜植物を見にいってみますが、
期待していたアッケシソウ(左)は完全に終わって茶色い絨毯に。これはこれで風情あるけど。
ハママツナ(右)だけがあちこちで真っ赤に色づいて、慰めてくれました。

  
意外だったのは、ウラギクがけっこう咲き残っていてくれたこと。
地元ではすっかり終わっていたのでもう遅いと思ってましたが、案外差があるもので。

  
といっても、ほとんどはこんな感じ(左)ですっかり綿毛状態。しかし大群落だナァ。
あたりのセイタカアワダチソウ(右)にはハエの類が大量に集まっていました。
こういうのについついカメラを向けるようになると秋も深まってるということですね。

  
さて、アッケシソウの枯れ穂(左)を順番に見て行きますが、辛うじて
色残った部分(右)があった程度で、もうどうにもならない状態。やっぱ遅すぎですね。

  
面白かったのは、湿地の上にばら撒かれたように大量にいた(左)のは、
全部ミナミカマバエ(右)なんですよね。こいつらこんなに数多かったんだ…

  
あたりにはハネナガイナゴ(左)も隠れていました。なんか晩秋な光景ダナ。
ホコガタアカザ(右)も地味な実を大量につけています。

  
さらに場所を変えてみますが、お次の場所でもアッケシソウは完全に枯れ穂。
これはこれで独特の雰囲気があって嬉しいですが、やっぱ色づいたのも見たかったナァ…

  
ハママツナ(左)はここでも燃えるように色づいていました。なかなかオミゴトじゃ。
マダラスズ(右)が足元に出てきたのでパチリと1枚。そういえばオマエ撮ること少ないナァ。

  
しかし、しつこく探索範囲を広げると、ウミニナ類(左)の大量に転がっているあたりに
少しだけ色の残ったアッケシソウ(右)を発見。これだけでもなんか妙に嬉しいぞ♪

  
というわけで、なんとか色鮮やかさの片鱗くらいが残っているところを
探してバシバシと撮影。来シーズンはバッチリな時期に再訪したいもので。

  
満足したので引き上げるついでに砂浜を歩くと、のっしのっしと
歩いているウミニナ(左)を発見。そういえば軟体部撮るのはすごく久しぶりかも。
あたりにはゴカイ類らしき巣跡(右)がたくさんありました。なにもんだろ?

  
ニホンスナモグリの脱皮殻(左)やら、ホトトギスガイ(右)もあったり。
せっかくなので場所を変えてじっくりと思いましたが、時計を見てみるとちょいと
残り時間的にダメそうな雰囲気なので諦めることに。また来よっと。

  
車に戻ると、近くでムラサキシジミ(左)がのんびりひなたぼっこ。やっぱキレイだねぇ。
モンシロドクガかな?色鮮やかな蛾の幼虫(右)も見つかります。

  
ハラビロカマキリ(左)もこちらをにらんでいました。ここらでタイムアップになったので
帰路に着きつつ、途中の池をちょっと覗き込むと至近距離にホシハジロ(右)を発見。
こいつ、よく見ると顔にヒシの実がくっついてんですね。痛くないのかな?

  
オオバン(左)や、ハシビロガモ(右)もデジスコいらずの距離でしたが、
この場所のスター選手の某カモは今年は飛来していないご様子。
というあたりを確認したあたりで、大急ぎで高速を飛ばすことになったのでした(笑

というわけで、あれこれちょいと半端な感じでした。
最初に書いたように直翅類方面はまぁったくあたらなかったし、
もうちょっといい感じで残ってるんじゃないかなと思っていたアッケシソウは
辛うじての残り物が見れた程度でしたし。
まぁ、11月も中旬になってから発作的に来たのがバカなんですが(笑
ま、下見はできたということで、次回はもう少し
早い時期に再訪することにいたしましょう。
あと、なにげに今回気付いたんですが、岡山の海岸沿いって
意外に挑戦してないエリアなんですよね。
今回空振りしたヤカラ以外にもタワヤモリとかも狙いたいし、
大珍品の海浜植物で見に行きそびれているものもいくつかあるし。
お隣の県なんだし、来シーズンはもうちょっと挑戦回数を増やそかなっと♪


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