誕生休暇に〜嵐の中の探索〜 14.10/22

この日はバースデー休暇ということで平日なのにうろついてきました。
もっとも、事前に仕事に影響の少ない日を選んで申告しておいたら、そんな時に限って
直前に妙に用件が重なって帰る前には申し送り事項をまとめるのにワタワタして、
結局中途半端になって気になってたまらないし、おまけに天気予報はお見事に雨だし、
さらにカゼまでひいたらしくてどうにも中途半端な感じ…
それでも悔しいのであちこち突撃してみましたが、雨こそ弱い時間帯もあったものの、
風もかなり強くてほとんど嵐な天候になりやがって(^^;
んで、本命はやっぱり空振り続きでしたが、いくつか面白い成果もあって
そこそこ楽しめる、そんな不可思議な展開となったのでした(^_^)

<1>兵庫県各地

  
まず朝っぱらから気合入れてやってきた海辺では、岩場に大量のキタフナムシ(左)発見。
なんか可愛らしいマイマイ類(右)もいたんだけど、こいつはなにものかなぁ?

  
さて、この場所の狙いは空振り続きの某直翅類、ということであちこちガサガサと
頑張りますが、やっぱり出てくるのは普通のカネタタキばかり、♀(左)、♂(右)とも大量。

  
毎度ムダにカラフルなヒメエグリバの幼虫(左)もご登場。
あたりにはエダウチスズメノトウガラシ(右)もごっそりと大量に咲いていました。

  
ちょっと意外だったのは、湿地一面にマメカミツレが大群生していたこと。
こいつらは街中とかの荒地にあるイメージだったんだけど、こういう場所にもあるのね。

  
その後もしばらく粘るとクサヒバリがご登場。これはなかなか嬉しかったけど、
この後は風が強くなってどうにもならず場所を少し変えることに。

  
海岸沿いを歩くと、早くもあちこちにアゼトウナ(左)が咲いていて、
ハマナデシコ(右)なんかも花盛りの株が見つかったりします。

  
アカメガシワの葉上には、根元に2つある蜜腺の上に仲良くアリが並んでて(左)、
ちょいとホンワカした気分になったりとか。あとは久しぶりのヒメクダマキモドキ(右)も発見。

  
粘っていると、ようやくイソカネタタキがご登場。でも1匹だけ。
まぁ、コイツも兵庫RDBだとかなりランク高いんで、珍品には違いないんですが、
探してたのはコイツじゃない方のカネタタキ類なんだよナァ〜

  
んで、その後はひたすら徹底的に、ただのカネタタキ(左)ばかり続々登場。
ちょっとだけ色の濃い個体(右)もいたけど、やはり目的のものは空振り。難しいナァ。

  
ここで嬉しかったのは、こちら。すばやく走り回るのであまり撮影できませんでしたが、
実はまだ逢った事のなかったホソヘリカメムシの幼虫です。
蟻に擬態しているということで有名なんですが、かなりいい感じにそっくりで
結構ビックリしました。成虫も出たけど撮影する前に逃げられて残念。
んで、この後はさらに雨が強くなってきたので諦めてドンと移動することに。

  
お次に移動してきた公園では、こんな不思議な光景を発見。
1本のカキノキ(左)なんですが、上部は大きく色づいた実、下部は2回り以上小さな実(右)。
普通のカキとマメガキが混じったような樹ですが、これはなにもんだ?

  
下のほうはなんかの理由で成長がおかしいのか?と思ったら1つだけ熟したカキ(左)も。
あとでよくよく考えると、もしかして、接木とかなんですかね?
などと悩みつつ、地面に落ちてた板をひっくり返すと、コウガイビル類(右)がご登場。

  
んで、何枚かひっくり返すと、うれしいことにヒナカマキリまでご登場!
前回もみつけていたのに撮影前に逃げられていたので、今回こそ、と思って
いたのですが、幸運にも数匹まとまっているエリアを見つけることができました。

  
ファイティングポーズ(左)も狙いますが、なんせモノが小さくてピントが…
同じ板の下にはカマキリ類の卵のう(右)があったので、おっと思いましたが
こちらはちょっと大きすぎて、コカマキリかな?って雰囲気。紛らわしいナァ。

  
さて、周辺をウロウロしながら、ふと石垣の上から下を覗き込むと、
そこになんか怪しい物体を発見。おっと、これは予想外のイワレンゲじゃないか!
そういえばこのあたりにあるという話を聞いたことがあったよなぁ、とビックリ。
ちなみにツメレンゲの方は地元にもたくさんありますが、こちらは初の出逢いなんです。

  
あわてて周りの石垣を探すと、まだ小さな株(左)やら、低い位置で
ひょろんと曲がった株(右)なんかも発見。まだ花が咲いていなかったのが残念ですが。

  
あたりには他のマンネングサ類(左)もありました。メノマンネングサあたりかな?
クサギ(右)はまだ少しだけ咲き残っていたのが面白い辺り。

  
さて、ここでしばらく頑張ってコオロギ探しをしますが、やっぱり見つかるのは
ツヅレサセコオロギばかり。クチナガにはもう時期的に遅いのかな?

  
あとは、おもしろげなマキバサシガメ類(左)もいました。
立ち枯れた樹の一部に、スズメバチの巣とおなじ模様の謎の物体(右)も発見。
しっかりと樹にくっついてる構造物で、決してスズメバチの巣の一部が落ちてるという
わけではないんだけど、これってなにものなんだろう?
などと悩んでいるうちに、雨も強くなってきてこの日の挑戦は終了…

  
悔しいので夜に灯火巡りを追加することにすると、ヒロバウスアオエダシャク (左)
に続いて、えらく面白い雰囲気のブドウドクガ(右)なんかも発見。

  
うれしかったのは、お久しぶりのヒメツユムシ。
薄暗い場所をちょこまか動き回るのでピントあわせが厄介でしたけど。

  
最後に立ち寄ったコンビニでは、エゾギクキンウワバ?(左)も発見。
でも、ガラスにぶつかったらしきメボソムシクイ(右)もみつけてしまい、
最後は少々神妙な気分になっての〆括りでした。

というわけで、せっかくの平日休暇だったのに、なんともハンパな成果でした。
やはり秋も深まる頃で雨風が強い状態だとどうにもこうにもですね。
まぁ、午前中くらいは、いつ職場から電話がかかってくるかと
気が落ち着かなかったのもあるかもしれませんがネ(笑
お久しぶりのヒナカマキリとかはかなかか嬉しかったですが、
直翅系は、前からヒットしていないものたちは、やはりなかなか縁が
ないんだなぁというのを再確認した感じですね。
まぁ、特にコオロギ系とかは見つけるのも難儀、見つけても識別するのも
難儀ということで、もう少しばかり修行が必要そうです。
そして、いつの間にやら、そろそろ虫方面もシーズンオフ間近。
最後のあがきで何が見れるのか、ギリギリまで頑張るぞっと(>_<)♪


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