隙間時間にて〜播磨珍品探し〜 14.9/13

この日は、3連休の初日。ということはどこかに遠出したんだろう、
という声も聞こえますが、これが残念なことに
この日は昼から所用があり、中日は終日動けず、最終日も
昼間で動けないという、3連休なのに生殺しという展開に。
それでも隙間時間であれこれ挑戦してみようと
先週のリベンジで草地巡りをすると予想以上の成果が続き、
さらに夕刻にも僅かな時間でもう1挑戦してみると
そこでも嬉しい出逢いが続いて思わずガッツポーズする、
そんな面白い展開の1日となったのでした(^o^)/

<1>播磨地方各所

  
この日も若干のんびりとやってきたのは、先週も訪れたとある湿地。
歩き始めると、大満開のオオイヌタデ(左)やら、帯化現象してるメドハギ(右)をさっそく発見。

  
いい感じに色づいたマユタテアカネ(左)も飛び交っていました。
草地の中には、キキョウ(右)もパラパラ。自生品ですからなかなか貴重ですよね。

  
などと思いつつ歩いていくと、松の木の横で怪しい影が飛ぶのが目に入りました。
まさかこいつは、とドキドキしながら駆け寄ると、少々高い位置でしたが
憧れのチッチゼミじゃないですか〜!初手からこれはかなり感激♪
毎年声はよく聞くものの、姿は数回だけはるか梢にいるのを見つけただけなので
事実上初撮影ですね。初手から幸先いい感じだぞ(>_<)!

  
草地の中にはパラパラとオミナエシ(左)も咲いていました。
ツチイナゴ幼虫(右)もなんかかわいらしかったので思わずパチリ。

  
さて、気合を入れて草地をウロウロすると、意外なくらい何度もマツムシがご登場。
普通種なんですが、よく潜るものでなかなか姿が見れないんですが
♂(左)、♀(右)とも数個体見れました。昼間にこんなに見つけたのは初めてかも。

  
などと思いつつ歩いていくと、ようやく本命ご登場。先週空振りしたウスバカマキリです。
兵庫県産の成虫は8年ぶりくらいの撮影なのでもうかなり大感激♪

  
笑ってしまったのは、撮影していると逃げた挙句に松の葉上に落ちて、
翅を松葉に貫かれて(左)、下翅がむき出しに。なにしてんねん(笑
せっかくなので、特徴のある釜の模様が見えるショット(右)を狙ってみたり。

  
せっかくなのでちょっととりやすい場所に移動してもらってバシバシ撮影。
レアモンという贔屓目もあるんだけど、やっぱり清楚で可愛いカマキリですよね♪

  
さらに周辺を探すと、ショウリョウバッタモドキ(左)はやたらと多数。
ツヅレサセコオロギ(右)なんかも次々姿を見せます。

  
さらにしつこくウロウロしていると、ほとんど離れていない場所で今度は
褐色型を発見。狭いエリアに集中してるってのは本当なのね。

  
こいつもなかなか見る機会がないのでバシバシと撮影。
緑色型よりも清楚な雰囲気に見えるのは贔屓目でしょうかね?

  
せっかくなので両方を捕獲して比較ショット(左)も撮影したのですが、
この直後に緑色型が褐色型を襲ったので大慌て。なんとか逃げてたけど…
あたりにはまだ幼虫のツヅレサセコオロギ(右)もいました。えらく時期が遅い気がするぞ?

  
さらに探すと、お次は幼虫がご登場。これもすぐ近くのエリア。
もしかしてこいつらは集団生活する性質でもあるのだろうか?

  
これまた線が細い感じで可愛いですねぇ。無事に成虫になるんだよぉ、と
声をかけて、とりあえずは満足したので他のエリアを探し回ることに。

  
んで、最初に訪れた松の木のエリアをうろうろしてみると、ほどなく
少し高い枝上にチッチゼミを発見。感激しつつ、ふと足元を見下ろすと、
なんとそこにもチッチゼミが鎮座しているという仰天の展開に。

  
足元にいた個体はしばらくは愛想が良かったので松の枝上に止めて数枚撮影。
今年こそはと決意してはいたのですが、まさかこんなに簡単に撮れちゃうなんて〜♪

  
さらに低い枝先で鳴いている個体(左)も発見。数枚撮ったら飛んだけど
近くの枝に止まったので(右)、ここでも再度バシバシと大量に撮影。

  
その個体はちょこまかと飛んでは近くの枝とかに止まることを繰り返してたので
雰囲気の違うショットもいくらか撮影に成功。まさかの成果に気を良くして
ルンルン気分で所用方面に転戦することとしたのでした。

  
さて、所用終了後に移動してきたのはとあるため池。池縁にはヒガンバナ(左)が
実にいい感じで、周辺にはなぜかウスバキトンボ(右)も休憩中。

  
池縁をウロウロすると、シロバナサクラタデ(左)がいい感じに咲いていて、
アオイトトンボ(右)も多数居るも期待していたアカネ類はどれもこれもご不在で…

  
クヌギの葉上に止まっているジャノメチョウ(左)にびっくりしたりという
一幕もありましたが、あとは悠々とお食事しているヌートリア(右)を見た程度で
それ以上の成果もなくこの場所での挑戦はさくっと終了。

  
悔しかったので、前から狙っていた草地に転戦すると、すぐに狙いの声が。
とりあえずガサゴソとススキを蹴っ飛ばしてみると、なんとすぐにヒメコオロギ(右)が登場!
見れるとは思ってなかったのでかなり感激しました。すぐ逃げたけど。
あたりにはあまり見慣れない感じのコオロギ類幼虫(右)もいましたがこれはなにもんだろう?

  
さらにしつこく探していくと、もう1匹ヒメコオロギがご登場。
こいつは“日本一見つけにくいコオロギ”という人も居るくらいの逸品なのですが、
ここは道路脇のススキにいるから、追い出せれば見れるのか。ラッキ〜♪

  
えらく翅の長いモリオカメコオロギ(左)もご登場。えと、羽化直後とかかな?
あとは、なぜか地面にキボシマルウンカ(右)が居たのを見つけて、〆としたのでした。

というわけで、所用の前後ながらなかなか成果のあった1日でした。
なんといってもリベンジ成功のウスバカマキリは久しぶりの出会いで嬉しかった♪
ピンポイント情報をいただいたNさんありがとうございましたm(_ _)m
おまけのまさかのチッチゼミも狂喜乱舞する出来事でしたし、
締めくくりのヒメコオロギもかな〜り嬉しかった♪
やはり播磨の底力ってなかなかなもんよねぇと再実感した次第。
近場にいるはずなのにまだ逢えない種類もたくさんあるので、
これからも粘り強くトライし続けるしかないですね〜☆
そして、同時に実感したのは、隙間時間でもコツコツ挑戦することの重要さ。
ここのところ、あまり気合が入らずに、あんま時間取れないからイイや、
と済ましてしまうことも多かったんですが、やはり成果は挑戦回数に比例するなァ。
これからも、寸暇を惜しんで、あれこれとトライし続けるぞっと(>_<)!


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