なぜか外来種巡り〜+ハンパなオマケ〜 14.9/6&7

この週末は、なんかえらくハンパな迷走をしてまいりました。
日曜の午後から用事があったのに、なんか思いつきだけで遠出がしたくなり、
天気予報は雨だったので、雨の中でも楽しめるもの、ということで
ウワサの外来種をジックリ探す、なんていうテーマを設定してみたのに
当日は久しぶりの大快晴&超夏日になりやがって(^▽^;
予想外の展開にフラフラになりながら、なんとかギリギリな感じで
成果をGETできてホッとするという意外にハードな展開に。
せっかくなので、前夜のこれまた嬉しい成果のあった挑戦と、
日曜の朝の大空振りな短時間挑戦との3本セットでお届けいたします(笑

<1>9/6 阪神間某所

  
というわけでまずは前哨戦から。
前日の深夜に移動してきたのは阪神間の海岸沿い。トイレにはいると、
あちこちにニホンヤモリ(左)がいて、ホソバネキンウワバ?(右)なんかも見つかります。

  
さて、イソガニ(左)がごそごそとうごめく岩場を歩いていくと、
ごみの間なんかから予想以上にたくさんのウスモンナギサスズ(右)が登場。

  
かなりの個体数が居るようで楽しめましたが、ジックリ探すと、結構黒っぽいの個体(左)
から、えらく白い個体(右)までバリエーションもなかなか豊富。

  
その後も探索範囲を広げて探しますが、見つかるのはやっぱりウスモンナギサスズ(左)ばかり。
少々判断に困るような個体(右)もいましたが、これもやっぱウスモンの範疇みたいだなぁ。

  
そうこうするうちに、ようやく1匹だけ見つかりました。憧れのナギサスズです。
ようやくの出逢いに感激しましたが、結局見つかったのはこの1匹だけ。
ウスモンの方は累計100匹くらい見たように思いますが、この差はなんなんだろう?
おまけに、この数分後、サ〜ッと雨が通り過ぎたんですが、
その後は一気にナギサスズ類は姿を消して全然見つからなくなったんです。なんで?

  
諦めて引き上げようとすると、近くの街路樹にえらく丸っこいゴキブリ(左)を発見。
体型的にクロゴキに見えないんですが、ウルシゴキブリでしょうか?だとしたらレアだなぁ。
などと思いつつ、ふとベンチの下を覗き込むと、怪しい物体(右)を発見。
おっと、これはなんと、これまた憧れのセアカゴケグモじゃないですか!

  
すぐに隠れちゃったのですが、なんとか表に出てきてもらってバシバシと撮影。
関西方面だと毎年あちこちでウワサを聞くのですが、入ってくる情報はすべて“駆除しました”の
過去形なモノで、未だ逢えない憧れのクモだったんです。予想以上にかわいいのね。
といったあたりで気をよくして、そのまま一気に愛知方面に足を伸ばしてみることに。

<2>9/6 愛知県各所

  
んで、行きがけの駄賃にとやってきたのは久しぶりの河川敷。
えらくゴッチャリと茂っているツルマンネングサ(左)に驚きつつ歩くと、
これまた大満開のマメアサガオ(右)なんかも発見。

  
マルバルコウソウ(左)も大群落でしたし、少数ながらシャクチリソバ(右)とか
各種外来種がいい感じに繁茂していて、例の騒ぎの原因の一端が伺えたりとか。

  
川の中にもハゴロモモらしき群落(左)が。なんか面白い場所だなぁ。
などと思いつつウロウロしてましたが、この頃には雨のはずの予報はどこへやら
雲ひとつなく晴れ上がった青空からはジリジリと焼くような強烈な日差しが照射されて
もうヘロヘロ状態。ちょいと神様、話が違うんですが?
悔し紛れにうろうろしてもイチモンジセセリ(右)が隠れていたくらい。

  
歩きまわってて結構びっくりしたのは、あちこちに大株があったヤノネボンテンカ。
これもあまり見ることがない種類ですが、こんなに繁茂してるの初めてみたかも。

  
ヒメマツバボタン(左)もパラパラと咲いていましたし、さらにびっくりしたことに
マツバボタン(右)まで大株が我が物顔に咲いていたり。うん、なんかすごい場所だぞ(笑

  
そんな場所なんですが、水辺には大量のゴキヅルが繁茂してました。
こいつは絶滅危惧種なはずなんですが、あるトコにはやたらとはびこってるんですよね。
う〜ん、結局トータルでこの場所の環境は良いといっていいのか、悪いといっていいのか(笑

  
さて、この場所の狙いは某蝶なのでふらふらになりつつ探し回りますが、
見つかるのはヤマトシジミ(左)と、ウラナミシジミ(右)ばかり。むむぅ。

  
諦めて帰ろうとした時、ちょこちょこっと飛ぶ小さな姿を発見。
要注意外来種、ムシャクロツバメシジミです。
ちょいとばかり暑すぎたからかすぐに潜り込んで撮影チャンスは僅少でしたけど…
この場所はかなりの採集圧で滅んだのではという噂も一時期あったものの
やっぱり僅かながら生き延びているんですね。今後どうなるのやら。

  
さてさて、お次に来訪したのは山あいの公園。
クルマバッタモドキ(左)なんかの跳びまわっている草地を歩くと、松の木の下に
なんか怪しいキノコ(右)を発見。こいつはなにもの?

  
草地を歩くと、シロヒトリ(左)やら、産卵中のクワゴマダラヒトリ(右)やらも
見つかりますが、あまりにいい天気すぎてなかなか厳しい状況。

  
草地の中にはネジバナ(左)も咲いていました。これは一応アキネジバナにあたるのかな?
悔しかったのは、いきなり目の前を横切ったタイワンタケクマバチ。
これも狙いの1つだったものの、見れやしないだろうと諦めていたので大興奮しましたが、
これがえらく縦横無尽に飛び交って、遠目のワンショット(右)が撮れただけ。トホホ…

  
さて、場所を変えて林の中を歩いてみると、えらくキノコ類が大量に生えてるエリアを発見。
全然名前を調べられていないんだけど、なんか食べれそうな雰囲気じゃなぁ。

  
イグチ類もけっこうありました。アシベニイグチ(左)とか、えらく巨大な
アカヤマドリ(右)とか。もって帰って食べようかしばらく悩んじゃいましたけど(笑

  
不思議だったのは、この場所のカナヘビ(左)はなんか木に登ってる個体ばかりで、
全然地面を歩いていないんです。もしかしてキノボリトカゲに進化中なのか?
ヒメアカネ(右)も登場しましたが、熱すぎるようで尾上げ行動中。

  
林園ではようやくカマキリ類が登場。といってもチョウセンカマキリ(左)だったけど。
セスジツユムシ(右)もひっそり隠れていたりしました。

  
湿地には、ミズギボウシ(左)もいい感じに咲いていました。
近くの草地には、お名前はわからないけど、模様の可愛いクモ類(右)も発見。


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