お盆の終わりに〜雨中播磨巡り〜 14.8/17

この日は、お盆の最終日。現実への帰着日ですね。
今回はありがたいことに計9日間の長い休みだったのですが、
前半6日間がドイツ旅、帰ってきてからは弟宅でのんびりが2日間、
んで、この日がとうとう最終日なのに天気はやたらと悪いし、
ということで近場のんびり巡りということにしてみると
予想通りに突然の雨に祟られたりもしたのですが、
案外と天気がもった挙句にいくつかの嬉しい出会いもあり、
なんやかんやとかなり楽しめた、不思議な1日となったのでした。(^_^)

<1>播磨地方各所

  
というわけで、珍しくのんびりと出撃したのは、前回のリベンジということで某海岸。
ノブドウの花に集まるクマバチ(左)なんぞ見てると、いきなり怪しい物体(右)を発見!

  
おおっと!こいつはいきなり目的のキアシハナダカバチじゃないですか!
速効のリベンジ成功に興奮しながらバシバシと撮影。すぐ逃げたんだけどね。

  
まわりをみると、ものの見事に隠れているハラビロカマキリ幼虫(左)を発見。
セグロアシナガバチ(右)なんかも何匹か花に集まっています。

  
ヤマトシジミ(左)もいたのでパチリと撮影。ドイツ帰りで蝶に飢えてる状態だったし(笑
壮絶な音とともにクマゼミ(右)が近くに飛んできたりもしました。
この場所はやたら数が多いので、撮影中に激突されたことも数回ばかり(^^;

  
オオモンツチバチ(左)やら、フタモンアシナガバチ(右)なんかも登場。
そのほかにも小さな蜂が次々来るんだけど、素早すぎて私のデジカメじゃなかなか撮れない(^^;

  
チャバネセセリ(左)ものんびりと登場されました。
さて、肝心のキアシハナダカバチは、一度だけ葉上でじっとしてくれて、
ドアップ(右)でも撮れましたが、それ以外はせわしなく飛びまくるばかり。
花に来るというか、花の周りをブンブン高速で横切る、って感じでどうにもこうにも…

  
あとはルリシジミ(左)やら、アオスジアゲハ(右)も登場されましたが、
キアシハナダカバチはその後もブンッと横切っていくばかりで、それでも粘ってると、
突然パタッと姿を消したんです。なんじゃそのイヤらしい登場の仕方は(笑
悔しいので営巣場所を探してみるも見つからず、諦めて移動することに…

  
移動している途中で、電線の上にハッカチョウの群れを発見。
うまく撮れなかったけど7羽の群れでした。やっぱり増えてるんですね〜。

  
さて、移動ついでに立ち寄ったのは久しぶりの海岸。するとハマサジ(左)なんかは
いい感じに咲いていたけど、シバナ(右)はやっぱり今年も花なし。

  
なんか面白い感じのカニ類(左)も発見。カクベンケイガニっぽいけど、こんな色はじめてみたなぁ。
あとはケフサイソガニ(右)がたくさんいた程度で成果なし。

  
お次の場所へ移動すると、道端の葉上にはモンキアゲハ(左)がご休憩中。
ミルンヤンマ(右)ものんびりぶら下がっていたりします。

  
山道をのぼっていくと、ふわりとオジロサナエ(左)もご登場。遠かったけど。
さて、しばらくウロウロすると、すごくお久しぶりのカミガモソウ(右)も発見。

  
探すと結構アチコチに小群落(左)がありましたが、時期の問題なのか
花はちいさな閉鎖花(右)が1つだけ。衰退してるわけじゃないんだと思いますけどねぇ。

  
さらに場所を変えると、産卵中のナミヒカゲ(左)を発見。
近くにはオナガササキリ(右)もこっそり隠れていたりします。

  
木の上にはシロシタバ(左)がこちらもなかなか見事に隠れていたりもしました。
あたりにはヒガシキリギリス(右)もなんかポーズつけていたりします。

  
山の方を歩くと、クサアジサイ(左)もいい感じに咲いていました。
その後、樹のうろを順番に見ていきますが、なんか羽アリの群れ(右)がいた程度。

  
なんともド派手なスギドクガの幼虫(左)なんかにも遭遇。いい色合いだなぁ。
あとは岩沿いにイワタバコ(右)もいい感じに咲いていたりしましたが、
それくらいでまったく成果がないので、ついでに昆虫館に足を伸ばすことに。
ご家族連れで満員御礼の館内で、てんてこ舞いのスタッフにご挨拶して
「いやぁ今日も空振りましたよ」などと話していると、「あ、ちょっと前に捕まえたのいますよ」

  
「まじっすか〜!」と叫びながら撮影させてもらったのがこちら。
そう、憧れのオオチャイロハナムグリなんです。いやぁマジ感激♪

  
「他にもイイのいますよ」と出てきたのは、なんとハチジョウノコギリクワガタ(左)。すげぇ。
さらに、孵化直後というヤマガカシ(右)も見せていただいてビックリしたり。

  
今年も大量のスズムシ(左)が実にいい感じで育っていました。
あとは、いい感じに色づいたエダナナフシ(右)なんかを見てこの日はタイムアップ。
ちょいと調子が狂ってたのものあって珍しくく殊勝にも早めに帰宅したのでした(笑

というわけで、近場のんびりでしたが、なかなか成果のあった1日でした。
初手のキアシハナダカバチもなかなか嬉しかったですし、
シバナ、カミガモソウと中途半端な展開でしたが、
綺麗に空振りしたあとの、昆虫館でのまさかのオオチャイロハナムグリは
できすぎな感じの展開でホンキで嬉しい限り。
Oさん、ええモン見せていただいて、本当にありがとうございましたm(_ _)m
なお、前回も書きましたが、佐用町昆虫館は今年も館内の展示も周辺の自然も
実にいい感じなので、ぜひぜひ遊びにいってくださいネ♪
(詳しくは公式サイトの方をチェックしてくださいませ!)
ちなみに、今回は最初に書いたように、怒涛のドイツ旅のあとに2日の休憩が入り、
最終日も近場の比較的のんびりとコンパクトに終わってしまったもので
例年以上に妙にリズムが狂った感覚があり、現実に戻るのに少々苦労したのでした。
考えてみればいつもだと、この手の連休の場合、最終日の夜は高速道路で家路を急いでいるか、
飛行機に乗っているかだったわけで、そうなると非日常と日常の間の移行帯がナイので、
逆に切り替えやすかったということなんだろうか、と分析中(笑。
我ながら浮世と乖離した感覚ですが、こちらが性に合っているのだからしょうがないですよね〜(笑


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