ノーヒットデイ〜兵庫を流離う〜 14.7/5

この日は、わけのわからん移動をしてきました。
兵庫県を北から南に、西から東に。
縦横無尽というのがまさに正しい移動っぷりでして…
簡単に言うと、天気予報を信じて但馬にゼフ狙いに行くもまさかの豪雨。
しょうがないので播磨まで南下して、ちょと謎な場所に行ってから
思いつきでぐんと東端まで特攻する、という展開。
んで、ここをよくごらんの方は既に感づかれてると思いますが、
こういう展開になる時は何一つあたらないのがお約束でして(笑
というわけで、走行時間だけ無駄に長い、そんな1日でした(^^;

<1>兵庫県各所

  
まずは前夜祭から。この日はそこそこ気合を入れての外灯巡り。
というのも、同僚のお子様から「虫ハカセさん、カブトとクワガタをとってきてください」
という、めっちゃくちゃキュ〜トなお手紙をいただいてしまったんですよ♪
というわけで、めぼしい場所をうろしますが、オオミズアオ(左)や
モモスズメ(右)なんかが出る程度。これじゃ喜んでもらえないわなぁ。

  
さらに場所を変えると、ヒメツバメアオシャク(左)に続いて
よく考えるとけっこう久しぶりのモンシロドクガ(右)もご登場。

  
キンウワバ系かな?よくわからない蛾(左)がみつかったあとで、
ミヤマクワガタの♀ (右)も登場しましたが、脚が足りないのでリリース…

  
さらに場所を変えてみましたが、ここでもクワガタ系は翅やアタマが落ちてるだけ…
白黒模様のステキなノンネマイマイ(左)に続いて、カトカラ類(右)も
いましたが、これはコガタキシタバかな?カトカラは相変わらず難しい…

  
 地味派手な模様のムラサキツマキリヨトウ(左)もいましたし、緑色が妙に
色っぽいキクビヒメヨトウ(右)もご登場。

  
この時期はよく見かけるシロスジキノコヨトウ(左)も姿をあらわしました。
毎度見事な折れ枝モドキ、ツマキシャチホコ(右)もご登場。

  
なぜか瀕死のオナガサナエ(左)が落ちてたりもしました。なんで?
サザナミスズメ(右)もいましたが、こいつもまたけっこうボロだなぁ…

  
こちらも見事な葉っぱモドキ、オオエグリバ(左)を見つけて喜んでいると、
すぐ近くに今度は大物、アケビコノハ(右)もご登場。

  
けっこう雨が強まってきている中、散々追っかけまわして、なんとか
色鮮やかな下翅も撮らせてもらったあたりで前夜編はフィニッシュ。
翌朝は薄暗いうちから山を登ってみましたが、これが
登るほどに雨脚が強まって山頂ではかなりお見事な豪雨に…
長竿振り回してみるもどうにもならず、諦めて撤収することに(ToT)

 
んで、ひょんなことから播磨の方まで戻ってうろうろすると、
道端になんかおもしろげな甲虫(左)発見。これってキノコムシ系?
あたりにはネズミモチの白い花(右)がなかなかいい雰囲気でした。

  
んで、ここではスンバらしい出逢いがあったのですが、そこは置いといて(謎)、
さらにうろうろすると、ジャノメチョウがご登場。こん時だけ晴れたんだよなぁ〜
#ちなみに今回は裏ページにも何も載せてないので見ても無駄ですよぉ(^o^)

  
驚いたのは、さすがにおんぼろでしたが、ウラナミアカシジミ(左)やら、
アカシジミ(右)が登場したこと。後者はタカラダニ背負ってますね。
というあたりでこの場所の探索は終了し、どうするかしばらく悩んだ挙句、まだ
時間的には大丈夫かな、ということでさらにグンと移動してみることに。


やってきたのはとある山麓。久しぶりに鳥狙いで、ということでデジスコ抱えて
歩き出したんですが、しばらく歩くと、ふと目の前に怪しい影。
ん?なんじゃこいつは!?なんかの巣立ち間もない幼鳥ジャン!

  
これが近場をうろちょろと飛び回るもので、デジスコではかなり四苦八苦しながら
追い掛け回すことに。ゴマシオ頭に長めの尻尾が面白いねぇ☆

  
後姿も2枚ほどご掲載。現地でお会いした鳥屋さんにはキビタキの幼鳥
じゃないかというご意見を頂戴しましたが、親鳥とはえらく印象が違うんですねぇ。

  
さらにうろうろすると、期待していたツチアケビにも何とか逢えましたが、
これがかなり時期を過ぎてボロボロでして…久しぶりに会えたってのに残念!
おまけに期待していた鳥の方も少し前に巣が落ちちゃったんだそうで(ToT)

  
悔し紛れにさらに移動してきた場所では、これまた久しぶりのアメリカオニアザミ(左)が
あったり、かなり薄暗い場所でしたが、クチベニマイマイ(右)がいたりします。

  
薄暗くなり始めた中、樹液を見て回りますが、ノコメセダカヨトウ(左)やら
ニレキリガ(右)やらがいたくらいで、ここ5年くらい連続で空降っている例の蝶は
この日もご不在。なんていうか私的にはネッシーと同じレベルの幻度なんですが(笑

  
んで、しょうがないので少し仮眠をとってから再度外灯巡りを。
すると、マイマイガ(左)やら、キシタバ(右)やらがご登場されます。

  
面白かったのは、ビニールテープにとまっていたオオツノトンボ(左)。
下におろしたら中途半端に翅を広げたポーズ(右)も見せてくれました。

  
同じ場所にはコウスチャヤガ?(左)も発見。オニベニシタバも
いたのですがすごい勢いで逃げられたので、探していると卵持ちのヤモリ(右)を発見。

  
その後もさらに粘ると、キシタバ?(左)が再登場。
オニベニシタバ(右)も登場しましたが、撮らせてくれたのは天井での
ちら見せだけ、という昨年と同じオチなのでした(^▽^;

というわけで、なんとも空振りな1日でした。
これだけ走り回ったあげくにノーヒットってのは…全面的に天気が悪かった
ですから、しょうがないということにしておくしかありませんね(笑
二兎追えばといいますが、そのさらにムチャクチャ版なのかもしれないなぁ…
まぁ、それでもここに載せられない案件を含め(謎)、
かわいらしいキビタキ?の幼鳥やら、あれこれ面白い蛾やら
そこそこの成果があったのでまず良しとしときますか。
しかし、 本来は久しぶりの但馬のゼフでウハウハな予定だったんですが、
なんというか今年は但馬入り2回にして1匹のゼフも見てませんから
この縁のなさったらなんちゅうか記録的ですよね。
まぁ、ひそかな私の人生哲学として『運勢には寒肥が効く』というのが
ありまして、一見無駄に見えても挑戦を重ねておくことで
蓄積された何かがやがて成果として帰ってくる、と信じてますので(笑
神様、今回のマイナス分、なんかいい感じに補填してくださいよ(>_<)!


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