道北35HトライアルA〜怒涛の3段オチ〜 14.6/29
  
<3>道北地方各所 つづき

  
さて、少し薄暗い林道を歩いていくと、ゴゼンタチバナ(左)を発見。
道端にはエンレイソウ類(右)が咲いていましたが……ん?こりゃなんだ?

  
花の幅が明らかに細い株(左)と、太い株(右)があるんです。
特徴的にはどちらもオオバナノエンレイソウっぽいですが、なにが違うの?

  
あたりにはツボスミレ(左)や、ツマトリソウ(右)も発見。
面白そうな場所なんですけど、目的地まで笹原の道が延々続きそうなので断念。

  
道端にかなりの数のマイヅルソウが群生していたりもしました。本州だと
高い山で見るイメージですけど、ここらだと普通の林道にあるんですねぇ。

  
ふと足元を見ると、ヒラタシデムシ(左)がポーズとってました。
なんかおもしろげなオサムシ類?(右)もいましたが、どのグループかすら不明
#右はミヤマカミキリモドキだそうです。一寸野虫さんありがとうございます!

  
さらに場所を変えると、なんかひょろんとひねまがったおもしろげなアザミ類(左)を発見。
地面では、うろちょろとミスジチョウ(右)が飛び回っていたりします。

  
林道を歩いていくと、ヒメキシタヒトリ(左)が何度もご登場。
ちょいとボロボロでしたが、イカス模様のモンキシロシャチホコ(右)もいました。

  
そこでAshさんがみつけてくれたのはこちら、金色に光る蝶の蛹です。
タテハ系なんだろうけど、この時期こんなのってなにものかはさっぱりご不明。
しかし、なんだってこんな金メッキ色で、しかも葉表なんだ?
#持ち帰って調べたら、コヒオドシが羽化しました。結構意外な正体ですね。

  
あたりでは、のんびりとイタドリハムシ(左)が闊歩していました。
ヒメキシタヒトリ(右)は数が多いようであちこちで見れて嬉しくなります。

  
ふいにボロボロの蝶(左)が姿をあらわした、と思ったら、そいつは
生き残りのクジャクチョウ(右)だったのでした。すごいなぁ、頑張ってるなぁ。

  
さらにうろうろすると、斜面にイワアカバナ?(左)も発見。
エゾタツナミソウ(右)もありましたが、木漏れ日がじゃまでなかなかうまく撮れず。

  
エゾノクサイチゴ(左)は、あちこちににぎやかに群生していました。
葉上では蛍光緑色のハバチ類(右)が愛を語らっててて面白い風情。

  
ふわりふわりとヒメウスバシロチョウ(左)もご登場。
あとはホソバヒョウモン(右)なんかも見れましたが、それ以上はビックリな
成果はないままにタイムアップ。翌日からも粘られる皆さんと別れて
一人早々に帰路の旅路に着くことになったのでした。

  
んで、思ったよりも少し早く空港方面に戻って来れたのであたりの畑地を
うろうろすると、タチオランダゲンゲ(左)を発見。
あたりでは、セイヨウオオマルハナバチ(右)が何匹も登場されました。

  
草地を歩いていくと、意外にもキタイトトンボがふわりとご登場。池なんてないけどなぁ。
期待していたオオモンシロチョウは、それっぽい個体もいたんだけど
どいつもこいつも全く静止せずにふわふわ飛びまくるだけで撮影チャンス皆無。

  
そろそろ時間的にもアウトかな、と思っていたらふわりと登場したのは
新鮮なカバイロシジミでビックリ。ちょうどTODさん&Ashさんが未見だという話だったので
「いましたよ」とメールを打ち、今回はステキなオチだなと満足して空港に向かったのですが…

  
しかし、ここからが本当に怒涛のオチでした。荷物をまとめようとしてふとお腹に
違和感を感じたら、なんとそこにはマダニ(左)ががっぷり!
ひっぱっても外れず、しょうがないのでバンドエイドで密封して翌日に地元で
病院に飛び込みんではずしてもらったのがコチラ(右)。いやぁ心地悪かった(^^;
んで、さらにここから怒涛のオチが続いたのですが、それは〆の文章で…

というわけで、素晴らしく楽しめた1日でした。
ご一緒いただいたTODさん&Ashさん、一寸野虫さん、ありがとうございました!
一人でぽんと遊びに来てたら、リンゴシジミもカラフトセセリも
見れる場所を調べきれずに泣きながらの帰着になったこと必須ですから
今回の成果はすべて事前に道入してリサーチいただいていた
皆様のおかげです。いやはや、もうひたすら感謝です。
また、あれこれと怪しい計画を走らせましょうね♪
さて、ここからが今回の最後の怒涛のオチ第2弾をご報告。
空港に少し早めについて、さて一息、と思ったら電光掲示板に『遅延』の文字が!
今回は実は羽田経由だったのですが、乗り継ぎ便までの時間が全くない計算になるため
あわてて窓口で聞くと「その便は乗り継ぎ推奨になってないので待ちません」(@_@)
(なんでも羽田は間25分ないと乗り継ぎ便として認めてくれないそうで)
あわててアレコレ探すと川崎からの夜行バスにぎりぎり間に合う&空席があることが
わかりましたが、これまた空港から駅まで、駅からバス停まで猛ダッシュしてギリギリという…
んで、死ぬ気で走ってギリギリ間に合い、なんとか無事に翌日出勤できたのでした。
そしてこの状態でお腹にはダニのおまけつき。シュールすぎる話ですよねぇ。
んで、今回はこの2段オチだけですごいなぁと思ったんですが、帰宅後に
第3弾としてカラフトヒョウモン誤認事件が発覚したときにはアタマが真っ白に(^^;
だって、実は『これで日本産はカラフトルリシジミ意外全種制覇です!』と
かなり鼻息荒く宣言しちまってたから恥ずかしいことこの上なくて…
カラフトルリとは時期がズレるし、こりゃ今後も何度か北海道に通い続けろという
神のご掲示ですな。しょうがない、来年も2度くらいのんびりと遊びに来るとしますか(笑


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