曇天に泣く〜不思議な成果〜 14.4/12
  
<2>広島県各地 つづき

  
さて、2匹目のドジョウを探してウロウロすると、ヒメスミレ(左)やら、
えらく色合いの薄いタチツボスミレ(右)やらを発見。

  
シハイスミレ(左)もあちこちにありましたが、中にはなんとも素敵な感じで
葉に斑の入った株(右)もありました。花がしおれかけなのが残念。


  
その後も粘りますが、なんかかわいらしいガガンボ(左)やら、再びヤママユの幼虫(右)
やらが見つかった程度で、ギフチョウどころか蝶影そのものがまったく見つからず。
まぁ、さらに雲は厚くなり、もう少ししたら降るかな、って雰囲気でしたし…

  
ハイイヌガヤの面白い花(左)やら、白花のスミレ(右)やらは見れましたが、
粘れどもどうにもなりそうにないので、昼飯食って引き上げる方向に方針転換(^^;

  
車の近くまで戻ってくると、ふわりとベニシジミが登場。
ようやく蝶が舞うシーンを見れて嬉しくなりましたが、それ以上の成果もないよう
なのでこの場の挑戦は終了とし、ドカンと移動しての転戦とすることにしたのでした。

  
移動してきた場所では、初手から大満開のケスハマソウにビックリ仰天。
毎年訪ねる場所なんですが、ことしはさらに規模が大きくなっている気もします。

  
イブキスミレも今を盛りと咲き誇っていました。ここでビックリしたのは、
「もしかしてがさがさ団の人いますか?」と声を掛けられたこと。挨拶すると、
以前何度かメールをやり取りさせていただいた方で二度ビックリ(笑
時々脱輪シーンとか載せるからか、「赤い車に乗ってるヤカラ」と憶えていただいている
方も結構いるようでして…どこで誰に会うかわからんから悪いことできんナァ(笑

  
カタクリ(左)もパラパラと咲いていました。岩場をのぞくと、チョウジガマズミの
真っ赤なつぼみ(右)が相変わらず可愛らしい感じ☆

  
メギの花芽(左)もありました。毎年どこかで花芽に逢うのに花を見たことないんですよねぇ。
タイシャククロウメモドキ(右)も花芽をつけ始めていたりします。

  
大満開に花をつけているチョウセンヒメツゲ(左)にも遭遇。
ぱっかんと開いた実(右)も見れましたが、某カメムシは見つからず。

  
「ここらで見たことがあるんですけどね」、と言いながら、道端の
クロウメモドキを見ていると、そこに本当にベニモンカラスシジミの幼虫がいたので吃驚!
今まで3回逢っていますが、3回ともこの樹なんです。面白いナァ。

  
薄暗い中で数ミリの幼虫のアップを撮るのは難儀しましたが、なんとか数枚確保。
余談ながら、Powershotに戻してからピン薄で難儀する度が高まってる気がします。
そういういみだとLUMIXの方が性能は良かったのかナァ、とないものねだり(笑

  
あたりではチョウジザクラ(左)もまだ咲き残っていましたし、
咲き始めのジュウニヒトエ(右)なんかも発見。相変わらず面白い場所やね。

  
こちらも珍品のタカハシテンナンショウは、緑花(左)、紫花(右)とも
パラパラと見ることができました。ちょうど開きたて、って頃合ですね。

  
さらに少し場所を変えると、ここではあちこちでまだ満開状態のチョウジザクラが
見れたもので、嬉しくなってバシバシと大量に撮ったり。やっぱり可愛いですよね。

  
ここで笑ってしまったのは、Mさんと話をしていて、ミスジチョウの幼虫の見つけ方の
話題になり、「たとえばこんな感じで残ってる葉ですかね」と尋ねたら
そこに本当にミスジチョウの幼虫が鎮座していたこと。
ちょっとあまりにもできすぎな展開で、大笑いしちゃいました(^o^)

  
近くにも、これまた大満開なケスハマソウ(左)があったり、
バイカイカリソウ(右)がパラパラと咲いていたりします。

  
ヒトリシズカ(左)もかなりいい感じに群生していたりしました。
カタクリ(右)もパラパラとさいていて、なかなか面白い感じ。

  
少しだけでしたが、イチリンソウ(左)も咲いていました。ビックリしたのは、少し高い
場所でしたが、まだかなり咲き残っていたヤマトレンギョウ(右)。
今年は全体的に季節の推移が早いんだか遅いんだか良くわからんなぁ(^^;

  
そこでMさんたちと別れての帰路で、ふと思いついて日没直前に寄り道
してみると、さきかけのゲンジスミレに遭遇。おお、まだ健在でいてくれたのか♪

  
などと思っていると、近くには大満開の株があってもう小躍り。
かなり薄暗くなった中、四苦八苦しながら撮影して、感動のフィナーレとしたのでした☆

  
その後、仮眠を撮っての帰路ではSA巡りをしましたが、まず登場したのは
大きなツチハンミョウ類。ヒメツチではないけど、オオツチハンミョウでいいのかな?

  
ちょいとスレたキリガ類(左)も発見。ホソバキリガとかかな?
アカエグリバ(右)もこっそり天井に隠れていたりしましたが、
期待していた早春の三大蛾はどれも見つからずというオチでした。

というわけで、不思議な楽しめ方をした1日でした。
本筋から言えば、ギフチョウ舞い飛ぶ1日を期待していたわけなので
そういう意味ではまったくアウトだったわけですが、
ヒョンなコトで1個体とはいえ、立派な瀬戸内カットにも逢えましたし、
転戦先ではこの時期のお約束の花達に加えて、
冗談から出たマコト風のベニモンカラスシジミが面白い限り。
本文中でも書きましたが、過去3回とも同じ場所なのは、ちょうど
見つけやすい場所なのか、それとも他の理由があるんだろうか(^^;
花方面もいくつも面白い成果があったし、このエリアにもやっぱ何度も通わなきゃ
いけない場所がたくさんありますよね〜。
次回は、うららかな春の陽気の中、再訪したいものですなぁ(^-^)


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