ダブル昆虫館〜花冷えに〜 14.4/5&6

この週末は、全く予期せぬ不思議な動き方をしてまいりました。
あとでまとめようとして気付いた、『ダブル昆虫館』という不思議な連チャン。
姪っ子孝行の関係で、お久しぶりの伊丹昆虫館に足を伸ばし、
翌日は佐用町昆虫館のオープニングセレモニーという次第。
強烈な花冷え+雨ということもあり、おまけに初日はプチご案内だったので
あまり写真もホンキでは撮らなかったので2編合わせてのセット紹介
となりますが、それぞれ意外な発見もあって、
なかなか楽しめた、不思議なダブル挑戦となったのでした(^-^)

<1>4/5 伊丹市昆虫館

  
というわけで、弟家族とやってきたのはお久しぶりの伊丹昆虫館。
なんやかんやで閉館間際になりましたが、初手からヤエヤマツダナナフシ(左)や
コブナナフシ(右)なんか見て、一人楽しんでみたり。野外で見つけたいねぇ。

  
ワラワラと大量のクロカタゾウムシ(左)なんぞみたあとで、いざ蝶館に入ると
いきなり産卵中のオオゴマダラ(右)に遭遇。卵ベタベタやねぇ。

  
せっせと求愛飛翔しているリュウキュウアサギマダラ(左)なんぞみていると、
近くにイリオモテラン(右)が咲いていてビックリ。こんなのも展示してるんだね。

  
うろうろするとスジグロカバマダラ(左)やら、ツマムラサキマダラ(右)やら
愛を語らっている蝶が結構いましたが、今回もコノハチョウはいい場所では撮らせてくれず。
ってか、有暮れ時なのもあって、活性低かったようで蝶影薄めでしたが、
姪っ子と義妹は大変に喜んでいたようで、来た甲斐があったなぁ、って感じ♪

  
ついでなので、会期延長しているカメムシ展(左)ものぞいてみると、
あこがれのタイワンタガメ(右)が食用カメムシの例として展示されていたりとか。
カメムシ方面も逢い損ねている種類多いんだよなぁ。またいろいろ挑戦しなきゃ☆

<2>4/6 佐用町昆虫館

  
さて、日曜は大雨の中、昆虫館に向かうと、いきなりかわいらしい
ミスジチョウ幼虫に逢えて大興奮。雨で濡れネズミ状態になってたけど。

  
ビオトープの中には、ヤマアカガエルのオタマジャクシ(左)が鎮座していました。
キジョランの葉裏には、小さなアサギマダラ幼虫(右)もご健在。

  
よくよく見ると、カタクリ(左)も咲いていましたが、雨の中すぼんだまんま。
ミノコバイモ(右)も、もう時期が遅いのか、ホソバナかと思うくらいにすぼみきってました。

  
そうこうするうちに、今年も賑やかに虫開きのセレモニー(左)開始。
すげぇ勘当したのは、小学生画伯によるすんばらしい絵画(右)。これはホンキで
一見の価値ありだと思うので、ゼヒゼヒ来館時にはじっくり見に頂きたいトコロ。

  
子供たちが大騒ぎしながら小さなガロアムシ(左)を採ってきたので、
ケースの中で無理やり撮影。ちょっと乱反射してゆがんだけど。
水槽の中には大きく育ったクロスジギンヤンマのヤゴ(右)も多数。

  
あたりウロウロすると、いい感じに咲き始めているヤマザクラ(左)やら、
雨で全然開かないけどかわいらしいミヤマカタバミ(右)やらが見つかります。

  
探索範囲を広げると、キンシベボタンネコノメ(左)は今年もご健在。
ヤマルリソウ(右)もありましたが、これはまだ咲き始めな感じかな?

  
展開の珍品、ハリママムシグサもけっこうあちこちで咲いていました。
これを見る感じでは、今年もそんな季節は遅くない感じなのかな?

  
花が青くて悩んでしまうようなマムシグサ類(左)もありました。これもハリママムシ?
あたりには、名前は分かりませんが、面白い雰囲気のコケ(右)が林立しています。

  
ケクロモジ(左)もなかなかいい感じに咲き誇っていました。
昆虫館近くに戻ってくると、ちょうど咲き始めという感じの可愛らしく中途半端な
ハリママムシグサ(右)も発見。なんか先走った感じで面白いね。

  
館に戻ると、Oさんが別の場所で捕ってきたというスギカミキリのペアが
ケースの中でひたすら♀を♂がおいかけていて可愛かったので、
外に出して木材の上において撮影しようとすると、♀が驚いた隙に♂が思いを遂げて
いたので、大笑いしたり。ちょいとキューピッド役しましたかね?

  
その後、賑やかな子ども達に混じってしばらく斜面でガロアムシ探し。
首尾よく少し大きめのガロアムシ幼虫が見つかったので、ついでに捕まえた
ヤスデと一緒に館まで持ち帰ると、なんと、ガジガジと齧り始めたじゃないですか!
当然ながら捕食シーンなんて初めて見るので、ちょいビックリ。

  
あまりにヤスデに執着しているので、そのままケースから出してみると、
いい感じでドアップ撮影にも成功。全然逃げずに齧りまくってるし。

  
せっかくなのでもう2枚ほど。よく見ると、齧ろうとしてはいるんですけど、
うまく齧れてはないのかな?どちらかというと体液を吸う系だったと思うので、
これでいいのかもしれないけど、なんか中途ハンパだナァ。

  
館内では、えらくご立派なサイズのヒラタクワガタ(左)やら、
こんな時期からと驚いたヒメオオクワガタ(右)なんかも展示されていました。
他にも外国産クワガタ類も多数展示されていてなかなか見ごたえありまっせ♪

  
そろそろ引き上げようとしたら、寄生蜂にやられたらしきアゲハ類の蛹(左)を発見。
種類は……え〜と、ミヤマカラスアゲハとかかな?
帰り道では、イキナリ目の前にご立派な虹(右)が浮かんで感嘆しての〆でした♪

というわけで、なんとも不思議な楽しめ方をした週末でした。
ダブル昆虫館、というのは帰ってから気付いたのが本当に面白い限り。
良く良く考えたら、同じように昆虫をテーマにしていながら、
その展示方法って大きく違うんですよね。
熱帯の虫を中心にいつでも逢えるもの達を大きな見所にしてる場所と、
季節ごとに現れる身近なものをテーマにしているところと
切り口が違うと、受ける印象も大きく違うというのが本当に面白いですね。

最後にいつもどおり宣伝を。
佐用町昆虫館は4月〜10月の土・日・祝日にオープンしています。

館の中の展示は今年もまたバージョンアップしてますし、館の周辺をうろうろすれば
いろんな出逢いが、それも濃密にあることは、今までの経験で折り紙付き。
今年はもっとマジメにお手伝いしなきゃと思っているので、時々顔出すつもりですし、
来訪時に私がいれば、マル秘ポイントもこっそりご案内しますよン☆
てなわけで、ぜひぜひ皆様、遊びに来てくださいませね(^-^)♪


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