空っぽの与那国A〜晴れたけど〜 14.3/22
  
<3>与那国島各所 つづき

  
さらに場所を変えようとすると、車の側を大きなハヤブサがビュンと横切ってビックリ。
しきりに水田の方を気にしているようなのでよくよくみると、水田の中央に
夏羽も鮮やかなシマアジ(左)がいるじゃないですか!
慌ててデジスコを組み立てて狙って(右)みると、グングン奥に逃げちゃいましたが。

  
シマアジ君はそのまま離れた場所に泳いで行って(左)、藪の中に潜り込んだの
ですが、見ていると妙にたどたどしい足取りで転がり出てきたり。
なんだろう?ということで反対側からのぞいてみると、えらいド至近距離で
隠れているシマアジ(右)と目があってビックリ。これ、Powershotですからそんな距離。
たぶん、さっきのハヤブサに一撃食らったんでしょうね。回復してくれてたらイイんだけど。

  
さて、周辺をさらにうろつくと、こちらも笑っちゃう至近距離にタカブシギ(左)登場。
ちょっと離れてましたが、アカアシシギ(右)は変わらずのんびりしています。

  
うろうろすると、車窓のすぐ側にいたタカブシギに睨まれる(左)一幕も。
これもPowerShot+テレコンですから至近距離ですが、いいのかその態度(笑
あとは、ミミモチシダ(右)茂る湿地帯をのぞいてみるけどあまり成果ナシ。

  
ちょっとだけ網を出してみると、いきなりコシジンテナガエビ(左)がご登場。
平べったくてヘロヘロの変なカニ(右)も取れましたが、これはなにもの?

  
しばらく粘ると、タイワンウチワヤンマの弱齢(左)がご登場。あとは、
極小サイズのイトトンボ類(右)が採れましたが…アカナガイトトンボかな?
てな感じで妙に成果薄だったので、諦めることに(笑

  
さらに移動していくと、電線にギンムクドリの群れを発見。せっかくなので
珍品が混じっていないか見ようとしますが、曇天空抜けて超シルエットでよくわからず(^^;

  
そのまま、前日とは別の浜辺を歩いてみることにすると、
なんか面白げな白いマメ系植物に遭遇。調べるとシロバナミヤコグサっていうのね。

  
この場所は、イソマツの枯れ穂(左)がなかなか勇壮な感じでした。
思いついて、クローズアップレンズ2枚重ねでケシウミアメンボ(右)の超ドアップを
狙ってみましたが、何が悪かったのかえらく白っぽくなってしまったので断念。相性悪い?

  
なんか華奢ながら和風美のあるカニもご登場。出汁とったら美味そうなサイズでした。
図鑑を見るとサメハダヒメガザミ ってのが似てますが、この手はよう分からん。

  
ミナミイワガニもご登場。相変わらず隙があればどこかに潜り込もうと
するのですが、しつこくつついてなんとか全身撮影にも成功。
しかし、初めて気付いたんですが、蛍光パープルの鮮やかな手をしてるんですね。

  
巨大なイソギンチャク類(左)にビックリという一幕も。クマノミのいそうなヤツやね。
クネクネとひねまがった面白い雰囲気のヒトデ類(右)も見つかりました。

  
O氏がみつけてくれたのは岩の上のイソアワモチ(左)。
ひっくり返す(右)と、貝の仲間ってのがよくわかりますよね。ゆでたら美味そうな。

  
浅瀬に生えている謎の物体(左)も発見。海藻ではなそうの雰囲気ですが、
O氏のお見立てだと動物方面じゃないかとのこと。さてはて正体は?
あとは、ひょろながくて面白いヒトデ類(右)がみつかったりとか。

  
ソフトコーラル類なんでしょうが、岩場を覆う怪しい物体も発見。
こういっちゃぁなんですが、あまり気色のよい物体じゃぁござんせんナァ(^^;

  
ルリガイをしょってるヤドカリ(左)も発見。こいつは贅沢な物件にお住まいで。
クモヒトデ類(右)も多数いましたが、こいつら予想外にもあちこちにうまいこと
潜り込んで引っ張り出せないんですよね。ダテに脚が長くないわけだ。

  
これまた謎の奇天烈物件(左)も発見。ソフトコーラル系?ちょいキショイ系ですが。
おもしろげなウニの仲間(右)もいましたが、O氏に教わったのにすっかり名前失念。
#右はホンナガウニだそうです。ウニもいろいろいるんですねぇ。

  
倒木をひっくり返してみると、極小サイズのハエトリグモ類(左)もいました。
あとは南国のお約束、グンバイヒルガオ(右)もご登場。

  
シロバナミヤコグサ(左)は、あちこちで本当に見事な咲きっぷりでした。
イリオモテアザミ(右)もどこにいっても大満開。柄が大きくて目立つし。

  
ここでもテッポウユリ(左)があちこちで咲き誇っていました。
この場所のノアサガオ(右)は全部ピンクっぽかったけど別種なのか?

  
その後は成果なく、早めに宿に戻ると、近くに面白げな実(左)を発見。これなんだっけ?
あとはシママンネングサ(右)が大満開に咲いているのを見つけたりとか。
#左はヤエヤマアオキ、通称ノニとのことでした。

  
ついでに海岸を歩くと、なんか面白げなカキの仲間(左)を発見。
でっかいオオベッコウガサガイ(右)なんかも見つかりました。

  
既に薄暗い中でしたが、ハマニガナ(左)が咲いていたので記念撮影。
倒木の下からは小さなサシガメ類(右)が出てきたくらいで、狙いの虫はやっぱり空振り。
その後、この日は宿が夕食ナシだったので、近くの某店まで食べに出ましたが
これがやたらと待たされたもので、ヘロヘロ度が倍増したりとか(^^;

  
悔しいので、この日も外灯巡りをしてみると、灯りとは全く関係ない道路の上に
シタベニスズメを発見。こいつはお初なのでかなり嬉しかったですが、
それ以外は全く何一つ成果なく、この日もヘロヘロの幕引きとなったのでした。

というわけで、天気はよくなったのですが、あとは
なんというか「以下略」な感じの展開の1日でした。
いや、昨日と違って与那国ならではの展開もありはしたんですが、
クロウタドリはピンボケだけしか撮れず、
アオナガイトトンボはほんの一瞬の登場で私は撮りすらできず、
というような展開で、全体になんだかナァ感が強い感じ。
ヨナグニサンも三敗目が決定してしまいましたし…
最後に磯をウロウロしながら、O氏と「こんな悠長な時間が
あるようじゃどうにもなりませんな」と笑いあったりする感じでしたから。
まぁ、それでも“そもそも虫がいない”という昨日に比べると
雲泥の差な感じで、いろんな出会いがあったからよかったとするかな?
さてさて、明日は鳴いても笑っても最終日。奇跡は起きるか(>_<)?


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