空っぽの与那国B〜涙の幕切れ〜 14.3/23

この日は、涙の空っぽ与那国旅最終日。
あっという間のラストチャンスですが、すでに前日の挑戦で
面白いものたちにはアレコレまとめて時期が早いということが
かなり痛烈に分かっていたので、朝から既に若干憂鬱なテンション(^^;
O氏は昼の飛行機で一足先に帰ることになっていたので
残りわずかな時間に気合を入れてうろつくと、いくつかテンションのあがる
出会いもあったものの、逆転満塁ホームランは到来せず。
それでも最後にまさかの嬉しい展開と、笑っちゃうオチと、
さらにトドメとばかりの叫びたくなるオチの3段オチが準備されて
おりますので、そこは本編でお楽しみを(笑

<1>与那国島各地

  
というわけで、この日も悠然と昇る朝日(左)を見ながら活動開始。
島の縁に座礁している貨物船(右)があったのにビックリしましたが、こいつは
もう半年ぐらいこのままになってるんですね。タイヘンだなぁ。

  
お久しぶりのマルバアサガオガラクサ(左)はまだ開ききっていませんでした。
さらに場所を変えると、この日も大満開のヤエヤマスズコウジュ(右)を発見。

  
イリオモテアザミ(左)も朝日に照らされてなんともいい雰囲気。
ピンク色のハマボッス(右)も、一段といろっぽい感じになっています。

  
それでは、せっかくなので晴れているときに再挑戦、ということで
ヨナグニイソノギクを狙いに行くと、いっそういい感じに咲いてて小躍り。

  
せっかくのチャンスなので影が薄くなるくらい撮っておきました。
まぁ、次回来たときに、季節の巡りがよかったなら、海岸の花まで眼を向けている
ヒマはないはずなので。ええ、きっとそうなるはずなので…

  
うろうろすると、えらい至近距離にサシバ(左)がご登場。でも、水田地帯を
うろうろしても、コチドリ(右)くらいで鳥影は昨日以上に減った感じ。
まぁ、しばらく天気が悪かったのが、昨晩は晴れたから、一気に島抜けしたのかな?

  
それでは、ということで再び山のほうに足を伸ばすと、途中で坂道をえっちら
のぼっている小さなヤエヤマイシガメの子ども(左)を発見。
いたずらでひっくり返してみると、腹側(右)はけっこう色鮮やかですよね。

  
ちょっと面白かったのは、不思議な配色のテントウ類(左)。ハイイロテントウかな?
と思っていたけど、図鑑を見ると模様はそっくりだけどもっと灰白色で
それこそグレースケールな感じ。じゃぁ、こいつはなにものかいな?
あたりには陸貝類の殻(右)がゴロゴロ転がってたりもしました。

  
極小サイズのヒシバッタ類もご登場。え〜と、ヨナグニコカゲヒシバッタ?
などと単純に思ってたら似た種類がいくつかあるのね。こりゃもうお手上げ。

  
山頂では、やっぱりヨナグニシロテンハナムグリ(左)がいるばかり。
あとはしょうがないので、沖を見て、フェリーよなくにの出航(右)を見送ったりとか。

  
ここでも、昨日と同じ直翅系の幼虫を発見。う〜ん、種類は…
やっぱり一度早春以外の時期にも来訪してみないといかんよなぁ。

  
オキナワサルトリイバラ(左)も実にいい感じに咲いている株がありました。
ヨナグニモリバッタ(右)ものんびりと日向ぼっこしてて、のどかな感じ。

  
さて、うろうろすると、アサギマダラ(左)やらテングチョウ(右)やらが
登場しますが、あとはルリタテハにヒメアカタテハと、内地でも見れるジャン!
ってシリーズが続いて、O氏とともに苦笑い。たはは。

  
しょうがないので道端のは上をのぞいて行くと、ふいに怪しい影。
こ、こいつは、憧れのムラマツカノコじゃないですか!
それも、なんと♂♀セットでのんびりしていたので目をぱちくり。
えらくのんびりしていたけど、もしかして愛を語らってる途中でしたか?

  
さらに調子に乗って探すと、よくわからない幼虫(左)を発見。ナニモノ?
アマミウラナミシジミ(右)なんかも登場しますが、君じゃパンチが足りんなぁ。

  
すっとV字に翅を広げたリュウキュウヒメジャノメ(左)にも逢えました。
あとは、極小サイズの面白い模様の蛾(右)も発見。なんて名前だっけかな?

  
ちょいと面白い模様のシロチョウ類(左)も登場。ナミエシロにしちゃ模様が薄いけど
低温期型みたいなものなのかなぁ、とか勝手に想像したりとか。
あとは、アサギマダラ(右)が何度も登場するも、台湾モノは登場せず。

  
ピカピカのリュウキュウミスジ(左)も登場しました。
あとはアマミウラナミシジミ(右)が何度か登場するだけ。むむむ。

  
そうこうするうちに、O氏が「シュウダ!捕まえた!ヘルプ!」
慌てて駆け寄ると、そこには巨大なヨナグニシュウダ(左)が鎮座してました。
とりあえず捕まえたままで上半身(右)を撮影。うむ、迫力じゃ。

  
せっかくなので、迫力のあるご尊顔も撮影。怒った表情ですねぇ。
しばらく遊んだ後でリリースしたのですが、さすがは“臭蛇”というだけのことはあって
手づかみにした私の手は鼻のひん曲がりそうな強烈な異臭にビックリ仰天。
「もしもコレがとれなかったら飛行機に乗れないね」としばらくO氏に心配されたり…
もしも同様のチャンスがある場合も、手づかみにはかなりの根性が必要でっせ(^^;

  
近くでは、こちらも巨大なキシノウエトカゲもご登場。しばらくのんびりと
日向ぼっこしててくれたので、いい感じに撮ることができました。ラッキー。

  
さらに場所を変えると、この日もジャコウアゲハ(左)がやたらと多数。
かわいいルリハコベ(右)なんかも咲いていてくれます。


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