炎夏のお盆旅C〜有明美味旅〜 13.8/14

この日は、いきたりばったりお盆旅第3日目。
前夜にこれまた思いつきでふらりと「有明系の干潟生物と遊ぼう」とテーマを決定。
ポイント情報を仕入れてなかったので、とりあえず今までいったことのある場所で
面白そうな場所を、ということでちょいと突撃して、さらにそのまま
前々から狙っていた“有明系珍味”に挑戦、というテキト〜至極な流れに。
いくつかの大きな計算外もありましたが、それでも
あれこれと結構な楽しさと、それからスンばらしい美味さのあった
そんな楽しい展開満載の1日となったのでした☆

<1>有明海周辺

  
というわけで、朝っぱらからやってきたポイントは、かなり広大な干潟(左)。
広すぎる干潟にドキドキしつつ歩くと、シチメンソウ(右)はあちこちにあって感激。だけど、
探索し始めて数歩目で発見したのは、広大な泥干潟って、実にどうにもならんという事実。
だって、泥の上を歩いてみようと一歩踏み出したら膝まで沈んじゃうんだもん。
しょうがないので、ヘリからゆっくりと観察する方針に変更することに(^^;

  
なんかえらく泡吹きまくっているカニ(左)がいたのでつかまてみると、
ひそかにお初となるクシテガニ(右)だったりしました。嬉しいけど泥まみれやんか。

  
さらに、あたりにはドロアワモチ(左)を発見。超地味やナァ。
ひっくり返して裏面(右)を見ると、貝系統だとわかりますが、表面だとただの泥やね。

  
かんなりびっくらこいたのは、干潟の上を飛び交っていたコフキトンボ(左)。
シチメンソウの上にはアオモンイトトンボ(右)も登場します。こりゃ意外。

  
さて、あたりをじっくり見ると、クロヘナタリの殻(左)を発見。
あたりには生きてるヘナタリ類(右)もいましたが、泥まみれすぎて正体不明…

  
こっちをにらんでいるクシテガニ(左)を見つつ歩くと、ちかくに怪しい物体(右)。
どうやらこれはウミマイマイみたいですね。生きてるものに逢いたかったな〜
#ようやく現物を見たらサイズがはるかに小さかったです(^^;

  
すぐに隠れちゃいましたが、ハラグレチゴガニ(左)も発見。
うろうろしていると、あたりはえらく大量のシオマネキ(右)がいることに気付き大興奮!

  
めっちゃくちゃ頑張ってしばらく粘りましたが、こいつがめっちゃくちゃ敏感で、
ドアップ撮らせてくれたのはこの2個体だけ。10m手前でほとんどすべて隠れちゃうから
汗だくになって頑張ったけど、どうにもならしません。とほほ(ToT)

  
干潟の方を見ると、ひょこひょことかなりの数のトビハゼ(左)が動いています。
そ〜っと近づくと、顔のアップ(右)も撮れました。うん、つぶらな瞳。

  
クシテガニは多いようで、あちこちを闊歩していました(左)。
打ち上げられたクラゲかなんかを無心に食べているシーン(右)なんかも。

  
そうこうするうちに、干潟の上をムツゴロウ(左)が歩き回っているのを発見。
しばらく粘ると幸運も背ビレを開いたところ(右)も撮れましたが、ちょっと距離があって
きついので、車まで戻って久しぶりのデジスコをとってくることに。

  
んで、きっちりとドアップ撮影にも無事成功。実は恥ずかしながら、
ムツゴロウって初見・初撮りなんですよね。やっぱデカいねぇ。

  
せっかくなので、背ビレを開いたところを撮ろうと差残念張りますが、これが結構
すたすたと歩き回るもので、撮影は難儀。ぴんと合わんしハミ出すし。

  
数匹並んで(左)いると、しばらくすると追っかけあいになることも。気がつえぇな。
あごをぶるんとふりあげた不思議なポーズ(右)も見せてくれました。

  
さん残念場って、背ビレのたった写真も数枚だけGET。なかなか難しい。
本当はヒレ全開で干潟を飛び跳ねるところを狙いたかったのですが、
この時点でかなりの暑さになってきたので、ギブアップ。

  
泥の上でのほ〜んとしているところ(左)が一番ムツゴロウらしいかも。
近づいてきた個体の顔のドアップ(右)もとってみましたが、おもろい顔じゃ。

  
さてさて、あたりには巨大なシオマネキも多数いたもので、
これもどうせ近づけないのだからと、デジスコで超望遠接写。いやぁ、カッコイイなぁ。

  
あたりにはでっかいオサガニ類もいくつかいたのでバシバシ撮影。
あまり見慣れない雰囲気だけど、ヒメヤマトオサガニかな?全く自信ないけど。

  
その後もしばらくシオマネキの♂(左)や♀(右)をバシバシ撮影。
いやぁ、カッコイイ。そしてデカイ。迫力がスゴイ。しびれるねぇ。

  
かなり巨大なハサミの個体(左)は泥に潜るのもタイヘンそう。
仲むつまじき夫婦?(右)というショットも撮ることができました。

  
さて、デジスコを置いて干潟の周辺部をあるくと、大量のオカミミガイ(左)を発見。
クロヘナタリ(右)も、これでもかってくらいの数が転がっています。

  
不思議な巻貝類(左)があると思ったら、これもウミマイマイ?と思ったら、
あたりにはスクミリンゴガイ(右)が転がっていたので二度悩んだり。結論、よくわからん。
#左もスクミリンゴガイの幼貝だったようです。難しいもんですナ。

  
色鮮やかなアズキカワザンショウ(左)も幾つか見つかりました。
そして、ハイガイの殻(右)も発見。この辺りにはまだ生きているものがいるはずなんだけどなぁ。

  
その後もウロウロすると、クロヘナタリっぽいのは多数いるものの、なぜか今回も
シマヘナタリっぽいのは見つからず。見つけれてないのか、見分けられてないのか…

  
さらにウロウロすると、今度こそヒメヤマトオサガニらしきものを発見。
結構泥深い場所で、捕まえるのには苦労したんですけどね。

  
さて、熱くなってきたので場所を変えると、川辺に溜まった泥の上に大量の
ハラグレチゴガニがいるのを発見。正面(右)から撮るとめちゃ可愛いじゃん!

  
これもなかなか見ることのできない種類なので、この際とばかりにバシバシ撮影♪
いちおう、有明海周辺に限定されているんですよね。出会えて嬉しい限りです☆


次へ⇒

topへ⇒