逆転的酷暑〜ゴマ未遂な日〜12.8/5

ここの日は、プラン外の1日となりました。
本来はまだ南国で見果てぬ夢を追っていたはずでしたが、
前日のフィールドノートで書いたごときの展開だったので断念し
ちょうど、「野道を行けば」のTODさん&Ashと「蝶に遊ぶ」のma23さんが
企んでいたゴマシジミ企画に急遽混ぜていただくことにして
お久しぶりの中国地方青ゴマ探索、と洒落込むことに。
しかし、昨日の大豪雨&肌寒いという状況からは一転しての
酷暑にちょいとグッタリ&突然の雷雲にドキドキ、
おまけに肝心のゴマが見つからないという展開でしたが、
それでもたくさんのオマケでたっぷり楽しめた1日となったのでした♪

<1>広島県各地

  
というわけで、若干のス民不足にふらつきつつ、早朝に皆様と合流し
やってきたのは、あちこちでキキョウ(左)やらカワラナデシコ(右)の咲き乱れる草原。

  
歩き始めると、いきなりミヤマチャバネセセリ(左)がご登場。
ノギラン(右)なんかも咲きはじめていて、よさげな雰囲気は漂うものの、
これも台風の余波なのかキョ〜レツな風に少々たじろぐ状況で…

  
探していると、なんともいい風情のコオニユリ(左)にも遭遇。ワレモコウ(右)も
既に咲き始めてはいましたが、肝心のゴマシジミは探せどもさっぱり出てこない。
最初は風のせいか?と思っていたんですが、どうも少々フライングな雰囲気(^^;

  
悔しいので探索範囲を広げてウロウロしてみると、草地の中にえらいことご立派な
オオナンバンギセルの群落を発見。しかしその後も成果なく、とりあえず転戦することに。

  
道中でTODさん&Ashさんにご案内いただいたのは、サギソウの咲く小さな湿原。
いろんな場所をチェックされているんだなぁ、と改めて感心してみたりとか。

  
んで、やってきたるはミドリシジミがいるというポイント。
これがハンノキではなく、なんでここに?と悩んでしまうような場所にピンポイントで
たくさんいるという不思議なポイントで、半信半疑で長竿をふりまわすと
すぐさま♀(左)、♂(右)とも次々登場してくれて、初手からビックリ仰天状態。

  
んで!
降りてきた♀がす〜っと開翅してくれた、と思ったら、これがなんと見事なAB型!
久しぶりに見る赤青斑にドキドキしながら必死でシャッターを切ったのでした♪

  
その後も粘ると、なんとか降りてきてくれた♀(左)が、待つほどにそ〜っと
開翅(右)してくれましたが、こちらはO型でちと残念。
その後もしばらく遊ぶも、ちょいと暑すぎて降りなくなったので、さらに大移動することに。

  
んで、次に屋って来るはおもしろげな渓谷沿い。オニグルミの群落で長竿遊びすると
すぐに立派なオナガシジミが登場してくれてこれまた大興奮!
いや、なんどみてもこのホルスタイン柄は嬉しくなっちゃいますよねぇ♪

  
あたりではクロコノマチョウ(左)もこっそり隠れていましたし、湿った場所では
コムラサキ(右)も何匹も集団吸水してました。暑くてヘバったけど。

  
沢沿いを歩いてみると、この場所のお約束という巨大なニホンヒキガエルが登場。
あまりに荘厳な雰囲気に、通りすがりの方々は目ををシロクロされていました(笑

  
谷の中をうろうろすると、岩壁にびっしりイワタバコの群落を発見。
かなりオミゴトだったので、薄暗い場所でしたので四苦八苦しつつ、バシバシ撮影☆

  
ビックリしたのは、フラッシュ焚いたら飛び出してきた巨大なアシダカグモ(左)。
渓流の中ではふいにスミナガシ(右)が登場するも、愛想悪くてこれ1枚のみ。

  
あたりでは、オオカギバ?(左)がちょうどピークらしく豊産していました。
すんごく悔しかったのは、いきなりすぐそばに登場したヒサマツミドリシジミ♀(右)。
まさかの登場に目をシロクロしましたが、これがすごい薄暗い場所で、
かつまったく落ち着かずにウロチョロするものでこんなのが撮れただけ。トホホ。

  
シロオビゴマフカミキリかな?おもしろげなカミキリ類(左)も登場。
道端にはアチコチにキツネノカミソリ(右)が咲いていて、季節の移ろいを感じます。

  
お久しぶりのアゲハモドキ幼虫(左)も発見。真夏にそのモフモフは暑くない?
などと言っていると、近くで成虫(右)もご登場いただいたりとか。

  
続けて見つかったのは、怪しげなゼフィルス♀。これがものすんごい大破個体で、
しかも後翅の肝心のエリアがごっそりないので完全に正体不明状態でしたが、
あたりの植生とか考えるとオオミドリシジミ♀かな、とか想像してみたり。

  
さらに歩いてくと、雲が厚くなり始めた頃、ふいにアオバセセリがご登場!
薄暗い路面で吸い戻し(左)を見せてくれた後、なぜかふいに
TODさんの背中にひょいと飛び乗って(右)、汗吸うシーンも見せてくれました。
そんな感じでなかなか濃密な出会いのあった渓流沿いでしたが、
この頃には分厚い雲が空を覆いつくし、一発触発、いまにも夕立がどっかんと
やってきますよ、という雰囲気になったので、大慌てで撤収することに(^^;

  
しかし、解散して途中まで帰ってきたら天気がよくなってきたので、悔しくなって
数年前に挑戦したポイントを再訪すると、これが予想外に遠くてグッタリしたあげく、
現地に着くとこれまたもののみごとにキョ〜レツな日差し&酷暑でゲンナリ。
湿地に満開に咲いていた、久しぶりのオトコゼリは嬉しかったんですけどね。

  
この日もマメハンミョウ(左)はのそのそと歩き回っていました。ちょいと驚いたのは
真昼間に見るのはお初のアケビコノハ(右)。昼間に飛ぶと何物かと悩んじゃいました(^^;

  
キタキチョウの集団吸水(左)や、同じく吸水中のオナガアゲハ(右)も
見れましたが、肝心のゴマはというと、以前見かけたあたりがすごくきれいさっぱりと
草刈されていて、さっぱり見つからず。え〜、せっかくここまできたのに〜(ToT)

  
池ではルリボシヤンマ(左)が賑やかに飛んでいたので、久しぶりに
捕獲して写真撮ってみたりとか。近くではミヤマチャバネセセリ(右)も登場しました。

  
なぜか2匹並んで隠れているツマグロキチョウ(左)や、これまたオミゴトに
大破したミドリシジミ(右)とか、面白い出会いは結構続くのですが、ひたすら歩けど本命不在。

  
悔しいので日没までひたすら粘って、オオハンゴンソウで吸蜜している
ミドリヒョウモン(左)やら、ふわりと舞い降りたキマダラオオナミシャク(右)
なんかも見れましたが、最後までゴマは登場せず、涙々の〆括りとなったのでした。

ということで、ちょいと中途半端な展開でしたが、
あれこれとオマケもたくさんで楽しめた1日となったのでした。
まさかのゴマシジミ完全不在は意外でしたが、
あとで冷静に考えると、昨日の展開や、後半の展開も考慮すると、
ツイてないオトコが合流したからかな、とちょいと反省してみたりとか(^^;
えとえと,ご一緒いただいた皆様、ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでしたm(_ _)m
それでも、ピカピカのミドリシジミAB型から、オナガシジミ、
そして一瞬でしたがヒサマツミドリシジミというゼフ・コンビネーションは
かなり予想外だったので、なんとも嬉しい限り。
いやぁ、どうもここのところ単品の場合の天気力&ヒキは相当
下落しきっている気がしてならないので、今後ともやっぱり図々しく
各種企画に混じらせていただいての大成果を狙うことにしちゃおっと(^-^)


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