ようやく春本番〜夏鳥と遊ぶ〜 12.4/14

この日は、特に意味もなく大阪方面サスライ旅でした。
そろそろさすがに夏鳥も到着しているだろう、という曖昧な思考回路で
なにかいいものいないかなぁとうろうろしてきたわけですが、
予想が当たって結構夏鳥はたくさん入っていてちょっと興奮。
さらにそうこうするうちにグングンと天気が良くなってきたもんで、
これはもしかしてすんごいウハウハじゃないか!?
と興奮するも、『桜のシーズンに公園で鳥を探す』という行為がやっぱり
あまりに無謀な行いであり、対処する方法というのは全くないんだなぁ、
ということを力一杯体感することになったのでした(笑

<1>阪神間各所

  
まず、まだくもも分厚いうちにやって来たるは2週間ぶりの某河口。
まずはお約束、頭の黒くなったユリカモメを場しばし撮りますが、う〜ん薄暗い。

  
ここではヒドリガモ(左)ばかりがやたらノンビリしていました。んでもって、期待していた
シギチはというと、なんとイソシギ(右)が1羽という体たらく(^^;

  
婚姻食の出始めたコサギ(左)がたたずんでいたりもしましたし、こちらはもののみごとに
鮮やかな婚姻食の出たオオダイサギ(右)も発見。こいつはキレイだナァ。

  
その後もウロウロするも、アタマの真っ黒なユリカモメ(左)と、逆になんでそんなに冬羽なの?
と不思議に思うようなユリカモメ(右)の見比べが楽しめた程度でそれ以上の成果なし。
悔しいので、とっとと移動して、これまた2週間ぶりの大阪城に転戦することに。

  
さて、ノンビリ歩き始めると、あちこちに大満開のシャガ(左)があったり、地味ながら
可愛らしい雰囲気のアオキの花(右)を見つけたりします。


  
そうこうするうちに、鳥屋さんが集結しているポイントを発見。
いそいそと混じると、すぐ近くにオオルリが飛び交っているじゃないですか♪

  
んで、彼は愛想良く近くを何度も飛び交ってくれたので、喜び勇んでバシバシ撮影。
これはもしかしてウハウハになるんじゃない?ということで
他の夏鳥を探すべくウロウロとしてみることに☆

  
すると、チョイと高い場所でしたが、他の場所でもオオルリ(左)を発見。
周辺を見渡すと、桜は盛りをちょっとすぎたあたり(右)ですが、なんともお見事。
そして、当然過ぎる話ですが、あちこちで酒盛りと焼肉のニオイと
走り回るお子様、大騒ぎする若人、大音量のカラオケ、エトセトラエトセトラ。

  
こちらもなかなか見事に咲いていたのは、コブシ(左)。これも見事やねぇ。
シロハラ(右)は、あちこちにやらためったらたくさん見れました。


  
こちらも嬉しい出逢いだったのは、コサメビタキ。春に見るのは久しぶりだナァ。
残念ながらメチャ高い梢でチョロチョロしていて、こんなんしか撮れませんでしたが。

  
おおっと思ったのは、花をつけていたイチョウ。そういえばイチョウの花って初撮影かも。
ちなみにこれは雄花なわけですが、桑の実みたいな形で面白いですね

  
ふと気付くと、そのイチョウの幹にクマゼミの抜殻が3つ(左)ポンポンポンと並んでいてビックリ。
雨風強い日もあったろうに、1年近く揃ってご無事とはねぇ。
あとは、エノキの花(右)といった地味ながら可愛らしいあたりも発見。

  
そうこうするうちに、惚れ惚れするようなクロツグミの声が響き渡ったので、
これは、ということでしばらく粘ってみますが、結局姿は全然見つからず。
桜にアオジ(左)が登場したり、ふいに目の前にキジバト(右)が登場したりはしたのですが…

  
うろうろしていると、木影になんか見覚えのないアブラナ系の植物が大群生しているのを発見。
図鑑を見てもよくわからなかったんですが、たぶん帰化植物系ではありますよね。

  
こちらも名前のよくわからないアブラナ系帰化植物(左)も発見。ミヤガラシとかかな?
道から離れた場所に1株だけナルトサワギク(右)があったのでデジスコ撮影してみたり(笑

  
コナラのかわいらしい花(左)もありましたし、これでもかというくらい大満開の
シダレヤナギの花(右)もあったり、あれこれと発見が続きます。

  
しかし、肝心の夏鳥の方はというと、別の場所でもたからかなクロツグミの声がしたので
散々粘ってみたのですが、シロハラ(左)や、ムクドリ(右)が見れたくらい。
1度だけアカハラも登場したんですが、シャッター押した瞬間に消えちゃったし……

  
懲りずにうろうろすると、一面に散らばっているフウの実(左)やら、シロバナタンポポ(右)やら
にも逢えますが、天気がよくなったこともあって、さらにグングンと人出がすごくなって
いたるところでお子様たちが林の中を賑やかに走り回っている状態に。
う〜〜む、これではちと撮り探しするには条件が厳しすぎるナァ…

  
その後も散々粘りましたが、ちょこちょこと花をつけているフラサバソウ(左)があったり、
突然ルリタテハ(右)が登場したりした程度で、鳥見的にはそれ以上の成果はなく終了。
いやぁ、この次期の公園での探鳥は人手の少ない早朝に限るという
当然過ぎる鉄則を改めて再認識させられたのでした(笑

というわけで、夏鳥はそこそこ見れて春本番を実感はできましたが、
成果としてはちょいとばかり中途半端な1日となりました。
いやぁ、やはり『春は花見』なんですねぇ(^^;
ワタシとしては昼間から野外で酒を呑むことも、ワザワザ野外で焼き肉を
するというのも感覚としてビミョ〜なので、花見は勤務先の構内で
勤務時間終了後にやってる部署に混じるくらいしかしたことがないので…
まぁ、2週間前にアカエリカイツブリを見に来た時にも、
花芽のかろうじて膨らんだ花の下で寒風に吹かれながら花見してたしなぁ(^^;
まぁ、それでもオオルリとコサメビタキが見れたんでそれで充分かな。
今年は季節の推移がヤヤコシそうではありますが、その分面白そうな渡り鳥が
たくさんきてくれやしないかなぁ、と勝手に夢を膨らませております(笑


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