祭のあとで〜突発流浪旅〜 11.10/16

この日は、ものすごく突発的な動き方をした1日でした。
田舎で暮らそう」のyamaさんから、前々から憧れのあの虫の生息地にお誘いを
いただいたのはいいのですが、ちょうどタイミング悪いことにそこが地元の祭の日。
なんとか2日目だけでも抜け出すべく、あれこれと策を練って、なんとか
短時間ながらも抜け出せるように手筈を整えたのですが、
諸般の事情(後述)により、急に丸1日遊べることになったもので
さてはてどうしたもんだかと悩みつつの特攻。
すると、さっそくばっちり憧れのあの虫のキュ〜ト過ぎるお姿を
見ることができた上に、なぜかググンと南下して
四国の溜池地帯を歩くという面白い時間まですごせたりとか、
予想もつかない不思議で面白い動き方になった1日となったのでした♪

<1>岡山県某所

  
というわけで、前日の神輿疲れの筋肉痛を引っ張りつつ、yamaさん御一行と、
野道を行けば」のTODさん&Ashさんという豪華メンバーと合流してウロウロ。
一面に散らばったヤマハギの花(左)なんかを見つつ、うろうろすると、ハギの花で
苦労しながら蜜を吸っているクマバチ(右)なんかに遭遇します。

  
セイタカアワダチソウでのんびりしているイチモンジセセリ(左)なんか見てると
ほどなく、「いた!」と大きな声。慌てて駆け寄ってみると、少し離れていましたが
セイタカアワダチソウの上に、かわいらしい姿(右)が見えました。
そう、あこがれのトラツリアブとの出会いの瞬間です♪

  
これがしばらくはチョロチョロとヤクシソウなんかで吸蜜(左)を繰り返していたのですが、
一度だけフワッと飛んで道端の葉上に静止(右)してくれました。
いやぁ、やっぱりこいつは正面顔がかわいらしくてエエですなぁ♪

  
あたりには、セスジツユムシ(左)なんかも隠れていました。おやっとおもったのは
ものすんごい極小サイズのツチイナゴ幼虫(右)がいたこと。
そろそろほぼ成虫になっている季節なのに、そんなサイズでいいんかいな?

  
お次にやってきた湿地では、なえか草むらの中でボロボロになっているギンヤンマを発見。
ビックラコいてると、弱弱しく飛び立ちましたが、いったい何が起きてたんだい(^^;

  
そうこうしているうちに、かわいらしいトラツリアブくんが再び御登場。
ノイバラの実の上にとまって、えらくかわいいポーズを披露してくれたりします♪
この時は大興奮でそこまで思考回路が回らなかったのですが、
本当はもう少し下から煽った方がもっとキュートに撮れるんですね、ちょい後悔(^^;

  
ビフワリト飛んだ後は、セイタカアワダチソウでの吸蜜(左)も見せてくれました。
風が強くて撮りにくかったのですが、偶然取れていたオシリ(右)もまたキュ〜トですな☆

  
湿地の中ではフワフワとヒメアカネ(左)が飛び交っていました。
小さな池では、交尾中のネキトンボ(右)も見れましたが、ちょっと遠いナァ…

  
その後、イベントがあるということで引き上げられるyamaさんたちをお見送りし、
さらにしばらく周辺をうろつきますが、かわいらしいツバメシジミ(左)やら、
立派な卵塊を守っているナガコガネグモ(右)なんてあたりには遭遇できるものの、
可愛らしいトラツリアブにはなかなか再会できず。

  
交尾中のヒメアカネ(左)がいたり、あちこちにセグロイナゴ(右)が飛び跳ねていたり
しましたが、粘れどさらなる成果はなし。それではこれからの時間をどうすんべぇか?
と悩んでいるところに、TODさん&Ashさんからタイミングよく面白いお誘いをいただいたので
これ幸いとご一緒させていただくことにして、長距離ドライブに赴くことに(笑

<2>愛媛県某所

  
んで、いきなりドンと移動してやってきたのは、なんと愛媛県の溜池地帯!
ノシメトンボ(左)の舞い飛ぶ池縁を歩くと、さっそくオオキトンボ(右)が登場します

  
オオキトンボはそこそこ個体数はいたのですが、もんのすごい敏感なのと、
風が強くて流されていってしまうので、なかなか撮れず。でも嬉しい出逢いですね♪

  
こちらもあちこちにいたのは、ナニワトンボ。何度見ても小さくて可愛い♪
こちらもパラパラと見れましたが、同じく敏感で苦労しました。気温上がりすぎ?

  
あとはやたらめったらと多くて、歩くたびにワラワラと飛び出してきたのは、
アオイトトンボ(左)。いい感じに大満開のヨメナ(右)なんかもありました。

  
歩いていると、時折小型の怪しいヤンマが飛ぶので、よくよく見ると、
それがなんと全てカトリヤンマなのでビックリ仰天!
しかも、水田脇が湿地状態になっている場所では、何匹もあちこちで
飛び交って、そこらで産卵してるんです。こいつは予想外の嬉しい成果ですぞ♪

  
とはいえ、やはりかなり敏感で四苦八苦しましたが、フト気付くと、水田脇の
小さな水路にものすごい数が潜りこんで産卵(左)しているのに気付きます。
ちょっと見にくいですが、1カットに2匹(右)なんてショットも撮れちゃうくらい♪

  
というわけで、しばし粘ってみると、飛びモノ(左)やら、産卵シーンのイイ感じのドアップ(右)
とか、バシバシ撮れちゃってもう大興奮。しかし、日も高いというのに
こんなに撮れちゃうというのは、ちょうど季節的にドンピシャだったということかな?

  
水田の中には、これまたイイ感じに花盛りのヒメミソハギ(左)もありました。
近くでは、なぜか葉表を闊歩中のアカタテハ幼虫(右)も発見。

  
それでは周辺のため池もさぞかし面白かろうということで特攻してみますが、
最初の場所は池縁に咲きかけのラッキョウ(左)があった程度で、これといった成果なし。
次の池では、水際に、なぜか陸生型になったヒルムシロ(右)があったりします。

  
おおっと思ったのは、こちらも陸生型になっていたホザキノフサモ(左)。
実にいい雰囲気の花(右)も咲いていたりしましたが、ここではオオキトンボを遠くに
見ただけで、最後はあまりシマラない感じの展開になったのでした(^^;

ってなわけで、予想外の動き方でしたが、かなり楽しめた1日でした。
憧れのトラツリアブは、やっぱりメチャ可愛くって嬉しい限りでしたし、
午後からの愛媛県特攻もアレコレ面白い出逢いが満載。
カトリヤンマわんさかは本当にビックリ仰天でした。
yamaさん、TODさん&Ashさん、本当にありがとうございました♪
でも、トラツリアブは近年減少傾向だそうで、結局2匹しか見れなかったのが少々不安…
とりあえず会えたことに感激しすぎて、一番可愛い角度を撮り損ねた気がするし
来年にでもまた再挑戦したいトコですので、なんとか復活してほしいナァ♪
ちなみに、当日は興ざめになってもと思って伏せておりましたが、実はこの日
イキナリ丸1日遊べるようになった理由というのは、
前日の祭において、神輿が練り合わせ中に横転するという事故で怪我人が出て、
神輿が事実上中止になったという、ちょっと笑えな理由だったりします(^^;
ワタシは幸運にも倒れてきた神輿の柱と柱の間にすっぽり入って事なきを得たのですが…
そろそろ虫・花方面のシーズンも最終盤ですからラストスパートで
力一杯アチコチ走りまわらねば、というトコロではありますが、
まずはなにより安全第一、ムチャはせんように心がけなきゃですな〜☆


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