もう来てました〜飛来アカネ探求〜 11.10/2
  
<2>島根県某所 続き

  
さらにうろうろすると、林に近い場所ではタイリクアキアカネも何度か御登場。
結構風が強くて難儀しましたが、再びバシバシと撮りまくり♪

  
見事だったのは、一面に咲き誇っていたオオミゾソバ(左)と、こちらも絨毯のごとく
群生してたシロバナサクラタデ(右)。私の腕ではうまいこと表現できてないのが歯痒いですが。

  
ビックリしたのは、元気に産卵していたオニヤンマ(左)。10月でも結構いるんだねぇ。
素早くてほとんど撮影できなかったのですが、途中でヘバったのか、
ぺたりと休憩した(右)のが笑えました。まぁ、もうだいぶ御歳でしょうからね。

  
あたりにはウラナミシジミ(左)も飛び交っていて秋の深まりを実感します。面白かったのは
畑のサトイモを我が物顔で荒らしていたセスジスズメ幼虫(右)。堂々としてるナァ。

  
ネキトンボ(左)は元気すぎるくらい賑やかに飛んでいたのですが、
ようやくのんびり休憩中の固体を見つけたので慎重にパチリ。
近くにはおもしろげなアザミ類(右)も咲いてましたが…なんて種類かなぁ。

  
イイ感じに色づいたタイリクアキアカネも御登場。思ったよりも翅が赤っぽくなるようで、
最初見つけたときはいらん期待をして大興奮しちゃったのはヒミツ(笑

  
この池にいるんなら、周りの池にもいるのかな、ということで地形図を睨みつつ
周辺の池をまわってみることにすると、ピンクの来い艶やかなサワヒヨドリ(左)の咲き誇る池で
すぐさまオナガアカネ(右)をたくさん発見。こりゃもう大量飛来状態ですな。

  
嬉しかったのは、この場所では真っ赤な赤色型の♀が何匹もみれたこと。
ここまで色づいちゃうと、遠めには♂みたく見えますね。あ、でも顔の色が違うか。

  
さらに転戦した、結構離れた池でも、林縁を飛び交うリスアカネ(左)に混じって
すぐさまオナガアカネ(右)が御登場。こうなると、朝一のいつもの場所で
見つからなかったのが不思議になりますが、なんでなんだろ?

  
ここで面白かったのは、産卵ポーズを撮っていたオオウラギンスジヒョウモン。
いやドクダミの葉上でなにやってんのよ、と思いながら冗談で葉をひっくり返してみたら
ポロリと卵が落ちて二度ビックリしました。まぁ、来春にスミレが芽生えそうな場所に
卵があればいいんでしょうから、どこに産んだっていいんでしょうけどねぇ…

  
藪の上でのんびり日向ぼっこ中のシマヘビ(左)にもお会いしたり、
水田には、妙にかわいらしいサイズのオモダカ(左)が群生していたりもしました。

  
その場所でみつけてビックリしたのがこちらの個体。翅がかなり強く赤色を帯び、
胸部分はきっぱりと金色。大きさはアキアカネ大でけっこう大きい。こりゃなにもの?
脚の色からしてマンシュウではないのは確実なのでタイリクアカネかなぁと
思いながら撮りましたが、どちらかというとタイリクアキアカネなのかな?
またご意見のある方、ご教示いただければ嬉しいです♪

  
その後、近くの谷戸を歩くと、林縁では面白そうなアザミ類(左)を発見。
え〜と、ヨシノアザミあたりかな?近くにはツマグロスケバ(右)なんかもいました。
んで、撮影はしませんでしたが、ここでもオナガアカネを少数確認。
そうか、もしかして偏西風に乗ってくるんだから、西に開けた谷にある池に多いのか、
などと勝手な夢想をしたワタシは、そういえばかなり西の方に条件のよさそうな谷を思い出して
そちらにグンと移動をしてみることに。もしかしたらマンシュウいるかもだし(笑

  
しかし、下心がよくなかったのでしょうか、移動中にぐんぐん雲が厚くなり、
現地に着いた頃には、トンボなんか絶対飛ばない、という肌寒さに。
失意に沈みつつそれでも歩くと、池の中にはフサモ類(左)がパラパラと生えていて
水中葉(右)なんかはなかなかお見事な雰囲気。

  
小さな小さな湿地には、ミズオオバコが群生していて、可憐な花を咲かせていました。
そういえばこいつの葉っぱって食べれるんだそうですね。一度挑戦してみたいナァ。

  
あたりには、センダングサ(右)がかなり大きな群落をつくっていたので久しぶりにパチリ。
そうこうするうちに、近くのクモの巣にオナガアカネ♂(右)を発見!
ここらにもいるという私の予想はあたっていたわけですが……なんか複雑(笑

  
しばらく粘れども、それ以上の成果がなかったので諦めて移動していると
山道沿いで怪しげなシソ系植物を発見。もんのすんごい大群落だったけど…これはなに?

  
しばらく進んでいくと、今度はレモンエゴマの大群落を発見。
こちらも道端のアチコチに大群落があってなかなかお見事な風情でした。

  
さて、続いて転戦してきたのおもしろそうな海岸沿い。飛来アカネは海岸沿いの
草地でも見れるので、それを狙ってきたのですが、まぁ期待できそうもない肌寒さ。
それでも歩くと、ネコノシタ(左)やら、ハマゴウ(右)やらが見つかります。

  
面白かったのは、なんか怪しげな雰囲気になっていたハマゴウ(左)。
あれ、ハマゴウの実ってこんなだっけ?と思いながらよくよくみてみると、
これはアメリカネナシカズラの実(右)なんですね。すっげぇなぁ。

  
海岸を歩くと、ミユビシギ(左)やら、メダイチドリ(右)やらが闊歩してましたが
残念ながらかなり警戒心が強いようで、ろくに撮影できなかったのが残念(^^;

  
もんのすごい大群落なビロードテンツキ(左)もありましし、これまた大群落な
ハマハタザオの実(右)も発見。これはいい時期に来たら結構楽しめそうな海岸だナァ。

  
なんかこれまた面白い雰囲気の花(左)もありました。多分アカネなんだけど違和感が…
んで、結局この場所では飛来アカネどころか虫1匹見れず、諦めて帰ろうとすると
雲の切れ間から夕陽がポワッと浮かぶ不思議な光景(右)がみれて、大団円としたのでした(笑

というわけで、予想外にも大ヒットな1日となりました。
事前情報ナシで来たのに、大量飛来を見つけれたのだから面白いものです。
今回はさすがに無謀だろうし何一つヒットなしの大空振り日を
覚悟して、掲載ネタをどうすんべかと悩みながらだったので嬉しい限り。
しかも、どうやら1週間前にはこの場所には飛来アカネはいなかったということで、
どうもここ数日の強い北風で飛来してきたトコとみたいなんです。
同時期に九州やら兵庫北部やらでもオナガアカネが見つかっているようだし、
今年は2009年みたいな大飛来になってくれないかなぁと夢想中。
結局この日は憧れのマンシュウアカネは見つけることができなかったんですが、
きっと山陰地方のどこかにはやってきてるんだと思い込んで
また近日中に再訪しようと虎視眈々と企んでいます。
めざせ、日本産赤トンボ全種制覇!ですね♪


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