突発的信州旅〜豪雨の狭間〜 11.8/6
  
<2>信州某所 続き

  
さらにうろうろすると、モンクロシャチホコかなんかの幼虫(左)やら、前々から
イマイチお名前のよくわからないシャクガ幼虫(右)なんかに出会います。

  
あたりにはジャノメチョウがやたら多かったので、うろうろしていると交尾個体も
何度か見れました。えらく敏感で撮影はきつかったけど。
でも、密かに期待していたオオヒカゲは空振り。最初に来たときはソコソコいたのになぁ…

  
さらに範囲を広げてウロウロすると、これまた大満開のコイケマ(左)を発見。
思いついて花のアップ(右)を撮ると、これまた予想以上にかわいい花じゃないですか〜

  
などと思っていると、ふいにそこにキバネセセリが2匹飛来したので大興奮!
といってもチョコチョコ動くしこんなんしか撮れなかったけど、嬉しいオマケじゃないですか!

  
湿地の中には、いい雰囲気に咲いているサワヒヨドリ(左)があったり、
ヤマノコギリソウ(右)があったり、なかなか楽しい出会いも続きます。

  
アケボノソウかな?なんか面白い風情の実(左)もパラパラと見つかりました。
ちょっとビックラコいたのは、あたりにあったギシギシ類の実(右)。
これ、よ〜〜〜〜く見ないとわからないんですが、ものすごい数のカメムシ類幼虫が
集まってるんですが、もののみごとな保護色。ここまで徹底してるってすごいなぁ。

  
うろうろすると、シナノキ(左)が見つかったあげくにまだ咲いているのもかなり意外でした。
その後も気合を入れなおして歩くも、ヒメシジミ(右)なんかが出てきた程度。むむむ。

  
クジャクチョウ(左)は何度も飛んで、私が主役、とばかりの主張をしていました。
あたりでは、よく考えるとコレもお久しぶりのミドリカミキリ(右)を発見。

  
よく見ると、極小サイズのホソトラカミキリ(左)やら、フタスジハナカミキリ(右)やら、
ここでもカミキリがかなりあつまっていてなかなかいい雰囲気。

  
鮮やかな模様が大好きなキスジトラカミキリも発見。まぁ普通種なんですが、
なかなか撮るチャンスがないもので、逢うとバシバシ撮っちゃいますね。

  
ボロッボロでしたが、コキマダラセセリ(左)も御登場。ヒメキマダラセセリ(右)も
いましたが、よく考えたらこの日は例年ソコソコ見れるアカセセリも見れなかったことに
あとで気付いてビックリしたり。もしかして、季節の進みが遅いですか?

  
ふわっと大柄なスモモエダシャク(左)が登場する一幕もありましたがド逆光…
やがて、かなり高い場所にミヤマカラスシジミ(右)が1匹だけ登場して、ようやっとかと
一安堵したら、次の瞬間ビュンと飛び去ってそれっきり。
昨年はかなりの数を見れたのに、何が条件的に違うというのだねキミぃ。

  
んで、朝っぱらのクジャクチョウ幼虫の様子を見に行くと、これがかなり活発に
動きまわっているようで、朝っぱらいなかった低い場所にも集団がたくさんいてビックラこいたり。

  
しかし、しばらく観察していると1箇所に数匹集まっている(左)ケースの方が
単独個体(右)よりはるかに多い感じなんです。みんなで集まってお食事会というのも
悪くはなさそうですが、1枚の葉っぱをかなり短時間で食い尽くしている雰囲気。
たしかにこの場所じゃエサには困らなそうだけど、それで大丈夫なのかなぁ…

  
あたりには見慣れない雰囲気のフキバッタ類(左)もいました。図鑑を見たけど葉が立たん…
近くにはじっとこちらを狙ってるらしきウシアブ類(右)も見つかったりして。

  
この場所で意外にもウラナミシジミ(左)に出会えたのは、秋近しということでしょうか。
あと、こんな場所でもネキトンボ(右)が飛んでいたのも、結構ビックリな発見。

  
あたりにはオニヤンマノ羽化殻(左)もありました。民家の庭先の花には
ちょいと艶やかな雰囲気のイラクサキンウワバ(右)が飛来していてちょっと興奮。

  
不思議なポーズで産卵中のカメムシ類(左)にも会いました。イネ科の穂ですが、そこでOK?
などと思いつつ歩くと、草むらの中に怪しい塊(右)をいくつか発見。

  
んで、これがゴチャっと集結中のクジャクチョウの弱齢幼虫だったのでした。
ええ、お嫌いな方にはタマラない光景ではないかと(笑
しかし、先ほども集団性が強いと思ってたけど、若い頃はさらに徹底的なのねぇ。

  
その後も昼過ぎまでひたすら粘りましたが、ドキッとしたのは、ダイミョウセセリ(左)やら
シロモンノクロメイガ(右)といったあたりで成果はサッパリ上がらず。
ええ、これでわかる方にはナニが狙いだったのかわかりますかね(笑

  
食料調達に移動していると、さらに弱齢のクジャクチョウ幼虫(左)を発見。
いやいや、なんか成虫から弱齢・終齢近くまで幅広いステージが見れるもんだねぇ。
しかし、その後、ヒョウタンボク類の鮮やかな実(右)なんぞ撮って遊んでいると
突然、空に深緑色の雲がニョキニョキと覆い被さり、そのまま天も避けよとばかりの大豪雨。
雷光ピカピカでさすがにこりゃどうしようもないわ、と引き上げることに(ToT)

しかし、とりあえず高速のIC近くまで引き上げてくると、雨が小雨になったんです。
時計を見ると若干余裕があるし…そういえば、あの場所が近かったなぁということで
急遽もう一箇所立ち寄ってみることに方針転換してみたり。

  
というわけで、やってきたの林の中を歩くと、かなりすぐさま狙いのムモンアカシジミが
御登場。それも初手は交尾中(左)の個体で、葉上の静止個体(右)も発見。

  
うろうろすると、お久しぶりのルリボシカミキリ(左)も発見。なぜかシダの葉裏で
不思議なポーズをとっているマイマイガ幼虫(右)。これって蛹化中なの?

  
その後は少し長竿をふりまわしてみると、次々とムモンアカシジミ(右)が
登場しますが、結構な高確率で交尾個体(右)で、なおかつ撮影しようとすると
交尾が解けて逃げるんです…これ以上恋路のジャマをするとバチがあたりそうなので
わりと短時間で切り上げることに下のでした。あはは。

というわけで、予想外の悪天候で、なおかつ大本命空振りでしたが
そこそこオマケもたくさんでて楽しめた1日でした。
しかし、これは単なる勘違いかもしれないけど、全体の様子から見て
狙いの某蝶には少し早かったのかな?という予感もします。
今年は春先が季節の進みが遅くて、その後は急激に追いついてきていて
夏の蝶はむしろ早まっているなんて話もあるのですが
場所によって大きなズレがあったりするのかなぁ…
今年多い、突発的雷雨とあわせて、なかなか狙いにくい条件ですねぇ(ToT)
ちなみに、この後はかなり時間に余裕を持って都内方面に向かいましたが
有名な「小仏トンネル」からの大渋滞にブチはまり、
あまりにノロノロ運転なので業を煮やして下道を通ろうとしたら、そちらの方が
さらなる大渋滞でピクリとも動かんというトラップに見事にドツボで…
当然ながら大遅刻して友人には散々お叱りを受けたのでした(^^;
みなさん、関東方面に行かれる時は渋滞に注意して余裕のある計画を♪


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