台風の但馬に〜ヤケクソ的調査〜 11.7/18
  
<2>ハチ高原周辺 続き

  
最初の場所の調査終了後、しばらくホンキで悩みましたが、ここまで来て帰るのも
悔しいので、もう1箇所の調査も敢行。っていっても、山の上は暴風雨でしたから
調査にならなかったというのが正直なトコですけどねぇ。
どのくらいひどかったかを、いつものシナノキ(左)に証明してもらいましょう。こんくらい。
調査終了後、ずぶ濡れになりつつ歩くと、トモエソウ(右)も発見。

  
こんな時間から葉上で静止中のシロシタホタルガ(左)もいました。雨大丈夫か?
なんかヤヤコシイことになってるコガネムシ類(右)も見かけたりします。

  
少し嬉しかったのは、帰りがけの登山道脇でウスイロヒョウモンモドキ(左)が出たこと。
うん、やっぱりそこそこ分布域は広がってきてるみたいですね。
あと、かなり悩んでしまったのは、荒地の真ん中にあったあやしげな花(右)。
よくよく考えたら、これはオオカワヂシャの咲き残りなんですよね。でも湿地性の花が
なんだって荒地のど真ん中にあったんだろう?

  
近くには、実にイイ感じに花盛りのシナノキも発見。一度倒れたようで、花が
本当に低い場所で咲いているのでドアップでも撮影して大満足。
その後も雨風はあまり収まる様子がないので、思い切って大きく移動することに。

<3>丹波某所

  
んで、やってきたのは面白い情報を頂戴していた丹波地方某所。
ムラサキニガナ(左)なんかを見ながらあるいていくと、道端にさっそく見つかったのは
実にお久しぶりのマヤラン(右)。関西ではお初なので、大感激してみたり♪

  
しかも、周辺をウロウロと探してみると、こんな見事な大群落があったんです!
メッチャクチャ暗い場所で、なおかつ強風が吹き荒れているという泣けてくる
条件でしたが、粘って何枚も何枚もフラッシュ&スローシャッターで撮影♪

  
花のアップ(左)を見ると、やはりなんとも面白い風情ですよねぇ。
近くには、これまたかわいらしい感じの芽生え(右)もありました。

  
ついでにと周辺をウロウロすると、ニガクサ(左)があったり、ウマノミツバ(右)が
あったり、ささやかな発見が続きますが、この場所なら他のランもあるだろう、という
大甘な考えは大はずれで、以外にもコクランすらヒットせず。

  
なぜかこんな時間でもまだ花を開いているキカラスウリ(左)にも逢えました。なにしてんだ?
こちらも実に久しぶりのフタオビミドリトラカミキリ(右)にも遭遇。

  
なんかえらく堂々としたゴミムシ類(左)も発見。さらにウロウロと歩き回ると、先ほどの場所から
少しはなれた場所でもマヤラン(右)に逢えて深く満足したのでした。

  
その後は、目をつけていた湿地帯に移動したのですが、見つかったのは
ハラビロトンボ(左)やら、アゼナ(右)といったあたり。

  
それでもしつこくウロウロすると、クルマバナ(左)やら、ヌマトラノオ(右)
やらを見つけましたが、しばらくすると天も避けよという大豪雨が襲来。
泣きながら車に駆け戻って、この日の探索は早々と終了になったのでした(^^;

〜おまけ〜

  
オマケは、その数日前、自宅前に放置されていたスギから沸いて出てきたクロタマムシ。
♂(左)、♀(右)とも見れましたが、なんといっても♂の赤い顔がカワイイ!

  
それと、こちらは勤務先で捕獲したタケトラカミキリ。密かにひそかにものすごく
お久しぶりの出会いだったので、人目を気にしつつこっそり持ち帰ったのでした(笑

というわけで、そこそこ楽しめた1日でしたが、天気には祟られました。
前日がものすごくイイ天気で、暑くてたまらないくらいだったのを考えると
ちょっとこの落差はいかがなものか、と神様に苦情を言いたくなりますが(^^;
まぁ、その大雨の中でもなんとか調査もできましたし、
朝一は自分でも驚くAM3時起床のおかげで、ボロばかりではありましたが
予想以上にいろんなゼフにも逢えましたし、
ものすごいお久しぶりのマヤランとか、ステキな出逢いが続きましたが、
寝不足+全身ずぶ濡れで一日歩き回るとどうなるかというと、
わかりやすく夏カゼをひくという見事なオチになったのでした(^^;
しかし、但馬方面はいつ来ても楽しい限り。
今年も挑戦し損ねたもの多数のまま、ハイシーズンが過ぎつつありますが
来年こそは、探索範囲を広げて氷ノ山方面とかも攻めたいもんですな☆


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