豪雨のフライング〜西風吹かず〜 11.6/18

この週末は、そろそろ「ゼフ・シーズン」ということで久々の特攻。
前々から早い時期のゼフを狙いに行ってみたかった場所をいくつか巡って
みたような次第ですが、予報は曇りだったはずが朝一からの大豪雨で、
「おいそれってどうよ」と天気の神様に説教したくなるような展開(^^;
しかも、これがまた何一つ当たらない見事な大空振りっぷりで
全身ぐちょ濡れになった挙句、疲れ果てるだけの結末に……
どうやら平地ではようやく季節が平年どおりに戻ってきているところが、
山の方だとまだまだ結構季節がずれているようなんですよね。
久しぶりの、力一杯のフライング旅でした(笑

<1>岡山北部各地

  
というわけで、まずは暗いうちからやってきたのは大山周辺。
咲き誇るツリバナ(左)なんぞ見つつ、薄暗い中うろうろすると、ほどなく予想外にも
朝一から大豪雨に。おいおい話が違うやん(ToT)
それでも粘ってマンサク(右)のあるあたりを叩くと、なんとかウラクロシジミが2匹だけ
登場するもそのまま谷の方に飛んでってしまってロスト。
気になったのは、写真のように葉が大きく枯れているマンサクが多かったんですよね〜。

  
その後もウロウロしますが、さぁっぱり成果なく、ただ腕が疲れただけ。
ミヤマナルコユリ(左)やら、フタリシズカ(右)やらがまだ満開なので、どうやらこれは
季節がまだまだ遅れているようですね。フライングだったか〜(^^;

  
倒木上にえらくご立派な雰囲気のヤスデ類(左)を発見。諦めて少し離れた
河原を歩くと、ここではすでにヤマブキショウマ(右)が大満開状態でした。

  
んで、この場所ではえらくお久しぶりのダイセンクワガタに遭遇。
さすがに盛りは過ぎた感じでしたが、あちこちに大株があって楽しめました。

  
花をドアップ(左)で見てみると、なんとも面白い雰囲気ですよねぇ。
結構ビックリしたのは、けっこうあちこちに大株のあったミヤマハタザオ(右)。
思わずクモツキを探しちゃいましたが、当然ながらいるわきゃねぇっつ〜の(笑

  
辛うじて花の残っている雰囲気のスノキ(左)やら、お名前の良くわからない
テンナンショウ類(右)やらもありましたが、ここでもやっぱりゼフは出ず。

  
こちらもイキオイよく咲いているウワバミソウ(左)やら、あちこちで大満開に
なっていたハクウンボク(右)やらを眺めた後で、諦めて大きく移動することに。

  
移動途中で見つけたのは、今を盛りとばかりに大満開に咲いている
オオバアサガラ。天気が良くて濡れ細ってなければもっときれいだったろうなぁ〜

  
さてさて、お次にやってきたのは、サワオグルマ(左)が群生するような湿地。
歩き始めると、なぜかシモフリコメツキ(右)が何匹もご登場されます。

  
うろつくと、クサレダマ(左)はまだまだ花芽状態で、パラパラとカノコソウ(右)も
咲いていたりしましたが、他の花はほとんどなくまだ少し寂しい状態でした。

  
この場所の狙いは、まずは何度も空振りしている某カミキリ。ということで、
花芽をつけたユウスゲ(左)を順番に睨んでいくと、食跡?(右)は見つかりますが、
結局この日もご本尊は見つからず。長期戦になりそうな予感がするなぁ…

  
ハンカイソウ(左)は、ごつい感じの花芽をつけていました。あたりにはかなり大満開の
ウツギ(右)がお見事で、晴れていれば蝶が舞ったかもなぁとか夢想してみたり。

  
さらにうろつくと、ふわふわとニホンカワトンボ(左)が何匹も登場。
草地の中では、キアシヒバリモドキ(右)が、これも以外にたくさん飛び跳ねてました。

  
湿地の中にはおもしろげなヤエムグラ系植物(左)がありました。図鑑を見ても
恥ずかしながらイマイチよくわからないのですが、なにもの?
近くには、アオマムシグサ(右)もひっそり咲いていたりしました。

  
小雨になると、コチャバネセセリ(左)に続いて、相当ボロですが
ミヤマチャバネセセリ(右)も御登場。ヒメシジミっぽいのも1回だけ飛んだんですがね〜。

  
結構驚いたのは、ミツガシワ(左)がかなり大群生している湿地があったこと。
よくみるとネクイハムシ(右)も何匹もウロチョロしていました。

  
ふと池の中を見ていると、葉上にモリアオガエルがたくさんとまっていることに
気付きます。斑紋のある個体(左)から、無地の個体(右)まで、バリエーションも結構豊富。

  
それでは、と再び大きく移動して別の高原におもむき、しばらく林縁をバシバシ
叩けども、ゼフの姿はみごとにさっぱり影すら皆無。むむむむむ。
その途中でイボタノキ(左)があったので、せめてもとウラゴを探すもあえなく空振りで
結構な時間を使ったけど、蝶影はまったくのゼロ。ベソかきつつ歩いていると、
クロオオアリの女王でしょうか、えらく巨大なアリ(右)にも遭遇しました。

  
くやしいので探索範囲を広げると、ダビドサナエ(左)に続いて、意外にも
ヒラサナエ(右)が御登場。かろうじての成果に、少しだけ嬉しくなったりします。


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