再・BoninなGWE〜去り際の幸運〜 11.5/4
  
<2>小笠原・父島

  
そうこうするうちに、おがさわら丸の待つ父島の二見港(左)に到着。
まずは、必ず最後に立ち寄る「MARUHI」(右)さんで恒例のラムケーキとラム酒を
お土産に買い込みます。母島じゃ、なぜかお土産って手に入らないんですよね〜。

  
当然ながら隙間時間で少し遊ぼうとうろうろすると、大満開のアオノリュウゼツラン(左)を発見。
近くには、なんかえらく真っ黒なグリーンア−ル(右)もいました。

  
なんか面白そうな雰囲気の実(左)も見つけましたが、こちらは現在お名前調査中。
草地の中には、あちこちムニンテンツキ(右)も見つかります

  
うろうろしていると、チャイロネタイスズバチを発見!これがせわしなく飛び回るばかり
だったので、とりあえず飛翔写真に挑戦すると、なんとか数枚だけそこそこに撮れました♪

  
実をつけ始めたクロツグ(左)もアチコチで見つかりました。
ちょっと大興奮したのは、途中で見かけた小さな人工の池(右)。
勝手な類推でどうこういっちゃいけないんでしょうけど、周辺はアノール除けが張り巡らされて
いますし、これって、固有トンボとかの復活実験ってコトじゃないかなぁと夢想中。
現在、固有トンボはほぼ一般人立入禁止の離島のみの分布ですから高嶺の花
なわけですが、父島で見れるようになれば本当にうれしいよなぁ♪。

  
その後もうろうろして、ノヤシの群落(左)やら、オガサワラリュウビンタイ(右)やらを
撮影して遊びますが、そろそろ時間的にやばくなってきたので港に急ぐことに。

  
すると、港の近くでは、超大満開のモンパノキ(左)がありました。こりゃ見事。
何度見ても奇天烈な雰囲気の実(右)もパラパラと見つかります。

  
テリハハマボウ(左)も数花だけでしたが咲いているのが見れましたし、
こちらもお久しぶりのオオハマオモト(右)もいい雰囲気に咲いていてくれました。

  
んで、ビビ食ったのは、めっちゃ目の前という距離でチョロチョロと歩きまわっていた
キョウジョシギ。もちろんこれはデジスコじゃないです。FZ100+テレコンでこのサイズ。
え、え、この距離ってOKなんですかキミは?

  
と思うとムナグロも結構堂々と目の前に登場してくれたのでバシバシ撮影。
う〜ん、やっぱりテレコンつけると周辺が流れて撮れちゃうなぁ…
んで、ここで時計を見た私は黄色い悲鳴とともに乗船所まで猛ダッシュすることに(^^;

  
すると、父島名物のお見送りの太鼓(左)が賑やかに鳴り響く中、こぶの木で
ご一緒していて一足先に父島に渡られたN夫妻がお見送りに来ていてくれて大感激!
といっても再会を喜ぶ時間もあまりないまま大急ぎで船に乗り、
先に乗船していたWさんを見つけて一緒に必至で手を振りますが、この日は
港側のデッキは朝の山手線さながらの大混雑でして…
わたわたしているうちに、汽笛一発、おがさわら丸は悠然と港を離れたのでした。

  
その後は、すっかり小笠原名物になったお見送りの船に興奮。
やっぱり何度見ても、この光景というのは不思議な感動がありますよね〜。

  
KAIZINさんの船の上では、なんと屋根に逆立した御仁が「ありがとう」と
書かれたフィンを掲げるという度肝を抜くパフォーマンス(左)もご披露。手が込んでんなぁ。
んで、お約束のお見送りダイブも堪能しました。まずはそのKAIZINさん(右)から。

  
URASHIMANさん(左)や、PAPAS(右)さんや、いろんな船のお見送りダイブに
歓声を上げつつ、その瞬間を切り取るべくバシバシと連写しまくり。いやぁ、お見事。
まだまだ冷たい海に、それもかなりの沖合いで水深もものすごい場所で、
こうやって飛び込んでしばらく波間に浮かぶ勇気というのは毎度ほとほと感嘆です。
これ見るだけで、やっぱ来てよかったなぁと思いますよね。本当ご苦労様でした。

  
さて、その後はのんびりと甲板に陣取り、遠くを横切るオナガミズナギドリ(左)や
それに混じって飛ぶオーストンウミツバメ(右)をバシバシと撮影。
う〜ん、結局よほど条件が良く飛んでくれなきゃヒネモノが混じってても
私にゃぁ識別できないんだよなぁ、ということをあらためて実感してみたり。

  
カツオドリも何度か近くを飛んでくれましたが、なぜか船にべったりと
付き添うような飛び方をする個体は登場しません。通り過ぎていくばかり。

  
その後もオナガミズナギドリ(左)を撮って遊んでいると、遠くにシロハラミズナギドリ(右)
が数度マジってくれたりしますが、妙に曇ってきて薄暗く、
あまり近くを飛びもしないので、こんなハンパなのばっかり大量生産。

  
粘っていると、1度だけクロアシアホウドリもご登場いただきましたが、
それっきりで成果なく、しばらくはウトウトと船上で舟をこぐことに(笑

  
しばらくすると、オーストンウミツバメ(左)も何度か飛びました。アナドリも飛んだ
そうですが、こちらは私は気付かずに残念無念。
その後も、オナガミズナギドリ(右)を睨んでいると、再びシロハラミズナギドリが
数度出ましたが、ちょぉっと遠くて撮れたのは豆粒みたいな写真なので掲載は自粛(笑。

  
そうこうするうちに、船の進行方向が濃い雲の中(左)にはいり、明らかにこれから
雨になりますよ〜という雰囲気に。ちょいと気勢もそがれつつ、母島でご一緒していた
蝶屋さんとあれこれ蝶や鳥の話していると、沖合いからグングンこちらにやってくる大きな影。
「あ、なんか来ましたよ、って、うわ!これはアカアシカツオドリですよ〜!」
ということで、二人していきなり大興奮モードに切り替わると、幸運にも
すぐ目の前を横切って(右)くれたのでとりあえずがむしゃらに連写。

  
すると、なんと彼はス〜ッと飛んだかと思うと、船のマストにぱたっと止まった(左)
んです。メチャクチャ大興奮しますが、荒れ模様なので曇天の空抜けで、かつ前面から
小雨交じりの強烈な風が吹いてきますから、どうにもこうにも撮影のしようがナイ…
しばらくすると前方甲板は悪天のため〆切ります、と追い出されちゃったし。
悔しがっていると、ふいに頭上をカツオドリ(右)も横切ったりします。

  
少し雨風がマシになった頃に再度のぞいてみると、アカアシカツオドリ君はまだご滞在していた
だけではなく、先ほどの幼鳥に加えて、色鮮やかな成鳥まで飛来してるじゃないですか!
一気にアドレナリンが出て、強風の中なんとか頑張って撮影しようとしますが
すでに薄暗くてどうにもこうにも、な雰囲気満点で、涙を呑むこととなったのでした。とほほ。

というわけで、予想外のラッキーのあった最終日となりました。
しかし、今回は不思議な好運に恵まれた旅でしたね。おそらくアップで撮れたのは
ほぼ私だけだった雰囲気ですから、ホンキで自分でも信じられないくらい☆
そして、この日はそれ以上に嬉しかったのは、お見送りですね。
ブーゲンビリアを投げるなんて、他の人がやっているときには結構冷ややかな目で
見ていたのですが、自分がやる段になると、結構想いを込めて投げ込む自分にびっくりでした。
本当に今回の旅は、人の縁に恵まれ、それが成果につながった旅でした。
島でお世話になった皆々様方に、そしてなにより同宿の皆様と、こぶの木の星夫妻に
本当に心より御礼を申し上げます。本当に本当にありがとうございました!
やはり思い入れが深い島、第1目的は果たしたけど、また必ず行くからね〜!
その時には、またあの円卓を囲んで、母島の隠れた名物である、絶妙の掛け合いを
ニヤニヤ聞きながら、四方山話をのんびりと楽しみたいものです☆
さてさて、あすは最終日、丸1日船の上の帰着日です。ああ、逃避旅が終わっていく…


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