再・BoninなGWA〜母島への到着〜 11.4/30

この日はGW2日目。長い船旅が終わっての上陸日です。
前回同様に「きちまったなぁ〜」という気持ちを全面的に抱えつつの
到着ですが、といっても、前回も書いたように、母島へは、竹芝から父島までが
25時間、2時間待ちで母島航路に乗り換えて2時間、なのでこの日もほぼ
移動時間のみ(そうか、片道29時間ってスゴいよなぁ)。
それでも、隙間時間を使ってアチコチ走り回ってはみましたが、
前回とほぼ同じような成果という中途半端な1日となったのでした。
ま、まぁ、前哨戦ですから、これくらいで勘弁してくださいな(^^;

<1>小笠原航路

  
というわけで、早朝から起き出して朝日見物に行きますが、この日も天気は悪くて
なんかぼんやりと朝焼け風味(左)なくらい。今回の旅路では朝日も夕日も見れなかったなぁ…
それでは、ということで海原を眺と、はるか遠くをクロアシアホウドリ(右)が飛びました。

  
しばらくすると、オナガミズナギドリが飛び始めるのですが、これがまた
えらいこと数が少ない。せっかくのチャンスだから、と頑張ってはみるのですが、
あまりに暇な時間が長いので、ふたたびウツラウツラしちゃうくらいなんです。

  
などと思っていると、遠くからグングンと近付いてくる影。
おお、カツオドリじゃないですか!
などと思っていると、彼はおもむろに船に併走するように飛び始めたんです。

  
というわけで、けっこう愛想良くデッキの側を飛んでくれたので、
こんなショットもなんとか数枚GETできました。当然ながらノートリですよ♪

  
そうこうするうちに、どこからか他のカツオドリ(左)も飛来。
んで、オーストンウミツバメらしき大群(右)も登場してしばらく大興奮に!

  
これがまたえらい数だったのですが、こんなときに限って波しぶきが高くて
すぐにレンズが真っ白に曇ってしまって…
じっくり探せばクロウミが混じってないかなぁと期待したんですけどねぇ。

  
ようやく比較的近くを飛んだ個体(左)を撮影できましたが、クロウミではないよなぁ。
などと悩んでいると、さらに1羽カツオドリ(右)がご登場。おや、賑やかな。

  
その後もパラパラとカツオドリが合流し、最高5羽がマストの周辺で飛び交うという
なんとも楽しい光景に。精神修行の足りない私は、目移りしまくった挙句に
ろくな写真が撮れずに終わるという結末に陥りましたが(^^;

  
カツオドリのほかには、オナガミズナギドリが何度も登場してくれて、
時には近くを飛んでくれるのでバシバシと撮りまくって遊んでみたりとか♪

    
カツオドリは船の周りで賑やかに飛び交っては時々水面を飛ぶトビウオめがけて
急旋回(左)したり、急降下したり、なかなか楽しいシーンを見せてくれます。
漁の成功率は予想外に低かったのですが、頑張って連写しまくってたら、
ピンぼけながらトビウオを捕らえたとこ(右)も撮ることができました。

  
その後も粘って時折通り過ぎるミズナギドリ類を狙いますが、やはり
私の力量では識別は困難ながら、見分けれたのは全てオナガっぽい感じ。
アホウドリ類も全くでないし、なんか成果薄な感じの展開でした。

  
遠くにミズナギドリ類の群れ(左)もいましたが、結局珍品はさっぱり見つからず。
そうこうするうちに、やがて遠くに見えてきたのは父島の影(左)。
う〜む、また来ちまった、と複雑な感慨に浸っているうちに船はよっこらしょと
島に着岸し、久しぶりの小笠原の土を踏むこととなったのでした。

<2>小笠原・父島

  
さて、ははじま丸の出航までは時間があるので我が青春の赤灯台(左)なんぞ
しばらく眺めた後で、前回と同じく待ち時間で廻れる近距離を散策。
道端には、あちこちにタコノキ(右)がステキな実をつけていたりします。

  
道端で出会ったのは、ここらのお約束、アカバナルリハコベ(左)。
ちょっと咲き散らしてる感じですが、ムニンデイゴ(右)もいい感じです。

  
お約束である、間近なイソヒヨドリ(左)のさえずりなんぞ聞きつつ
うろうろすると、広場ではチョロチョロしてるコチドリ(右)を発見。

  
さらにウロチョロすると、道端にトウワタ(左)がパラパラと咲いていたり、あちこちに
センニチノゲイトウ(右)があったり、やっぱり帰化植物相も独特ですよね。

  
チャイロネッタイスズバチの巣(左)はけっこうあちこちにベタベタついていました。
すごく美味しそうなパッションフルーツ(右)のなってる場所もあったり。

  
そして、ほんとうにあちこちで見かけたのはグリーンアノール(左)。
こいつらは一向に衰えが見えませんが、固有昆虫をほぼ食い尽くした現状では
何食って増えてんですかねぇ。ちょいとばかり謎。
なんとも魅惑的な雰囲気のテリハハマボウ(右)にもお逢いすることができました。


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