真冬の但馬巡り〜ヒットなき1日〜 10.12/11

この日は、突発的に但馬地方巡りをしてまいりました。
密かに直前まで北陸遠征を企んでいて、実は高速で移動しつつもあったのですが、
途中で狙っていた鳥が全て抜けた後だという情報が入り、
体調イマイチで爆裂に眠くなってきたのもあって急遽方針転換。
一度この時期に行ってみたかったということで但馬巡りに変更したわけですが、
事前情報のあった鳥方面はものの見事なスッ空振り。
それでは、ということで挑戦し損ねていたいくつかの物件に果敢に挑み、
さらに空振りを続けるという、ある意味見事な1日となったのでした(^^;

<1>但馬地方各所

  
というわけで、朝っぱらから狙いをつけてた水田地帯をウロウロすると、すぐ近くに
コウノトリ(左)がうろうろしていたり、カルガモの井戸端会議(右)に逢ったりします。

  
水田地帯をうろうろしていると、ものすごい至近距離で水浴び中のセグロセキレイ(左)を
発見。しばらく見ていると、羽繕い(右)もご披露いただけたのでした。

  
水田地帯をウロウロすると、イヌガラシ(左)やら、タネツケバナ(右)やら、
まだ花をつけている株がパラパラあることを発見。こんなクソ寒いのにね〜。

  
その後は、しばらくウロウロしてタヒバリ(左)なんぞ見て回りますが、
眉斑の薄いのやら濃すぎるのやらはさっぱり見つからず。今冬密かに狙ってるんですが(^^;
近くの電柱の上にハヤブサ(右)が御登場という一幕もありました。

  
さらにしつこくうろつくと、何度かノスリが御登場。
ビュッと目の前をハイイロチュウヒ♂が横切ったりというビックリもありましたが
こちらはカメラを構えるいとまもなくて残念無念。

  
道端でいい感じに色づいているイヌタデ(左)なんぞ眺めつつ歩いていると
コハクチョウ(右)を数羽発見。警戒心が薄いようで真横で撮影させてくれました。

  
道端には、こんな寒さの中狂い咲きしているホトケノザ(左)やら、
ここまで揃うとお見事なワルナスビの実(右)なんかも見つかります。

  
そうこうするうちに、アトリの大群に遭遇。ものすごい数でなかなか
見ごたえがありましたが、この頃には天気が相当悪くなってどシルエット状態(^^;

  
その後もウロウロすれど、登場するのはスズメの大群くらい。
でも、これがかなりの数だったのでちょっと興奮。暗くて飛翔写真はペケポンだったが…

  
ガードレールにずらりとならぶスズメ(左)なんてショットを1枚。なんともカワイイですよね?
湿地を歩いてみると、いい感じにほぐれたガマの穂(右)が目に付きました。

  
あちこちにあってすごいなぁとおもったのが、タコノアシの枯れ穂(左)。
ものすごい大群落(右)がいくつかあったのはかなり仰天。こりゃお見事。

  
うろうろしてると、なぜかノスリ(左)がド至近距離に登場。これ、デジスコじゃないんです〜!
ミヤマガラス(右)も見れましたが、コクマルは混じらず残念。

  
その後も成果がないので、ヤゴ探し方面に切り替えると、意外にも
ジュズカケハゼをGET!こんなところにもいるんだねぇ…
しかし、狙いの汽水系ヤゴは今回も捕れず、それ以前に毎度のごとく泥にハマって
両足ずぶ濡れになったのでとっとと諦めて移動することに…

  
すると、道端に、バフ変のカルガモを発見!
オオッと思ったものの、遠くから数枚撮っただけで飛んで逃げられたのでした(^^;

  
さてさて、気を取り直してやってきたのは、少し山の方。道端にまだ咲いていた
ヨシノアザミ?(左)なんぞ撮影した後で、山道を登っていきますが、
しばらくして頂上に着いてみたら、かなりの雪景色(右)でビックリ仰天。
しかも、少し吹雪気味なんです。ちょいと待ってくれよ〜(^^;

  
しょうがないので、雪の少ないあたりを歩くと、おもしろげなキノコ(左)発見。
こんな凍りそうな時期にまだ元気なキミはなにものだ?
結構ビックリしたのは、花芽をつけたミヤマシキミ(右)。こんな時期に咲く気かキミは。

  
うろうろすると、斜面にウソの群れが御登場。喜び勇んでデジスコを
向けましたが、少し向こうが見えないくらいの猛烈な濃霧。手が動かないくらいの氷雨。
しばし傘差して頑張ったものの、撮れたのはこんなのが数枚という体たらく。

  
これじゃぁ、しょうがない、ということで本来の目的である朽木探索のために
少々標高を下げて雪のない林下で朽木を見つけては割ってみますが、やはりシロートに
そうそう簡単に狙いのものが見つけられるわけもなく、キマワリの幼虫(左)やら、
冬篭り中らしいなんかの女王アリ?(右)なんかが出てくるくらい。

  
場所を移してさらに頑張りますが、とんでもなくショボそうなゴミムシ類(左)が転がり出たり
タマムシ系の幼虫(右)が出てきたり。なんかやる気が消えるくらい成果がでない…

  
と、なにげなくブチ折った枝から、極小サイズのなにかが姿を見せました。
お!やった!コルリクワガタの幼虫です。
そう、実は今回の挑戦は、いわゆるルリクワ系の材採集ってヤツに挑んでみたくての
所業だったわけですが、ようやくの成果に気を良くして暗くなるまで頑張った
ものの、追加は皆無。結局いわゆる産卵痕のある朽木すら見つけれずのオチでした(^_^;

というわけで、あれこれ楽しめはしましたが
なんとも「ヒットなき1日」となったのでした。うむ、最近不調じゃ。
いい噂のあった冬鳥たちはどうも直前で姿を消してたみたいで、
何年も外し続けている某ヤゴはまったくかすりもせず、
相当に気合を入れてた朽木探求については、当たる気がしないってのが正直な感想。
これは難物ですな〜、とか思っていたところ、玄人さんに
お話聞くと、兵庫県で材採集は相当難易度が高いので諦めて新芽採集に
された方がよろしいですよ、との親切なオコトバ。ありゃ、さよですか。
しかし、そうなると余計悔しくなるのがスジというもの。
ボロボロの朽木の中から、宝石みたいなルリクワを見つけ出すのって
きっと成功したらものすごい感動なんだろうなぁ…
というわけで、どうも近日中に第2陣をやってしまいそうな予感ヒシヒシ。
紀伊半島あたりの高地で凍死寸前のチャレンジとか面白そうだと夢想してますので
更新が長期間滞ったら、山で行き倒れたと思っていただければ(笑


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