六甲冬鳥探求〜地味な一日〜 10.12/18

この日は、忘年会明けで遠征が出来ないことがわかっていたので、
たまにゃぁ近場で、ということで六甲山あたりの冬鳥巡りとシャレ込むことに。
しかし、ここのところのヒットに見放された展開はどうも変わらず
いくつか小耳に挟んでいた面白そうな情報はすでに有効期限切れ状態で、
歩き回った挙句に成果は実に地味な結果に。
ってか、思ったよりも鳥影が薄く、うろうろ歩いているだけの時間が
かなり長かったのがなんとも切ない感じに(^^;
しょうがなので夜にもうひとつチャレンジ、と挑んだ場所すら大空振りで…
成果薄なので翌日の昆虫館編とセットでお届けしちゃいます(笑

<1>六甲山周辺

  
やってきたるは某公園。実はここに来る前にもう1箇所、狙いをつけていた
場所があったのですが、久しぶりに行こうとしたらさっぱり道に迷ってたどり着けず
というとても芳しい展開からのスタートなんです、これが実は(^^;
歩き始めると、すぐに道端にカシラダカ(左)の群れが登場。このあたりにフサフジウツギが
あったよな、と探してみるも当然ながら全て枯れ穂(右)でした。
ちょっと友人から写真提供依頼があったのですが、これじゃぁダメだよねぇ…

  
いい感じの実をつけているイボタノキ(左)なんぞ眺めながら
歩いてくと、地面をチョコチョコ歩くシジュウカラ(右)に遭遇。
かわいいので狙いますが、動きが早くてデジスコではブレブレを量産。

  
ノギク系かなぁと思いますが、いい感じの枯れ穂(左)がけっこう目に付きました。
そうこうするうちに、いきなり目の前にキクイタダキ(右)が登場。
しかし全く静止しない上に暗すぎる場所で、連射して証拠写真が1枚のみの結末に。

  
へぇ、と驚いたのは、まだそこそこ花がついてたナワシログミ(左)。
そして、今年は大ヒットという噂のスギ(右)は大量の花をつけてました。
ワタシはまだギリギリ花粉症ではないのですが、そろそろヤバイ予感がするなぁ。

  
やがて、ガサゴソとミヤマホオジロが御登場。
結構近距離でノンビリしてくれたのでバシバシと撮影しましたが、
色鮮やかな♂は藪の中に潜ったっきり出てきてくれず。

  
さらに歩いていくと、アキニレの高い梢にアカウソが数匹とまって、
盛んに実をつついていました。一応「赤い鳥」の範疇ですから、いそいそと
デジスコを向けてみますが、ゴシャゴシャの中でチョロチョロしてるのでこりゃ難しい!

  
それでも粘っていると、少しずつ低い枝に降りてきてくれたのですが、
おっしゃ、と思ったときに一気に分厚い雲が登場してブレブレに(^^;
ってか、本来は他の赤い鳥狙いだったんですけどねぇ…

  
一息ついて周辺を見渡すと、真っ赤に色づいたタラヨウの実(左)を発見。
えらく気の早いチョウセンレンギョウ(右)も数花だけ咲いてました。

  
さらにしつこくウロウロすると、松林の下でビンズイを数匹発見。
いつもはすばやすぎでデジスコだとNGなのですが、今回はわりとノンビリした
個体がいて、そこそこドアップでも撮らせていただけました。

  
その後も、かなりウロチョロと歩き回りましたが、出現するのは、ホオジロ(左)やら
モズ(右)やらといった面々。それも枝頭のひどい場所ばかり…
あまりに成果が少ないので、思い切って場所をちょっと動かしてみることに。

  
しかし、場所を変えるとさらに鳥影は減少して、ただただ静かな林の中を歩くハメに。
実がびっしりついているグミ類(左)と、こちらは葉だけびっしりの
グミ類(右)とがバラバラにあったのに興味を惹かれましたが、正体はアキグミとかかな?

  
さて、ものすごい薄暗い林の中で、ようやくシロハラ(左)なんかを数匹発見。
予想外にもカヤクグリ(右)にも逢えましたが、これがもうどうしようもなく暗い場所で、
頑張って連射しまくりましたが、撮れたのはこんなのが数枚だけ。

  
さらに場所を変えると、道端に咲き残りのリュウノウギク(左)を発見。
パステル色に色づいたヌルデ(右)なんかも見つかったりします。

  
小さな池には、カルガモ(左)が多数泳いでいましたが、ふと気付くと
その中にカイツブリ(右)が1匹、なんじゃオマエは、とでも言いたげにこちらにガンを
つけていたので、真上からバシバシ激写。しかし、その後も粘れど
まぁもののミゴトなくらいに鳥影は薄く、な〜んか不完全燃焼のまま終了。

  
これじゃ悔しいからもういっちょ挑戦、ということで久しぶりにオオサンショウウオを
探そうと凍えるような川の中を歩いてみましたが、数年前にはたくさん見れた
場所なんですが、この日はもののみごとに大空振り。
ベソかきながら引き上げてきた自宅前で、そんな私を慰めるかのように
アケビコノハが出迎えてくれたのがささやかな成果となったのでした。

〜おまけ〜


翌日は、佐用町昆虫館の維持管理作業で汗を流してまいりました。
最初は館内清掃くらいかと思っていたのですが、なぜかしら、こんな巨大な伐採木を
人力で運ぶことに。いやはや、人海戦術って本当にスゴイ!
興味のある方は、こちらの4倍速動画をご覧ください。笑っちゃえると思います(^-^)

  
さて、作業も終わって館の周囲をうろうろしていると、そこそこのサイズの
アサギマダラ幼虫(左)を発見。ありゃ、今って極小サイズじゃなかったっけ?
と思って他の葉をめくると、予想通りの極小サイズの幼虫に加えて、卵まで見つかった(右)
ので、あらためてビックリ仰天。えと、この卵って、いつごろ産まれたモンなんだ?

  
クヌギの根元にはゴマダラチョウの幼虫(左)も見つかりました。
そろそろ引き上げるか、という頃には、昆虫館裏にニホンザルの群れ(右)も御登場。
やっぱりここらはなにかと発見が続いて、面白い場所ですよねぇ♪

というわけで、地道な一日+汗まみれが楽しい一日でした(笑
原始人のごとき体力勝負の動画は、オススメなのでゼヒゼヒ御笑覧を!
そういえば、分厚い土砂に埋もれていた昆虫館が
スコップで掘り出された時に、現代で見過ごされがちな人力のすごさを
実感したものですが、改めて強く実感した次第。
翌日は軽く筋肉痛になりましたけどね〜(^^;
そして、メインテーマの方の六甲山巡りは、空振りっぷりがものの見事。
今年は冬鳥が面白く、特に赤い鳥がかなり狙い目だというウワサなのですが、
個人的には情報と突撃できるタイミングがズレてたり、
裏目裏目に回ったりして、ほんっとうにヒットなしな状態が続いています。
これはまた運気改善のための大突撃をしなきゃいかん!と強く思いつつも、
なんか妙に所用が多くて遠征どころか突撃回数激減な今日この頃。
年末には久々の大遠征を企んでいますが、どう出るか、乞うご期待ですかね(笑


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