直翅トライアルagain〜大空振りな日〜 10.11/20

この日は、ちょっと最近熱の入ってきた直翅系トライアルagain。
先日O氏がなかなか珍品の直翅類を撮影されてたのに触発されて、過去に
記録があるという大阪南部に繰り出しましたが、
諸般の事情で今回も比較的短時間での挑戦となったあげく、
やっぱり時期的に遅すぎだよなぁとか、そもそも直翅類って鳴いてない状態って
どうやって探せばいいんだかさっぱりわからんなぁとか、
当然過ぎることばかりいくつも実感しただけの1日となったのでした。
まぁ、わかりやすく言えば、タイトルどおりの大空振りですね。ええ(^^;

<1>大阪南部某所


  
というわけで、狙い定めていた海岸林を歩き始めると、すぐに目に付いたのは、
大満開のシロダモ(左)。花をドアップ(右)でみると、これはこれで面白い風情。
一応、花びらが4枚あるんですねぇ。知らなかったなぁ。

  
ヒラタアブ類(左)がのんびりと飛んできたりもしました。
近くには、ムラサキシキブ(右)も発見。やっぱり妖艶な色合いですなぁ。

  
さて、この日もバサバサと林縁の低木をたたいてみますが、
ウラギンシジミ(左)を何匹か起こしてしまっただけだったりして。
近くの倒木裏には、コメツキ系の幼虫(右)が鎮座していたりします。

  
そこで見つけたのが、こちらのゴキブリ類。
小さい幼虫だし、この手はいい図鑑が手元にないのでサッパリですが、
キスジゴキブリとやらに似ているような?う〜ん、正体が知りたい。

  
あたりには、カンコノキ(左)が辛うじていくつかの実をつけ残していました。
葉上にはヒメエグリバの幼虫(右)も登場したのでドアップで撮影♪

  
さてさて、今回もカネタタキ類を頑張って探しますが、結局出現するのは
すべて普通のカネタタキ。探し方がまずいんだろうなぁ。
直翅類は好きなんだけど、探索方法がわからないのでなかなか本格的に狙えて
いないんですよねぇ。だれかバリバリの人に弟子入りしてみたいなぁ。

  
なんか極小サイズのチョッキリ類(左)も見つかりました。この時期もいるんだ。
こういう場所では結構お約束の、ヒメクダマキモドキ(右)も見つかります。

  
ほほぅ、と思ったのは地面に降りていたアカエグリバ。
左の写真だと、クイズに使えますかね、どこに虫がいるでしょうか?って感じで。

  
こういう場所で林縁の樹を叩くとバサバサ落ちてくるナガハムシダマシ(左)は
今回も大漁でした。ムダにたくさんいるよなぁ、オマエラ。
林縁では、スズメガ系の蛹(右)を見つけてビックリ。鼻が長いけど正体は?

  
さて、場所を変えて海っぺりを歩くと、一面にアゼトウナが群生している場所がありました。
こいつはなかなか見ごたえがあっていい感じだねぇ♪

  
よくよくみると、こっそりと、コバノタツナミソウ(左)も混じっていました。狂い咲きかな?
草刈されたのか、えらく小さなキダチコンギク(右)なんかにも遭遇しました。

  
海辺の石の上には、マツバガサ(左)に混じって、小型の貝(右)も多数
発見。え〜と、図鑑をにらむと……ヨメガカサガイ?

  
コモンフグかな?フグの死骸(左)も発見。しかし、カニかなんかが食い荒らして
いるんですねぇ。テトロドドキシンは甲殻類には効かないものなのか?
海岸の岩場に、なぜかノキシノブ(右)が大量についていたのも印象的でした。

  
ここでも石をめくってせっせと直翅探ししますが、さぁっぱり空振り。
驚いて出てきたカクベンケイガニ(左)と、なんか見覚えのないかわいらしいカニ(右)
がいたのがささやかな成果。やっぱ昼間にゃ見つからんのかなぁ。

  
あたりには、たくさんの実をつけたトベラ(左)がなかなかお見事でした。
それでは、と林に入ってみると、お約束ながらクロコノマチョウ(右)も御登場。

  
おもしろげな倒木がごろごろしているので、叩き割ってみると、まず最初に出てきたのは
オオシロヘリナガカメムシ?(左)。むむ、ちょほいと地味ですな。
しかし、お次の樹からは、いきなりクチキコオロギ(右)が御登場されたのです♪

  
その後、これはという感じで樹皮の浮きまくっている立ち枯れを発見。
ボンと叩くと、そこは大家族のねぐらだったようで、 ♂(左)、♀(右)のほか、
撮影し損ねたけど幼虫も数匹ご登場されてちょいビックリ。いやぁ、やっぱいるのねぇ。

  
近くの樹からは、赤っぽいゴキブリ類(左)も登場。う〜ん、ヤマトゴキブリかなぁ。
こちらもいまいち正体のよくわからんゴキブリ類(右)も登場。だれか図鑑くれ。

  
超ミニサイズのクチキコオロギ弱齢幼虫(左)も登場しました。数ミリサイズですな。
コアシダカグモ(右)も登場したり、なかなかいい感じに楽しめます。

  
さらに、林床にオオフユノワラビ(左)が点在している林に場所を変えると、
林縁に色鮮やかな実(右)を発見。え〜と、これってなんだっけなぁ?

  
ナツフジの実(左)をみつけたり、なぜか道端でぼ〜っとしていたオオスズメバチ(右)に
脅かされたりしながら、この後もしばらくアチコチ狙いましたが、この後はさっぱり
なにも面白いものは登場せず。あっけなくタイムアップとなっちゃったのでした(^^;

〜おまけ〜


ちなみに、翌日は家族孝行(といっても兄弟ネ)で1日を過ごしとりました。
ついでなので、「なんだねワトソン君」ってポーズの、自慢の姪っ子をご紹介。
これがカワイイもんですっかりおぢちゃんバカ約1名に成り下がっておりますハイ♪

というわけで、のんびり楽しめた1日でした。
しかし、成果の方はというと………まぁ、久しぶりのクチキコオロギは
嬉しかったけど、他のあれやこれやは全て大空振り。
う〜ん、今年はもう季節的に厳しそうだけど、来年はちょっと本腰入れて
直翅系列にがんばってみたくなりますね。
しかし、鳴いてくれても耳の性能が悪いからかさっぱり見つからないのに、
鳴かない直翅類ってどうやったら探せるんだろう。だれかに弟子入りしたいなぁ…
あと、前回入りかけたゴキブリ系のスイッチも明確に今回実感。
これはまず図鑑を入手してから…う〜ん、やっぱり南に行きたくなりますねぇ。
足摺岬とか、佐多岬とかだったら種類が多そうだなぁ。
てな感じで、しばらくは地味系のトライアルが続きそうな予感ですがご容赦を♪


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