八重山ヤケ旅A〜想定外の酷暑日〜 10.10/24
  
<2>西表島各地 続き  

  
大喜びしながら走り回っていると、近くの林縁に怪しい影があることに気付きます。
おっと、こいつはリュウキュウムラサキじゃないですか!
大興奮して追いかけるも、こいつもまたえらく敏感で、なかなかいい感じに撮らしてくれず。

  
それでも、しばらく粘っていると、ふいに足元にフワッと降りてきて、
色鮮やかな翅表をご披露してくれたりもしたのでした。わかっとるねキミ。
考えればこいつも春先は翅裏しか撮らせてくれなかったので、リベンジ成功なんですね♪

  
さてさて、さらに調子に乗ってアカスジベッコウトンボ(左)を追いかけていると、
ふわっと アカナガイトトンボ(右)も登場。赤いもの仲間って感じですか?

  
びっくりするほどパステルカラーなコフキショウジョウトンボ(左)も登場しました。
老熟個体ということでしょうが、これはすごいオトシなんでしょうねぇ。
感心していると、頭上を悠々とカンムリワシ(右)が輪を描いてくれたり。  

  
黄色い♀をとるべく頑張りますが、ようやく見つけた個体(左)は、
♀かと思いきや未熟♂だったりとか。思ったようにはいかないもんだなぁ。
♀は時々登場はするんですが、これが全く撮影チャンスがないんです。なぜかというと、
フワッと登場した次の瞬間には、テリ張り中の♂が数匹一斉に追いかけ始めて、
いやがった♀がビュンと上空はるかに飛んで逃げて視界から消える繰り返し(^^;
それでも粘っていると、ようやく交尾(右)も撮影成功。ちょっと遠かったけどね。

  
さてさて、交尾後の♀(左)に慎重に近づいてアップを撮ろうと粘りますが、
結局この個体もフワッと跳んだ次の瞬間には別の♂に追いかけられて遥か彼方に…
池の中には、タイワンウチワヤンマ(右)も悠然とたたずんでいたりしましたが、
このあたりでジリジリ肌を焼く日差しにとうとうヘバってギブアップすることにしたのでした。


んで、移動しようとしてふと気付いたのが車載の外気温計。
おいおい、36℃とか言ってやがるよ!
いやはや、どうりで暑いわけですが、いかに南国とはいえ今は10月も終盤。
いやはや、こいつは予想外な数値です(撮影し損ねましたがこの後37℃も確認しました)。
今回は大雨覚悟だったので、防水&防寒対策ばかり意識を集中させてたワタシは
早々とグロッキーに。なんせぶ厚いダウンジャケットまで持参してましたからネ(-_-;

  
最後に立ち寄ったのは、Hさんに確認を頼まれていた某ポイント。
タヌキコマツナギ(左)を見ながら歩くくと、無事にタイワンヒメシジミ(右)も御登場。

  
個体数はそんなに多くない感じでしたが、短時間の挑戦でもそこそこ確認できました。
この調子だと来年くらいまでは楽勝じゃないでしょうか?Hさん、ご安心を♪

  
ちなみにここで見かけて一瞬でファンになったのは、こちらのえらくかわいらしい
ハナアブ類。モコモコの体、くりんとした目玉。こいつはエエ感じでしょ?

  
さてさて、ここらでタイムアップ、ということでレンタカーを返したのですが、
大急ぎで港まで行ってみると、私の持っていたガイドブックが古かったらしく、次の船まで
30分待ちということに。しょうがないので近くの海岸を歩いてみると、
こんな場所なのにオオシママドボタル(左)が歩いていたり、
ぽつぽつとでしたが、ヤンバルツルハッカ(右)が咲いていたりします。

  
ミルスベリヒユかな?海岸の岩場にはおもしろげな植物(左)も目立ちました。
ホソバワダン(右)もあったのはちょいと意外。八重山にもあるんですネェ。 

  
小型ながらかわいい花をつけるハリツルマサキ(左)にも会えましたし、
これまた面白い雰囲気のアオガンピ(右)があったり、意外に濃厚な出逢いが続きます。

  
小さな干潟では、ヒメシオマネキ(左)がたくさんてなかなか色鮮やかな感じでした。
メチャクチャ敏感で四苦八苦しましたが、なんとかアップ(右)も撮影成功。

  
じっと石化けの術を気取っていると、ミナミトビハゼ(左)も近づいてきてくれたり、
フタハオサガニ(右)がモゾモゾ出てきたり、なかなか楽しめます。 

  
♀になるのかな?はさみの小さな個体もあれこれ見れましたが、
問題はこいつらがなんて種類かよくわからんこと。これもヒメシオマネキなの?

  
その後もしばらく粘って、オキナワハクセンシオマネキ(左)やら、
ヒメシオマネキ(右)やらをバシバシ撮って大満悦。船まで時間があってよかったなぁ。

  
用心深いコメツキガニもドアップで撮影に成功しましたが、こいつらは
本土と同じ種類なんですねぇ。んで、さんざっぱら遊びまわっていてふと気付くと
出航3分前になっていて、港まで全力疾走するというオチになったのでした(笑

<3>石垣島各地  

  
さてさて、船の中で大爆睡しながら戻ってきたのは石垣島。
まずは、この島に来ると必ず立ち寄らなくてはというお約束のポイントを訪れると
初手からちょいボロでしたが、ウスキシロチョウ(左)を発見。
あたりのオオカラムシでは、少し前までヤエヤマムラサキが発生していたのでしょう、
メチャクチャに食い荒らされた跡(右)が見れましたが、幼虫はすでに見つからず。

  
歩き始めると、フワフワとリュウキュウアサギマダラが御登場。
こいつに逢うと、いつもひそかに、ほかの珍品が混じっちゃぁいないかと
バシバシ撮ってしまう癖があるんですが、今回もやっぱり珍品は混じらずでした(笑

  
チョイ意外だったのは、ふつうに花に来ていたヒメウラボシシジミ(左)。
驚いたことに、ちょっと距離がありましたが、開翅シーン(右)も見れました。
#ヒメウラナミシジミの書き間違いです。ヒメウラボシだったらオオゴトやっちゅうねん(笑

  
フワフワと飛んでいるカバマダラ(左)なんぞ眺めていると、予想外にも
タイワンシロチョウ(右)も御登場。この1カットでどっかに飛び去りましたが…  

  
さらに粘ると、ヒメウラナミシジミ(左)は何度か見れました。
こいつらは薄暗い林間の樹上にしかいないと思い込んでいましたけどネェ。
有難いことにV字開翅(右)も目の前でご披露いただけちゃったりとか。

  
アマミウラナミシジミ(左)も登場したり、ベニモンアゲハ(右)もフワフワと
登場したり、やはりこの場所はあれこれと濃密な出逢いがあって楽しいですね☆ 

  
久々のホリイコシジミ(左)も登場したので、記念にドアップ撮影(右)も
かましてみたり。昨秋ほどの大発生ではないようでしたが、春先あれだけ探し回ったのが
ウソみたいに、あちこちでチラチラ飛んでる姿を見ることができたのでした。


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