地元アカネ案内〜初めよけれど〜 10.10/16

この日は、地元アカネご案内企画。
O氏が遊びに来てくれての関西系アカネ挑戦の旅なのです。
前回のFNでちょっと書きましたが、O氏は直前の島根挑戦で
我が愛車を運んできてくれるというムチャクチャなお願いを快諾して
いただいてますし、常々本当にお世話になってますから
ここはなんとか少しでも恩返しをということで
けっこう気合を入れてあれこれ思いつく限りの場所をご案内。
しかし、初手の滑り出しはまぁまぁ好調だったのですが、
どんどんと想定外の事項が発生してきて
最後はなんともしまらないオチになるという展開に。
ええと、Oさん、力量が足りませんで申し訳ありませんでした(^^;

<1>東播磨各所

  
さて、早朝からまずやってきたのは、あれこれ出会いの多い溜池。
歩き始めると、池の縁にはホソバリンドウ(左)やらゴマクサ(右)やらと
いった、面白げな湿生植物が目に付きます。

  
期待していたミズトラノオは、ちょっと時期が遅かったのか、
はてまた今年は花付が悪いのか、中途半端な群落しか見れずに残念。
ってか、例年に比べてヒョロヒョロだし、花が短いんだけど、暑さのせいとか?

  
そんなこと賑やかに話しつつ歩いていくと、まず目的その@、
オオキトンボがご登場。なんか妙に敏感で撮影は不思議に苦労しましたが、
まずは幸先のよいスタートとなって、一安心。

  
のんびり日光浴しているヤマトシジミ♀(左)を見て、青くなってきたからシーズンも終盤やねぇ、
などと嘆きつつ、転戦してきたため池では、いい感じに咲いているコシオガマ(右)を発見。

  
かわいらしいマユタテアカネ(左)なんぞ追いかけてみたりしていると、
目的そのA、キトンボ(右)がご登場。敏感でワタシはこんなのしか撮れなかったけど。
しかし、この場所は多産地なはずなのに、他の個体が出ないんです。むむむ。

  
池の縁には、オミナエシとオトコエシの競演(左)も見れました。
ものすごく花付のいいマルバハギ(右)もあって感嘆したりもしますが、
それ以上の成果がないので、さらに別の場所まで転戦することに。

  
お次の場所では、地面で踏み潰されたカマキリを食べているセグロイナゴ(左)
などという不思議な光景を見れました。普段と立場が逆転ですね。
狙いの溜池に近付くと、マイコアカネ♀(右)なんかもご登場。

  
池の縁には、アオイトトンボ(左)がヤタラめったら多数。
あちこちで、イヌタヌキモ(右)もいい雰囲気に咲いていたりします。

  
ここで、目的そのB、ナニワトンボも無事に登場。何度見てもかわいい♪
池の縁には、なんとこの貴重品を2匹いっぺんにお食事中という
贅沢モノのナガコガネグモ(右)も見つかりました。バチあたるぞ〜?

  
周辺を歩くと、アライグマの足跡(左)を発見。増えてんのかなぁ。
そして、O氏ご期待の、ナニワトンボ♀(右)も首尾よくご登場♪

  
水辺には、スイラン(左)もパラパラと咲いていてくれました。
オオキトンボ(右)も何度か登場し、少し離れたところでホバリングも披露して
くれましたが、私の腕では、こんなん撮るのが精一杯(^^;

  
さて、さらに転戦した場所では、グルグル巻きのショウリョウバッタモドキ(左)に
続けて、アオイトトンボ2匹巻き(右)などという贅沢なのも。
ちなみに後者の網には、一緒に撮影できなかったけど、さらに2匹の
アオイトトンボが捕まってました。今日はクモの活躍に感嘆する日だなぁ。

  
この場所ではいつも楽しみにしているタヌキマメ(左)は、時期も終盤
ということなのか、えらく花付きが悪かったのはちょい残念。
草地の中では、カヤネズミの巣(右)なんかも見つかりました。

  
いい感じに大満開のアカバナ(左)なんか撮ったりしていると、目的そのC、
マダラナニワトンボも無事に登場してくれ、健在ぶりを喜んでみたり。

  
しばらくは動きがなくつまらなかったのですが、日が差してくると
とたんに複数の♂がパトロール(左)をしはじめて、すぐさま
産卵カップル(右)も登場。予想外にもこの1組だけでしたが。

  
まずまずの成果に顔をほころばせながら、振り返ると
お次に登場したのはコバネアオイトトンボ。うん、いい感じじゃないか♪

  
しばらくするとハイタイムが終了したのか、少数の♂(左)がのんびりしているだけに
なったので、場所を変えてみると、草地の中でキトンボ(右)も発見。
条件が悪くて、なかなかいい感じに撮れなかったのが残念ですが。

  
さらに転戦したのですが、ここで予想もしない事態が発生。
いつもナニワトンボが大量にいる池に行ったのですが、これがものすごい増水で
池の縁が歩けないんです。しばし粘った後で泣く泣く断念。
お次の池も同様にほとんど歩けず、悩んだ挙句さらに転戦してきた
場所では、初手から大満開のツルグミ(右)なんぞに遭遇。

  
ここでは、狙い通りキトンボは出たのですが、極端に愛想なく
1枚も撮れないままにあっけなくロスト。
かわりに、ネキトンボが♀(左)、♂(右)と連続して出てくれたのが嬉しかった
のですが、う〜〜ん、なんかヤバそうな雰囲気だなぁ。

  
んで、その予感はバッチリ当たってしまい、最後にとある海辺の池に
転戦してきたころには、なぜか一気に雲が厚くなってしまい、期待の飛来種どころか
豊産するはずのタイリクアカネすら1匹も見つからないという体たらく。
池の中を悠々と泳ぐソウギョ(左)を見たり、こんな場所でも元気に花をつけている
ギンネム(右)を見たりして、「まぁ狙いのTOP4は見れましたし」と
O氏に慰めてもらいながらの、しまらぬ結末となったのでした。トホホ(-_-;

〜おまけ〜


オマケの1枚は、O氏が撮影してくれた記念写真。そう、我が愛車は
ついに25万キロを達成したんです。しかも達成の瞬間運転していたのはO氏という
ステキなエピソード付きで。地球6週チョイですね。我ながら笑える(^_^)

というわけで、初めはいい感じでしたが、後半が一気にトーンダウン、
最後はなんともしまらぬオチとなった1日でした。
まぁ、それなりの珍品を含め、関西系の赤くないアカネ系が制覇できた
とはいえ、それなりの生息地を回ってますから
これはある意味当然と言えば当然のコト。
もう少しあれこれスムーズにバンバンと見れてオマケが付く程度で
本来と言いたいトコロですが、今年はアカネ類の不作年なのかなぁ?
Oさん、あらためて力量足らず申し訳ありませんでしたm(_ _)m
ちなみにこの日は、実は地元のお祭りの日。
当方にも声がかかっていたので夕方早めに解散とさせていただき、
夜宮の神輿と、翌日の昼間での神輿に参加してきましたが
短時間だから楽勝だろうと思っていたら、これが体がバラバラになるか
と思うほどのハードさで、しばらく筋肉痛が尾を引いたほど。
う〜ん、ここんとこの運動不足が祟ったかな?
さらに、この翌日には鳥方面のあまりにもすばらしい情報が
飛び込んできたもので、強引に昼前で祭りを抜け出して駆けつけたのですが、
感動的な稲刈り(謎)と、雄大な夕陽を眺めただけのすっ空振り。
ここントコ、どうにもこうにも運勢がないぞ?
なんか、いい厄落としの方法があったらダレか教えてくださ〜い(^-^;


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