突発的群馬遠征〜夏日の名残り〜 10.9/19

この日は、先日に続いて、関東におりました。
厚かましくも、O氏にご同行をお願いしたのは、群馬県某所。
こちらもものすごく懐かしいとある水辺への再挑戦です。
しかし、空模様は若干怪しい雰囲気と思いきや、
そこから一気通貫、なにを思ったのかどっかんとまた真夏日になったり、
おいおいちょっと待ってくれな感じに。
それ以外にビックリ仰天予想外な話も1つばかりあり、
狙いのトンボはちょっとばかり空振りでしたが
悔し紛れにあちこち回ると、面白い出逢いがたくさんついてくる、
そんなシアワセな1日となったのでした。

<1>鬼怒川流域各所

  
てなわけで、早朝合流でドンと移動してきたのは、鬼怒川流域の某所。
歩き始めると、さっそくセグロイナゴ(左)が飛び出してテンションがあがったりしつつ
うろうろすると、あたりにはノシメトンボ(右)がやたらめったら多数。

  
アオイトトンボ(左)もものすごい数飛び交ってました。
そうか、こいつらが涌いたように見れる、そんな季節になったんですねぇ。
うろちょろすると、ハグロトンボ(右)もまだまだお元気だったり。

  
いい風合いのツマグロキチョウも飛び交っていて驚きました。
立派な秋型の個体(左)も多かったのですが、
なかには、ちょっと羽化不全なのか、へんな模様のある個体(右)も。

  
こちらもものすごくお久しぶりのイヌハギ(左)もまだ少し咲き残っていました。
タコノアシ(右)はもうすっかり実になっていたりします。

  
豪快な雰囲気が好きな、マツカサススキ(左)もいろんな場所で見れましたし、
水辺には、顔が真っ青になったマイコアカネ(右)もこれまた多数。

  
池の中には、ちいさいながらサンショウモ(左)もありました。
驚いたのは、小さな水路を飛び越えたら、着地地点で威嚇していた
アメリカザリガニ(右)。いや、そんなビンゴな位置で、なにしてんのキミ?

  
小さなクヌギの樹液にはオオスズメバチが2匹来ていましたが、
しばらく見てると、大きいほうが小さい方の背中を攻撃開始(左)。おいおい。
するとしばらくして小さい方が反撃?して、噛み合い(右)になってましたが、
真剣に攻撃してるという迫力では全くなくてジャレてる風でもあり…
求愛ってことはないよなぁ、ナにやってるんだろ。プロレス?

  
さて、さらにうろつくと、夏型のツマグロキチョウ(左)もあちこちで発見。
けしからんことに、その貴重種をお食事中のヤハズハエトリ(右)もいました。

  
連結中のアオイトトンボ(左)なんぞ見たりしていると、ようやく今回の
大目標、マダラヤンマが御登場。やった!
しかし、これがひたすら止まらずにブンブン飛び続けます。
しょうがないので飛翔写真にも挑戦しましたが、どピンボケ(右)が1枚撮れただけ。

  
しかし!
そいつがいきなりビュンと葦原に近づいたかと思うと、そこでビタッと静止。
いやはや、O氏ともども大興奮して影が薄くなるくらい撮影しちゃいました。
といっても、ホンの数分でまた飛び始めちゃって、ノンストップでしたが。

  
しょうがないので別個体を探してウロウロすると、ノアズキで吸蜜中のツマグロキチョウ(左)
がいたり、ささやかな発見は続きます。面白かったのは、かな〜り遠かったけど
サラサヤンマばりにピタッと静止ホバリングしていたギンヤンマ(右)。
おや、おたく、そんな芸当も出来たんですかいな?

  
ガマの穂で産卵しているオオカマキリ(左)にも遭遇。すごい場所えらんだなぁ。
ものすごくいいにおいの日本のハーブ、ハッカ(右)も見つかります。

  
水面を見ると、くるくると回るミズスマシを発見!久々に見ると小さい!
こいつは最近大珍品になっているらしいので、ちょっと気合を入れてバシバシ撮影♪
といっても小さすぎてろくに撮れませんでしたけど(^^;

  
ふと交尾中のハネナガイナゴ(左)など見つけて笑っていると、いきなり
上空をマルタンヤンマ♂(右)がぶんぶん飛んでくれたりしました。
慌ててなんとか証拠写真をと思いましたが、こんなのが撮れただけ…

  
この頃から、またバサッと晴れてえらく強烈に暑くなり、マイコアカネ(左)
なんかがさっそく尾をあげたポーズとってみたり。
警護飛翔中のシオカラトンボ(右)なんてあたりにも遭遇できました。

  
あるきまわると、またイヌハギ(左)に遭遇。これも終わりかけだなぁ。
アップ(右)で見るときれいですよね。花盛りの頃に撮り直したいなぁ。

  
さてさて、肝心のマダラヤンマですが、ブンブンと飛び交っている個体(左)は
見つかるものの、素早くて飛びモノはようやくこれくらいが限界。
何度か少し遠くに静止(左)してくれたんですが、ごくごく短時間ばかりで…
それでは、ということでもう1つの狙い、オオキトンボに狙いを切り替えようとウロウロ
していると、途中でお会いした地元のトンボ屋さんが曰く
「あぁ、ここのオオキねぇ、去年のインセクトフェアで大量に売り捌いたバカがいてね、
そこから激減。今年まだ2匹しか出てないんですよ、ヤバいですよね」
ええ〜〜!っと思いながら頑張って探しましたが、やっぱりNULL。
昔はそんなに探し回らなくてもよかったけどなぁ、などと涙しつつ、
暑さにへばりまくったこともあって別の場所へ移動することにしたのでした。


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