本命不在〜久々の鳥探索〜 10.9/5

この日は、全く持って突発的な突撃でした。
前日に師匠から大変魅惑的な情報を頂戴しての、久々の鳥方面探求。
この時期ということは、お約束ながらシギチ狙い。
実はこの時期はいつもトンボ方面特攻していることが多かったので
秋のシギチって久しぶりなんですよね〜。
というわけで、いそいそとデジスコ抱えて突撃してみたところ、
久しぶりにたくさんのシギチに逢えて嬉しくなりましたが
肝心要の大本命は残念ながら本日不在。
それでは、と山のほうに転戦すると、これまたすっぱりと道に迷い、
オマケに突発の所要まで発生して早めに引き上げ
などという、少々中途半端な1日となったのでした(^^;

<1>三重県某所

  
というわけでまだ朝日が干潟を照らし出している頃、やってきた
海岸には、大量のミユビシギ。むふふ、これはなかなか楽しそうです♪

  
じっくりと端から見ていくと、その中に大きな影。
デジスコ向けるとシルエットになっちゃいましたが、オバシギです。
これはこれでいい風情な気がするのでそのまま掲載。

  
よくよく見ると、オオソリハシシギも混じっていました。
しばらく待ってると近くに来てくれたんですが、近いと逆光でシルエットなんだよなぁ。

  
冬羽になりかけで地味なキョウジョシギもこっそり混じっていました。
お約束どおりすたすた歩くので、デジスコにはかなり難儀でしたが…

  
さらにキアシシギ(左)なんかもこっそり隠れていました。さてさて、
気を取り直して、大量のミユビシギ(右)を片っ端から見ていきますが、
昨日はいたというウワサのスプーンな嘴のお方はどこにもおられません。むむ。

  
少探索範囲を広げようと浜辺を歩いていくと、あちこちにカニが打ちあがっているのに
気付きます。種類はよくわからないけどイシガニ類(左)と、
ガサミ(右)が多かったような。新鮮なの拾ったら食えるのかなぁ。

  
さてさて、さらに周辺を探求しますが、大量のウミネコ(左)がいたり、
バシャバシャと水浴びしてるミユビシギ(右)がいたりって程度。

  
オバシギも再度ちょっとした群れに出会えました。コオバシギも混じってると
いう話だったので探しましたが、こちらは見つけられず。
でも、ワタシの識別眼だと怪しいので、混じってたら教えてくださいね(笑

  
その後もしばらく粘って、至近距離に来たオバシギ(左)やら、
トウネン(右)を撮ったりしてましたが、本命さんはどこぞへ行かれてる
ようなので、勘一発で別の海岸まで探しに行くことに。

  
お次の浜を歩いていくと、いい感じに咲き誇ったクルマバザクロソウ(左)を発見。
久しぶりなので、花のアップ(右)も撮って遊んでみたりとか。

  
砂浜には、あちこちにハタガヤ(左)がいい感じに咲いていましたし、相変わらず
無骨な感じのハマボウフウの実(右)があったりします。

  
しかし、こちらの砂浜にはほとんどシギチはおらず、しょうがないので
近くの池をのぞいてみると、オオソリハシシギが何羽も御登場。

    
アオアシシギを見てるとエリマキシギが横切る(左)という一幕も。
見ていると、エリマキシギ(右)は何羽か集まっている雰囲気でした。。

  
少し深そうな場所では、コアオアシシギも何羽もせっせと採餌中。
嬉しいけど遠いし、動き回るから撮りにくいヨォ〜。

  
まだ幼羽が残っているらしく、えらく赤っぽいコアオアシシギ(左)もいましたし、
こちらもせっせこ歩きまわっているソリハシシギ(右)も発見。種類は多くて楽しいなぁ。

  
さらに探すと、アカアシシギ(左)も何羽か御登場。こちらも相当お久しぶりの遭遇。
こういう場所のお約束、セイタカシギ(右)も何羽か歩き回っていました。

  
その後も粘れど、アマサギなんかのサギ類の混群(左)やら、
いい感じにシルエットになっているカワウ(右)なんかがいたくらいで成果ナシ。
それじゃぁ、一気に方針転換でと、ちょっと山の方に転戦することにしたのですが、
なかなか学習機能のついていない私は、いつもの鉄則
「鈴鹿あたりの山の中は目分量の数倍の時間がかかる」
というのをすっかり忘れていたことを思い知らされながら、細いクネクネ道を
ひたすら走り続けることに。しかも挙句の果てに道に迷うし(^^;

  
んで、実は日差しも強くなってきたから、と渓谷に降りる蝶狙いで
という無謀な挑戦だったのですが、目的地近くに来た頃にはすっかりドン曇り、
いかにも今から降りますよ、という気配濃厚で、肌寒い状態に…
いい感じで実になっているボタンヅル(左)や、オトギリソウ(右)なんかはあったけど。

  
あちこちでアキアカネ(左)が飛んでいたり、ハガクレツリフネ(右)が見れたり
しましたが、狙いの珍蝶どころか、蝶そのものの姿がないのだからどうしようもない(^^;
しかも、その道中でメール着信一本、いきなり所用で呼び出されることになって
夕方には地元に帰らなきゃ、でいきなりタイムアップということに。と・ほ・ほ。

  
それでも地図を見ていたら、遠回りながら久しぶりの谷を通って帰れるコトを発見。
というわけで、いそいそと足を伸ばすと、わりとすぐに、久しぶりの
ツマジロウラジャノメが御登場してくれたのでした。おっしゃ、こりゃラッキー!
しかし、これが最後のチャンスだったようで、この直後から一気に予想外の大雨に。
予報と全く違うじゃないか、と泣きながらの退路となったのでした。

というわけで、本命不在の一日でした。
まぁ、珍シギは外しましたが、久しぶりにじっくりシギチを見れたので、
これはこれで嬉しかったというのも本音なトコロ。
いつも思うことなのですが、私は鳥も大好きなんだけど、
夏鳥のシーズンから、秋の渡りの時期って、ついつい虫に走ってるので
なかなか鳥方面挑戦できないんですよね(^^;
これでちょっとスイッチが入った気がするので、また通っちゃうかも。
でも、後半の山道さすらいは大失敗でした。
このあたりの山道は、近そうに見えてメチャクチャ時間かかるんですよね。
すぐ近くの場所に行くはずなのに、延々と遠回りすることも珍しくないし、
この日は夏日を期待したのですが、なぜか大雨食らっちまったし。
でも、どうもこの日から、秋の気配が近づいた気がします。
今年は季節の巡りが少しおかしい気がしますが、そうなると逆に今からの季節
イレギュラーな出逢いに期待してしまうのは、ちょっと考えが甘いかな(笑


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