流浪のお盆旅B〜豪雨の乗蔵で〜 10.8/14
  
<2>乗鞍高原周辺 続き

  
さらに周辺を歩き回ると、なんとも印象的な物体(左)を発見。
これ、ミヤマウツボグサの実なんですね。少し探すと(右)も発見。

  
クサボタン(左)は、中途半端に実になりかけの株がありました。
増水した流れ沿いには、いい雰囲気のオヤマリンドウ(右)もあります。

  
コメツガでいいのかな?なんとも面白い風情の樹(左)もありました。
あたりにはゴゼンタチバナ(右)もありましたが、身のついた株はごく少数。

  
シロウマチドリとかかな?花のすっかり終わったランの類(左)や
色鮮やかなオオヒョウタンボクの実(右)なんかにも逢えましたが、
その後またどうにもならんほどの大雨になったので、
こりゃどうにもならんと諦めて移動して、O氏に教えてもらった
面白そうな池を下見しに行くことに。
しかし、ツイてないときはどうしようもないもので、
道を間違えた挙句道に迷って、予定外の高原に到着(^^;

  
んで、もってその場所は、こ〜〜んなホワイトアウトな世界(笑
いやマジで数m先が見えないんです。ちょっと歩いたら、自分の車がどこか
わからなくなって焦ったくらい。こりゃダメだ。
そうは思いつつ歩くと、いい感じに咲くホザキシモツケ(右)発見。

  
少し霧が薄くなると、道端でオオチャバネセセリ(左)がいたり、
水辺なんてどこにもないのにオツネントンボ(右)が飛んでたりします。

  
ちょっと嬉しかったのは、こちらのウラギンスジヒョウモン。
地元では産地が限られるんですが、よく考えるとそこ以外で会うのは久しぶりかも。

  
早くも花盛りのトリカブト類(左)もありました。分布的にツクバトリカブトでいいのかな?
それでは、ということで広大な草地に踏み込むと、ジャノメチョウ(右)が
わらわらと本当にいくらでも飛び立ちます。晴れてたら面白そうな場所だよなぁ。


などと思っていると、ふいに小さな影が1つ飛びました。
なんだ?と思って近付くと……うわっ!ヒメヒカゲじゃん!
そう、実は蝶屋にはわかるでしょうが、あの高原に来てたんですが、
時期的にとっくに終わっていると思っていたのでビックラ仰天。
中部亜種とは初の出会いなので大感激でしたが
次の瞬間彼女はフワッと飛んで、霧に溶けてしました。とほほ。

  
俄然やる気になったので、草地をうろうろすると、
セアカフキバッタ(左)がいたり、キアゲハ(右)がいたりします。

  
草むらをかき分けていくと、ぽつぽつと色鮮やかなヒメトラノオ(左)を発見。
イブキボウフウかな?おもしろげなセリ系植物(右)もあります。

  
さらにしつこく歩き回ると、ミヤマコゴメグサ(左)もバサッと発見。
なぜかウマノアシガタ(右)も咲いていました。

  
草地の中で出逢って、大変感激したのはこちらのヒトリガ。
いやぁ、なんちゅうか工夫を凝らした不思議なデザイン。やたらでかいし。
本当は色鮮やかな下翅も見たかったんですが霧の中じゃねぇ。

  
交尾中のヒョウモンエダシャク(左)も登場したり、1匹だけでしたが
コヒョウモン(右)も登場したりしたのですが、調子に乗って真っ白な世界の中を
グングン歩き回ったら、当然ながら激しく道に迷い、かつ目印になるものとて何一つ
見えないわけで、えらい怖い思いをするというオチとなったのでした。ちゃんちゃん。

というわけで、予想外の出会いはいくつかありましたが
全く想定外の涙々な展開の一日でした。
ここんとこ天気予報は全く信頼ができないわけですが、数日前までは
晴れの予報が、昨日になって曇りになって、「これじゃ某エゾトンボは条件が
よくないなぁ」と思っていたら、トんでもない大豪雨ですから、
忘れ去っていたオンブオバケが復活気味かな?
さてさてこの日は、この後ズウズウしくEさんの別荘にオジャマして、
生後数ヶ月のメッチャクチャかわいらしすぎる娘さんと、
それをひざの上にのせて狂喜乱舞している親ばか全開のEさんを
拝見するという栄光に浴してまいりました。
いやぁ、もぞもぞ動いている時代のお子様というのは
いくら見ても見飽きないくらいかわいいですねぇ。
そして、Eさんのデレデレな顔というのもなかなか見飽きない(笑
いやはや、ホンマにいいもの見せてもらいました♪


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