流浪のお盆旅C〜リーフバグ再び〜 10.8/15

この日は、はお盆無計画旅第4弾。Eさん別荘周辺編です。
とりあえずアンタが来たからにゃぁ一緒に
歩かねばなんめぇ、というEさんのありがたいお言葉のもと
いとしい娘さんと離れて一日一緒に歩いていただいたわけです。
いやはや、いつもながらありがたい話で。
んで、この2人が揃ったということは、ウロチョロといつも通り
リーフバグ探し。「位の高いイモムシ」目指して
何箇所かうろうろした結果、今回も見事な大ヒットを当てて
二人して舞い上がって大騒ぎする、そんな幸せな一日でした(笑

<1>八ヶ岳周辺

  
てなわけで、まずは別荘周辺の早朝散歩から。
なぜか一面真っ白な霧に包まれる中、名前のイマイチわからんアザミ類(左)
なんぞ見つつ歩くと、モンキチョウ(右)がまだ寝ていたり。

  
結構驚いたのは、あちこちで鳴きまくっていたガビチョウ(左)。
こんなところにもいるんですねぇ。
なんか地味ながら面白い配色のオオフトカギバ(右)も見つかりました。

  
別荘周辺にはちょうどオオキツネノカミソリ(左)が花盛り。よくよく見ると
かわいらしいツルニンジンのつぼみ(右)なんかも見つかります。

  
別荘のお庭では、レンゲショウマ(左)もいい感じに咲き誇っていました。
美味しい朝飯をご馳走になって、さて出発!ということで
外に出ると、サボテン食ってるヒトリガ類幼虫(右)がいてビックリ仰天。
いや、キミたちはなんでも食いそうなイメージだけど、そんなものまで?

  
さて、最所にやってきたのは、ちょっとした川。ところが、しばらく歩いてみると
ミヤマカワトンボ(左)やら、少し遠かったけどヒメサナエ(右)やらは登場しますが
予定していたような環境の場所が見つからないんです。むむむ。

  
何をどう思ったのか、渓流の真ん中の石の上にたたずんでいるキマワリ(左)も
いました。そんなばしょでなにがやりたいのかね、キミ?
それでは、ということで大きく場所を変えて、シナノキ(右)の群生地へ。

  
実はこの場所の狙いは、タケウチトゲアワフキの棲息確認。
でも、散々探し回るもおもしろげなシャチホコ系幼虫(左)がいた程度。
なにを考えてんのか葉上にたたずむマルエンマコガネ類(右)にも逢えましたが
お前、糞虫なんだから、こんなとこに用はないだろう?

  
さらにうろうろすると、すっかり実になったオニノヤガラ(左)がいたり、
毎度見事なスモモエダシャク幼虫(右)がいたりしますが、タケウチトゲアワフキの
方は全く巣が見つからず、やはり産地は限られるのね、と実感したり。

  
諦めて移動しようとすると、クマヤナギの実で吸密するコムラサキ(左)やら
花粉で真っ赤にお化粧したキアゲハ(右)なんかにも逢えました。

  
Eさんがみつけてくれたのは、なんともステキな色合いのカメムシ。
調べるとナシカメムシというらしいですが、なんともいい雰囲気ですよねぇ。

  
面白かったのは、あちこちで立派な実をつけていたイケマ(左)。
面白かったのは、近くにあった柳。甘露がおちてるらしくて、大量の双翅類が
飛びまくっていたんですが、その中にはこっそりウシアブ(右)までいるんです。

  
お名前はわからないながら、非常に魅惑的な配色のハチ類(左)にも遭遇。
よく見ると、こっそりハネカクシ類(右)も隠れていたり、なかなか面白い空間でした。

  
その後、一発逆転でちょっと離れた場所へ移動すると、初手から
カメノコテントウをお食事中のオオイシアブ(左)を発見。道端のササには
あちこちにコチャバネセセリ幼虫(右)が巣を作っていたりします。

  
なんともいい感じのノブドウの実(左)も発見。秋に来たかったなぁ。
松林には、エゾハルゼミらしき羽化殻(右)もいくつもみつかりました。

  
そこらへんでEさんが見つけてくれたのは、ホソバシャチホコ幼虫。
いやぁ、いつもながら不思議な配色とデザイン。んで、さらによくよく見ると、これが
茶色い部分にもなんとも精巧な模様が入っているんですよ〜。
Eさんと二人で、感嘆しつつじっくりと観察してみたり。

  
キノコの上には、クチキウマ類(左)も鎮座してました。お名前はわかりませんが。
コエゾゼミ(右)も道端に何匹か転がっていたりします。

  
ふと、真っ赤に色づいたアキアカネ(左)に、季節の移ろいを感じたり。
ミヤマモジズリ(右)もちょうど花盛りなようで、アチコチで咲き誇っていました。 

  
花の上を見ていくと、キンモンガ(左)も発見。ゼフの季節には嫌いになる種類
ですが(笑)、こうやって見るとやっぱりきれいだねぇ。
ヨツスジハナカミキリ(右)なんかも沢山集まっていました。

  
ちょっとうれしかったのは、Eさんの見つけてくれたミヤマセセリ幼虫の巣(左)。
そっと開くと、弱齢幼虫(右)がじっと鎮座しています。

  
別の巣を開くと、もう少し大きなミヤマセセリ幼虫も出現したので
ドアップでも撮影。ものすごく久しぶりの出会いだったのでひそかに大興奮でした♪


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