天中殺な沖縄旅@〜空振な日〜 10.2/11
    
<2>沖縄本島北部 続き  

  
ショックにぼんやりしつつさらにうろうろすると、アカハネオンブバッタの幼虫(左)
を発見。冬なのにねぇ、と思っていると成虫(右)もご登場。

  
ヒナバッタ系かな?見慣れない風情のバッタ類(左)もいましたし、
タイワンコバネイナゴ(右)も発見。さすが沖縄。真冬でも直翅類ブンブンだな。

  
さらにうろちょろすると、かなり真っ赤に色づいたアカウキクサも発見。
なかなか見事な色合いでため息が出ました。

  
さらにうろつくと、イチョウウキゴケ(左)があったり、コフタバムグラ?(右)
があったり、ささやかな出会いが続きましたが、その後とっぷり日が暮れて
マガンの群れがねぐらに飛んで行くのを見届けてから昼の部終了。
いやいや、ハイイロガン君は今日はお出かけに違いない!明日はきっと戻って
来るんだ!そうにきまってる!と虚空に吠えて夜の探索に切り替えたのでした。

  
さて、夜の林道を走り始めると、初手からビビらせてくれたのは、そこここで
鳴き喚いていたタイワンクツワムシ(左)。真冬ですよ〜。2月ですよ〜。
やがて頃合いよく、パラパラと雨がふりはじめたので期待できそうと
わくわくしていると、かわいらしいリュウキュウカジカガエル(右)を発見!

  
んで!
なにげなく車道の上を歩いていたのは、なんと憧れのイボイモリじゃん!
コイツは難度が高いと思っていたのに早々の出会いにもう狂喜乱舞。

  
というわけで、もう影が薄くなるんじゃないかというくらいにバシバシと
撮影しまくりました。う〜〜〜ん無骨な表情がなんともステキ☆

  
さらに調子に乗って走り回ると、かわいらしいマイマイ類(左)に続いて、路上で伏せポーズを
しているオキナワアオガエル(右)にも遭遇できたんです♪

  
さらに進んでいくと、先ほどの個体よりもさらに老熟っぽいイボイモリも発見!
ちょうど繁殖期かなんかなんでしょうかね、この夜はこの後もパラパラと
合計5〜6個体目撃することができました。

  
同じく結構多かったのが、オキナワアオガエル(左)。
小さな流れの中では、シリケンイモリ(右)もワサワサと活動していました。

  
よくみると、少しばかり金色斑左)の目立つ個体もはっけん。なかなか見事。
近くには大きなオタマ(右)もいましたが…ホルストガエルあたりかな?

  
樹上もじっくり見るようにすると、ほどなくリュウキュウコノハズク(左)に遭遇。
爆睡中らしきシロハラ(右)もいましたが、さすがにヤンバルクイナ君に出逢う
ほどの幸運は訪れなかったのがなんとも残念な限り。
#左はオオコノハズクだとのご指摘をいただききました(^^;

  
さらにオキナワアオガエル(左)なんか見つつうろうろすると、今度は
ハナサキガエル(右)も発見。こりゃまたかわいらしいカエルだねぇ。

  
などと言っていると、なぜか近くでハナサキガエルがパラパラとご登場。
一度飛び跳ねるとどこまでも行ってしまう系で難儀しましたが、
バリエーション豊かな辺りを結構楽しむことができたのでした♪

  
森の中にある、石灰岩っぽい岩場では、キセルガイ類(左)やら、
マイマイ類(右)といったあたりも発見。さすがにお名前がわかりませんが、
場所柄きっと面白い種類なんじゃないかなぁと夢想中。

  
その後もひたすらうろうろすると、オキナワアオガエルのカップルに何度か遭遇。
ほほぅ、今はそんな時期だから見かける機会が多かったのね。
そんなこんなで朝方まで遊び通し、寝不足でぶっ倒れての〆となったのでした。

というわけで、初手からまさかまさかの大空振りでした。
あんまりオマケも期待できないけど、こいつだけは行けばまず確実だし、
と思っていた標的が、それも前日夕方までいたという素晴らし
すぎる条件での空振りとなるとさすがに心に響くものがありますネ(^^;
「二度来て外した人は他にいないと思いますよ」
と、現地の鳥屋さんからもお褒めの言葉をいただきましたし(笑
ま、その後の林道めぐりは結構楽しめたのですが、このFN見てると
ものすごく濃密な時間のように見えつつ、実はひたすら8時間くらい林道を
走り回っていますから、な〜〜んも見つからん時間が圧倒的多数。
もうちょっと効率のいい方法もあるんじゃないかなぁという感じでして…
さて、『天中殺』の沖縄旅、当然これだけで不幸が終わった
わけではないわけですので、翌日以降の吃驚な展開を乞うご期待ですよ!?


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