湖北冬鳥探し〜お天気雨な日〜 09.12/28

この日は、これまた大した理由もなく湖北まで足を伸ばしました。
面白そうな情報を1つ2つ拾いこんだのと、
年内に来れそうな日が他になかったので久しぶりに、ってなわけで。
事前の天気予報のご選択は相当にヤバそうだったので、
半ば諦めつつうろつくと、意外にも晴れ間もあったり予報よりはマシだったものの
面白かったのは、空模様の変化に関わらず、本当に一日中雨が降っていたんです。
きっちり雨になっている時間よりもお天気雨の時間帯の方が長かったんじゃ
ないかというような不思議な天気で、しょっちゅうどこかに虹が見えてたのですが、
なんのタタリなのか晴れてる時にはなんら成果なく、面白い鳥に出会えた
時には必ず曇天というお約束っぷり。とほほのほ。
おまけに例によって強烈な寒風が吹き荒れやがってクソ寒く、
オマケに一番の大本命には逢えない、そんなハンパな一日でした。

<1>湖北周辺

  
というわけで、朝っぱらからうろつきはじめると、初手から結構な雨。
でも、その薄暗い中でも何度も上空をコハクチョウが飛び交い、池には小群も見れました。

  
そのあたりの池をじっくりのぞいていくと、ミコアイサ♀(左)を発見。
んで、さらにウロウロしていると、いかにも怪しげなヤツ(右)がいるじゃないですか。

  
これはもしかして、と思いながら見ていると、やはり予感はビンゴで
ヘラサギなのでした。それもこれは成鳥ですね。
こいつは事前に情報をもらっていなかっただけに、嬉しいオマケです♪

  
さて、その後もウロウロすると、オオヒシクイの群(左)を発見。すぐ飛んだけど。
んで、すぐ近くには、大騒ぎ中のコハクチョウの群(右)もいたりしたんです。

  
せっかくなのでしばらくじっくりと観察。すると、ほとんどが成鳥(左)でしたが、
醜いアヒルの子風味の幼鳥(右)もパラパラと混じってました。

  
面白かったのは、ちょうどねぐらから餌場に移動してくる時間帯だったのか、
見ているうちに次々と合流する個体がいたんです。
角度が悪くて、降りてくる個体はほとんど撮れなかったのですが、数枚だけGET♪

  
んで、これまたそういうタイミングなんでしょうか、あちこちで羽繕いしていた
個体が次々に羽ばたいてくれて、こちらも楽しむことができました。

  
さて、更なる成果を求めてウロウロすると、至近距離にチョウゲンボウ(左)が登場。
でも愛想がなくて、この後ろ姿1枚残して飛び去りました。
オオワシ(右)はいつものポイントにのんびりしていましたが、この頃には
かなりの雨足+ものすごい強烈な寒風でろくに撮影になりゃしません。

  
さて、それでもやっぱりということで気合を入れなおしてうろうろすると、
コハクチョウの群の中になんか怪しい物体を発見。
いました、噂のハクガン幼鳥です!

  
喜びの舞を踊りつつ、しばらく見ていると、何を思ったのか
彼はズンズンと近づいてきてくれて、結構アップでも撮れちゃいました♪

  
草ぼうぼうの場所をうろちょろするので、ちょいと撮りにくかったのですが、
四苦八苦してなんとかいい感じのショットも撮影成功☆
しかし、幼鳥だけあって、中途半端な色合いが面白いですね。

  
その後、近くの漁港をのぞいてみると、折からの強風で湖面が荒れ荒れだった
からか、結構面白い鳥が入っていてビックリしました。
というわけで、まずはまとめて入っていたカワアイサ。
近くにはいてくれたんですが、波がすごくてろくに撮れませんでしたけど(^^;

  
今回もたくさんのカイツブリ(左)が群れていたのがチョイ印象的でした。
さらに見ていると、ミコアイサ(右)なんかも何度も出てくれたんですが、撮りにくくて…

  
諦めて移動すると、至近距離の枝でちょこんと静止しているノスリ(左)を発見。
林縁には、ハダカホオズキの実(右)が結構目に付きます。

  
さて、さらにうろうろすると、オオヒシクイが何羽かまとまっている池を発見。
しばらく撮影したものの、途中から横殴りの豪雨になりやがって…

  
諦めて移動していくと、バサッと日が差して大きな虹(左)が昇りました。
でも、このときも実はお天気雨でぱらぱら降ってるんですよね。
この日は晴れ具合にかかわらず結局ずっと降ってたし、虹もあちこちにあったんです。
なんか納得いかんなぁと思いつつウロウロしていると、
マガンとオオヒシクイの混群(右)を発見♪

  
マガン(左)は5羽ほど混じっていましたが、しばらく見ていると何に反応したのか
一斉に飛び立って(右)、姿を消したのでした。その後もアチコチうろついて
同じようなガンの群やコハクチョウの群はいくつも見つけるも、
今回の大目的だった某珍鳥は一向に見つからず。むむむ。

  
ノスリ(左)が慰めるように姿を見せてくれた頃には、またぞろ強い雨が降り始めましたが
夕刻まで粘ってねぐらに帰るガンの群(右)をじっくりチェック。
でも、完全に撮影不可能になるまで粘っても狙いの鳥はみつからず、
ただただ全身冷えまくっただけのオチとなったのでした。

というわけで、なんともハンパな一日でした。
まぁ、そこそこそれでも成果があったのは湖北ならではかな?
今回の誤算のひとつは当然ながら不可思議すぎる天気だったのですが、
実はもうひとつ大きな誤算は、いつも立ち寄る湖北野鳥センターが
年末年始で閉館していたこと。詳細な情報は現地で聞けばイイや、という
皮算用が狂ったのが、成果の出なかった理由のひとつかもしれませぬ。
まぁ、これだけ不思議なくらいの猫の目天気で、なおかつ
結局、雨空orお天気雨という不思議な天気のもとでしたから、
これ以上贅沢を言ってはいけないのかもしれませんが(^^;
いずれにせよ、最大の目的は果たせなかったので、この冬には何度か
足を伸ばして再挑戦しなくてはいけないということになりそうです。
お次はもうちょっとマシな天気であるコトを神に祈りましょう(笑


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