南国特攻SWA〜西表島堪能編〜 09.9/19
  
<2>西表島各地 続き  

  
さて、さらに歩いていくと、道端には次々とサキシマキノボリトカゲが登場してビックリ。
個体数は少ないものかと思っていたら、結構たくさんいるもんなんですねぇ。

  
そして、なんとも色鮮やかなヤエヤママルヤスデにも逢えました!
これを美しいと評するかどうかは人によってだいぶ意見に差があると思いますが、
ワタシは文句なく美しいと思います。まるで漆細工みたいじゃないですか?

  
湿った崖では、1株だけイリオモテソウ(左)も発見。小さな沢に下りると、
ぱっかり翅を開きっぱなしのコナカハグロトンボ(右)にも逢えました。

  
沢の中では、リュウキュウラボシシジミもチョロチョロと舞っていましたが
これがひたすらノンストップで飛ぶので撮影は四苦八苦。
なんとか静止した個体を見つけてバシバシ撮影していると、
O氏が「出ましたよ〜〜!」と一言。

  
おおっ! 憧れのヤエヤマハナダカトンボの登場です!
これがまたえらくチョコマカ飛びやがって、結局こんなのが数枚撮れただけですが、
出逢えただけで本当に感涙もの。いやはや、嬉しい限りです♪

  
近くには、数花だけ咲き残ったヤエヤマノボタン(左)も発見。
コナカハグロトンボ(右)も何度も登場しましたが、この場所の個体は全て、
ぱっかり翅を開いたままとまるんです。湿気の関係なのか?

  
さらに、O氏が大量のナガレトゲヒシバッタの中から怪しい個体を発見。
これはこれは、こちらも憧れのイボトゲヒシバッタじゃないですか!
素敵な出会いの連続技に、喜びの舞を舞いつつ、さらに山道をえっちら登ります。

  
道端には、かわいらしいイシガキトカゲ(左)が何度も登場。
小さな沢の中には、ヨシノボリ類(右)も何度も見れました。上からのショットだとイマイチ
正体が分かりませんが、キバラヨシノボリとかかな?

  
さて、そうこうするうちに、目的のカンビレーの滝に到着!面白い雰囲気ですねぇ♪
嬉しくなってウロウロしていると、さっそくコフキショウジョウトンボ(右)が登場。

  
岩場には、ひょろひょろと伸びたミミカキグサ(左)に続いて、こちらもなんとも
魅惑的なオオシラタマホシクサ(右)もあちこちで見ることが出来ました。

  
ここでO氏に教えてもらったのは、憧れのヤエヤマスミレ。
当然花はありませんでしたが、予想以上に小さな葉にビックリ。
むむ、これはいつか花の時期に来なきゃいけませんねぇ。

  
こちらも花はなかったものの、リュウキュウツワブキ(左)も発見。
これもまた意外な、コウトウシラン(右)もひっそり咲いていました。

  
崖地では、むかごを大量につけたタイワンコモチシダ(左)もあったり、
サキシマツツジの咲き残り(右)があったり、次々と素敵な発見が続きます。

  
さらに奥まで歩いていくと、フワリといきなりリュウキュウムラサキ(左)もご登場。
水たまりには、見慣れない雰囲気のアメンボ類(右)もいました。ホソミセスジアメンボかな?
ふいにヒメキトンボが一瞬飛んだりもしたのですが、これがまたえらく敏感で
ほんの一瞬で完全に消えてしまいやがって、心底ガッカリ。

  
一息ついて昼飯にしていると、さっそく頭の上の枝にハシブトガラスが集まりやがります。
でも、よく考えたらここのは、オサハシブトガラスなんですよね〜。
というわけで、これ幸いとばかり、バシバシと撮影してみたり。

  
岩場の上では、ミカドアゲハが何匹も飛び交って吸水していましたが、
これがバカみたく敏感なので、相当粘って、こんなのが数枚撮れただけ。
挙句の果てに追いまわしたこっちが転んで、ずぶ濡れになってみたり(笑

  
いきなりタイワンヤツボシハンミョウ(左)が登場してビックリという一幕もありました。
最近登場した帰化昆虫とのことですが、なかなかに美しいですなぁ。
近くでは、ここでもポツポツと咲き残りのサキシマツツジ(右)を発見。

  
湿った岩場には、コモウセンゴケ(左)もありました。近くには、なんだか
不思議な造形のカヤツリグサ類(右)も発見。ヒンジガヤツリの大型版?

  
昨日と同じ名前のよくわからないかわいい花(左)はここでもあちこちで咲いていました。
えらくご立派なナンバンギセル(右)も発見。本土のよりも背が高いような?

  
さらにウロウロしまくると、ボロッボロでしたが、イワカワシジミ(左)も発見。
リュウキュウカジカガエル(右)も何匹か挨拶しに来てくれました。

  
木陰には、ヌマダイコン(左)もありました。これは本土のと同じ種類でいいんですよね?
 イシガキトカゲ(右)は何度も見れるものの、素早いのでなかなかイイ感じには撮れません。

  
さて、時間もやばくなってきたので帰路につき始めると、道端に
かわいらしいサキシマカナヘビを発見。鮮やかな緑色。そして無駄なくらいに長い尻尾。
スイマセン、めちゃくちゃかわいらしいんですが。ヨダレ垂れそう。

  
道端の樹の葉がまるまっていたんで、開いてみると、フイにコバネコロギスが登場。
しかし、これまたムダにひげが長いなぁ。ジャマじゃない?

  
行きと同じ沢では、かわいらしいリュウキュウウラボシシジミ(左)は飛んでいたものの、
ヤエヤマハナダカトンボはそれっきり再登場せず、残念無念。
近くには、クジャクシダ風の怪しいシダ(右)もありましたが、正体はナニモノ?

  
さらに進むと、ふいに道端の葉裏にコウトウシロシタセセリが登場!
いやはや、やっぱキレイですねぇ。コイツは道中で結構何度もみていたものの、すべて
高速で飛ぶ影ばかりだったので、ようやくきっちり撮れてなんとも嬉しい限りです☆ 

  
道端のヤエヤマウラナミジャノメ(左)なんぞ見つつ、ヤエヤマハナダカがもう一度出ないか、
と粘りつつ歩きますが、ラッキーは二度は続かず。
沢では、クロイワカワトンボ(右)が何度か舞うばかりでした。

  
道上にふしぎなカゴ(左)ができていて驚くと、これが絞め殺しの木として有名な
アコウなんだそうで。そうか、締められた方は枯れて朽ち落ちたんですね…
近くには立派な板根のある木(右)があったので、サキシマスオウノキかなぁ、
と思ってたらこれはオキナワウラジロガシとのこと。むむ、ややこしいもんだ。
などと思っているうちに探索終了。船でドンブラコと戻り、
「もうロスタイムですね!」などと言いつつ、大急ぎでラストの探索ポイントへ。


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