南国特攻SWA〜西表島堪能編〜 09.9/19

この日は、SW特攻旅2日目。西表島の2日目となります。
前日は正味半日トライアルだったので、この日はより一層気合も入り、
なにがなんでも、西表島ならではの蝶やらトンボやら、
片っ端からフル制覇してやるぞぉ!と鼻息も荒く走りまくった一日。
そして、やっぱりO氏の的確なご案内のおかげで、
予想以上の成果にうちふるえた一日となったのでした。
いやはや、見るものすべて片っ端からお初という状態は、やはり、
アドレナリンやらなんやら、放出されまくりで楽しいですゾ☆

<1>西表島各地

  
というわけで、前日空振りした某ヤンマにリベンジをするべく、
この日は薄暗いうちから昨日と同じ林道へ。
すると、初手から電線にとまっているのは、なんとカンムリワシじゃないですか!
昨日も飛んでるのは見ていたけど、初撮影で初手から大興奮。

その後、勇んで林道を歩き始めたわけですが、なんと歩き始めて
5分もしないうちに、狙いのイシガキヤンマがいきなり登場。
これはあまりに予想外で、私なんぞは網を組み立ててもない状態。
せっかく地面近くを飛んでくれたせっかくのチャンスをフイにしたのでした(ToT)

  
さて、沢沿いに到着してみますが、意外にも沢にはなにも飛んでおらず、
なんか面白げな花がいくつかあるばかり。どっちも名前わかんなかったけど。
しょうがないので、林道沿いをさらにうろつくと、何度か上空を
イシガキヤンマが飛ぶのは見えるのですが、これがかなり高くて網なんて届かない。
O氏と二人で上空を睨みつけ、、降りて来い光線を放射しますが、効果なく、
この日のトライアルもあっけなく終了したのでした。トホホ。
#右はヒメタムラソウだそうです。なんかそのマンマな名前ですね。

  
がっくりしつつ引き換えしていくと、道端にオオハラビロトンボ(左)が登場。
リュウキュウアカショウビンなんかも何度か飛んでくれましたが、こちらは
撮影チャンスなく、少し高い位置のイシガキヒヨドリ(右)が撮れただけでした。

  
道端のアダンは、なにかに齧られた痕跡(左)が目立つので、これはきっと
ツダナナフシだろう、と徹底的に探すもこちらも成果なし。
近くには、熱帯ならではの帰化植物、ホナガソウ(右)がきれいでした。

  
ニシキソウ系かな?怪しげな帰化植物(左)もあったものの名前はわからず。
さらに驚いたことに、クサトケイソウ(右)まであったりして、やはり
このあたりまでくると、道端の帰化植物ですら一味違いますねぇ。

  
かわいらしい、イリオモテモリバッタ(左)にも逢えました。
近くには、ササキリ幼虫(右)も発見。こんな場所だから、どんな珍品かと
ドキドキしたら、これは本土と共通種ということで二度ビックリ。

  
少し距離がありましたが、ふいにチュウダイズアカアオバト(右)にも遭遇しました。
道端の水溜りにはあやしげなオタマジャクシ(右)もいましたが、これは図鑑の
絵合わせ的にはサキシマヌマガエルが一番近いような?

  
ふわりとコナカハグロトンボ♀(左)も登場してくれたり、
ベニトンボ(右)が何匹か飛んだり、南国ならではのステキな出会いは続きます。

  
いきなり目の前に面白げなハンミョウが登場したりもしました。
大興奮しながらバシバシ撮りましたが、あとで図鑑を調べてみると、消去法では
こいつは本土と同じコハンミョウになるっぽいのかな?
それはそれで意外な出会いで嬉しいのですが。

  
道端のホナガソウを見てみると、オキナワホウジャクかな?、えらく大柄な
ホウジャク類(左)も発見。フワフワとジャコウアゲハ(右)も飛び出しました。

  
さて、場所を移動しようとすると、いい感じのヤエヤマヤシ(左)があってちょっとドキドキ。
感激しながら見上げていると、近くにヒメハネビロトンボ(右)がとまってくれたりもしました。

  
草地を見つめていると、フイにヒメイチモンジセセリ(左)も登場。
花は終わりかけでしたが、こちらもかわいいヤンバルツルハッカ(右)もありました。

  
沢沿いで、O氏がおしえてくれたのは、サガリバナの樹(左)。
時期はずれらしいのですが、よくみると、つぼみらしきもの(右)があって、
こんな感じで花がつくんだなぁ、などと思いつつバシバシ撮影。

  
しかし、少し離れた位置にある実(左)を撮ったりしていると、なんと
咲き残りの花(右)を発見!かわいらしい花ですが、いやはやこれは嬉しい誤算です♪

  
などと思っていたら、その沢の中にふいにクロイワカワトンボまでご登場!
さらに大興奮してバシバシ撮りますが、こいつがメチャクチャ敏感で、かなり追いまわして
なんとか数枚撮れただけ。なにもそこまで、ってくらい愛想悪いんですよ。

  
さらに、続けてO氏が見つけてくれたのは、マサキルリトンボ!
憧れのトンボの連続ワザに、興奮の張りはMAXを振り切り、目を三角に吊り上げて
大笑いしながら、バシバシとシャッターをひたすら切りまくりました♪

  
ついでに、ということで忘れないうちに前日の夜、集落内の灯火で拾っていた
ヤエヤマノコギリクワガタ♀も撮影。かわいらしいスタイルですな。
最初は、ヤエヤマコクワか?などと騒いだのですが、当然そんなハズはなし(笑

  
さて、そうこうするうちにふと気付くと予想外にいい時間で大慌て。
O氏が巧みな運転テクでスッ飛ばしてくれたので、ギリギリなんとか船の発着時間前に
浦内川に到着。ホッとしつつ歩くと、ミナミトビハゼ(左)があちこちで飛び跳ね、
岩場にはリュウキュウフナムシ(右)が走り回っています。
そういえば、余談ながら今回の学習の副産物として、小笠原で見たのはオガサワラフナムシ
という種類と判明。次回は必ずきっちりと写真撮ってこなきゃいかんですな……

  
さて、そうこうするうちに出航タイム。ということで、船に揺られて浦内川を
ドブラコッコとさかのぼり、一路山奥へと向かいます。

  
船から見る道すがらには、あちこちにタカワラビの群落(左)が目立ったり、
オヒルギ(右)などのマングローブも素晴らしく、なかなか楽しい船旅となりました。

  
さてさて上陸して山道を歩き始めると、あちこちでこれまたご立派な
ヤブレガサウラボシ(左)がご登場。なんか食えそうな雰囲気で、かつ面白そうな実(右)
もありましたが、こちらは図鑑見てもイマイチちんぷんかんぷんです。

  
タコノアシのような面白い形の花をつけた植物(左)もありました。名前は、えっと……
こちらもご立派な体格のアマミナナフシ(右)も姿を表します。

  
結構感動したのは、湿った崖地でたくさん見れたコウトウシュウカイドウ。
さすがに盛りは過ぎた感じでしたが、けっこう咲き残っていてくれました。

  
よくよく見ていくと、かなり白っぽい株(左)から、ピンクの濃い株(右)まで
バリエーションが豊富なことも発見。こいつはかなり見ごたえがありますぞ♪

  
近くでは、花は半開きでしたが、ナガバイナモリ(左)も発見。
林の中をチョロチョロとリュウキュウキビタキ(右)が登場する一幕もありました。

  
さて、さらに気合を入れて歩いていくと、道端にサキシマキノボリトカゲ(左)が登場。
小さな沢には、タイワンシマアメンボ(右)ものんびり泳いでいます。

  
ほとんど花は残っていませんでしたが、ヤエヤマノボタン(左)にも遭遇。
そして、ヤエヤマウラナミジャノメ(右)も何匹か登場。なぜかマサキウラナミは
この日を含め、西表島ではまったく姿を見れませんでした。


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