続・カルテットが行くA〜ムモン三昧〜 09.8/9

この日は、カルテットツアー続編・第2日。
前夜の予報では晴れマークがあったもので、あれやこれやと夢想を広げ、
さまざまなオプションも考えていたのですが、目覚めると厚い雲。
そして、朝飯の頃にはしっかりとした雨になってまた憂鬱な気分に……
それではどうしたらいいか、ということであれこれ悩んだあげく
ちょうど魅惑的な情報をいたただいていた某ポイントに的を絞ることにして
ガムシャラに突撃してみると、予想外に成果多数、という
なんともうれしい展開になったのでした。
いやはや、やっぱりこのカルテットは外れナシですね♪

<1>信州某所

  
まず、朝っぱら宿の周りを少しだけ散策してみることにしましたが、
蝶のほうはというと、かろうじてヘリグロチャバネセセリ(左)が見つかっただけ。
近くになんか面白げな幼虫(右)もいましたが、ジャノメチョウ系なのかな?。

  
ソバの花(左)はあちこちで大満開でなんともお見事でした。
眺めていると、いきなりすぐ近くにアカゲラ(右)が登場するという一幕も
ありましたが、テレコンを持参していなかったのでこれが限界。むむむ。

  
咲き始めのフシグロ(左)があったり、クロセンブリ(右)がいたりしましたが、
さしたる成果もなく宿に戻り、朝食をとっていると、バサッと雨になったんです。
この調子では、山のほうに攻め込んでもしょうがないだろう、ということで
ちょうど面白そうな情報を得ていたポイントへ特攻することに。
ただ、ここがえらいことわかりにくい場所だったので、
細い山道を散々さ迷いまくり、半べそ&汗だくになりつつ、
結構な時間をかけてようやく到着(^_^;

  
んで、歩き始めると、さっそく登場したのは、なんとオオヒカゲ(左)じゃないですか!
そして、さらに歩いていくと、ちょいと高かったけど、早速狙いの
ムモンアカシジミ(右)も登場して、大興奮。こりゃ面白そうな場所だ。

  
しばらくうろうろすれど、ムモンは再登場しないので、草地のオオヒカゲを
追いかけて遊ぶことに。これが予想外に個体数も多くて楽しめました。

  
草地では、ノシメトンボ(左)が何匹もテリを張っていて、季節の移ろいを感じます。
林縁では、もうかなりボロボロでしたが、ミズイロオナガシジミ(右)も発見。

  
なんか美味そうなキノコ(左)もありました。お名前は何でしょね。
なんて言っていると、ムモンアカシジミ(右)が結構低めに登場してくれたり。

  
さらにうろうろしていると、ma23さんとスギ丸さんが産卵個体を発見。
その個体(左)はすぐに高くに飛んでしまいましたが、
お二人が木の幹に卵(右)を発見してくれたので、大喜びでバシバシ撮影♪  

  
さて、さらにうろうろしていると、ma23さんが「オオヒカゲが開翅タイムに入りました」。
それは一大事、と走り回って探しますが、なかなか明るい草地には飛んでいかず、
ふらふら飛んでは、薄暗い林縁に戻っちゃいます。結局開翅はご披露いただけず。

  
うろうろしていると、えらくいい色合いのエビイロカメムシ(左)にも遭遇。
こんなに赤っぽい個体ははじめてみたけど、たしかにこれじゃエビ色だな。
小さな小さなコチャバネセセリの幼虫(右)にも会えました。

  
草地では、誇らしげにテリを張るルリタテハ(左)にも何度も遭遇。
ジャノメチョウ(右)もやたらいましたが、よく考えたらこれ1枚撮っただけでした。

  
やがて、昼近くになると、そこここでムモンアカシジミが飛び始めます。
そこここで卍を切ったりしてくれるのですが、ぶんぶん飛ぶばかりで、
たまにちょっと近めに止まってくれてもこの程度。

  
一度だけ、ちょっと近めで開翅(左)をしてくれて、オレンジ色の翅表に
感涙しましたが、ちょいと距離がありすぎて残念。
もっと近くに来ないか、と粘っていると、面白そうなカミキリ(右)を発見。
#セミスジコブヒゲカミキリだそうです。Mikiさんありがとうございます!

  
その後もひたすらうろうろしますが、期待していた吸蜜個体は見つからず、
かわりにホソバセセリ(左)が登場したり、オオヒカゲ(右)がまた何度も出現したり。


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