チョ〜シいまいち〜カモメに再挑戦〜 09.1/2

この日は、久しぶりに銚子漁港に再挑戦してきました。
そう、狙うはカモメ類。一昨年、何度か挑戦したもののいい成果をあげてこれ
なかったのですが、昨年末はなんか15羽もカナダカモメがいたとか。
それならば、今年こそはバッチリ遊べまくるんじゃないか!ということで、気合も
入りまくりですっ飛んでいったという次第なのです。
しかし、いつも通り今回も、凄まじき海風に体の芯の芯まで冷え切りながら
ひたすら頑張った結果はといえば、まあまあな成果もたくさんあったものの、
全体的になんだかイマイチな雰囲気が拭えない結末。
まぁ、かなり勉強にはなったし、文句を言ったらバチが当たりますね、はい。

<1>銚子港周辺

  
というわけで、早朝から歩き始めたのですが、到着した時点では、見事な満月(左)が
メチャクチャに自己主張しているくらいの暗さ。これは厳しいか?
ゆっくり明るくなる中、うろうろすると、鳴きまくっているオオセグロカモメ(右)に遭遇。

  
港には、オオバン(左)があちこちで泳ぎまくっていました。
そして、じっくり周辺を見ながら歩いていくと、次々とセグロカモメやウミネコ(右)が目につく
ようになり、期待がドンドン膨らんでいきます。よっしゃ、今日は頑張るぞ〜!

  
ということで、いつもの堤防でじっくりと観察を開始しましたが、この日は海が荒れていて
堤防が波をかぶっているので、カモメはイマイチ観察しにくい場所に群れているんです。
じっくり探すほどに、極端に足の短いセグロカモメ(左)を発見。でも、これはやはり
カナダとかではなく、セグロカモメの範疇の様子。むむむ。
しばらくすると、背中が明らかに薄く、頭が平たく、目が淡色の、あきらかに
アメリカセグロカモメらしき個体(右)にも会えましたが、すぐに飛んじゃいました。とほほ。

  
じっくり探すと、シロカモメも幼鳥(左)から、成鳥(右)まで見ることができました。
ちなみに、右の成鳥は、普段見る個体に比べると明らかに小さくて頭も丸っこいんですが
これは噂のバロなんでしょうか?いや、私にはわからない世界なんですが。

  
ちょっと遠かったのですが、足の黄色いホイグリン系(左)も発見。
思いっきり背伸びしているセグロカモメ幼鳥(右)なんて面白いあたりも撮れましたが、
なんせこの場所は風が吹きっさらしで、じっくり観察していると体が冷え切って
固まって、腕が上がらないくらいになってきたんです。というわけで、すごすご退散。

  
ちなみに、外洋はこんな感じ(左)。ものすごい波が高いので、カモメ類もいつもの堤防
じゃなくてかなり遠い堤防に群れて(右)いるんです。これじゃ種類わかんないよ〜。

  
そんなこと言いながら歩いていくと、いきなりド肝を抜かれる出会いが。
港の中を悠々と泳いでいるのは、シノリガモの若い♂じゃないですか!それも2羽!
結構近距離をゆったり泳ぐので、なんとかアップも撮影成功★

  
追いかけていると、潜る瞬間(左)も撮れちゃいました♪
さらに歩いていくと、今度かなり距離がありましたが、シノリガモ♀(右)も発見。
なぜかしらこちらも2羽ですね。外洋が荒れてるから港に入ってきてたのかな?

  
結構面白かったのは、テトラポットの間にいたカルガモの大群(左)。なんでここに?
さらに奥へウロウロしていくと、カモメ類の群(左)が何度もバサッと舞い飛ぶのが見れました。

  
堤防のカモメは遠いので、倉庫上なんかにいるセグロカモメ(左)をじっくり見つつ
歩いていくと、フイにミツユビカモメ(右)に遭遇。全く警戒心がない個体で、
かな〜り近づいて撮影しても、我関さぬ風に堂々としていました。根性あんなぁ。
ここで地元の苦労とらしき方にお会いして状況を聞くと、年明けからカモメが少なくなって
今日は面白いものに全然出会えてません、とのこと。え〜、そ、そなの。
そんな話をしているうちに、なぜかグングン雲が出ていっきに薄暗くなりやがるし。

  
でも、その薄暗い中で、倉庫の上を見てみたら、ホイグリン系カモメ(左)を発見。
近づいて見ると、ちょうど面白い感じに翼を伸ばしたカモメ類(右)がいたのでバシバシ撮影。

  
でも、その個体をそのまま続けて撮影していると、ふと風切羽の裏面が白いことを発見!
よく見ると、頭の斑紋もボヤッとしていて、丸っこい頭。淡色の背中。
これ、カナダカモメじゃないですか!
というわけで、願いつづけた出会いは、予想以上にあっけないものでした。
というか偶然、羽繕い光景を撮影しようと思ってなかったら気付かなかったぞ(^^;

  
その後、さらに歩いていくと、再びミツユビカモメ(左)を発見。
警戒心は薄そうでしたが、一応遠くからデジスコで撮影して、近づこうとすると、
向こうからやってきた人が、何を思ったか携帯のカメラを向けてズンズン接近していき
飛ばしてしまったのでした。いや、それどうかと思うよ。
ブツブツいいながら歩いていくと、チョウゲンボウ(右)にも遭遇。

  
さらにウロウロすると、面白い雰囲気のカモメ(左)を発見。ちょっと距離あったけど。
そして、この場所で、しばらくだけ、シノリガモの若い♂(右)に再会。愛想いいナァ〜。

  
その後もしばらく、じっくりと堤防の上を見ていきましたが、なかなか成果なし。
でも、ふと、ちょっと離れたところを見てみると、なんとそこには明らかかつ分かりやすい
カナダカモメが登場してくれたのでした。嬉しんだけど、ちょっと遠すぎ〜!
大慌てで近づこうと思ったら、大波が堤防を襲い、彼はいずこかに飛び去ったのでした。

  
その後もしばらく、じっくりと堤防の上を観察。ホイグリン系(左)が近距離に出てくれた他、
なんか面白そうな模様の個体(右)も発見。オオセグロカモメの2Wになるのかな?

  
左足の足先が欠けている、かわいそうなセグロカモメ(左)もいました。
これは雰囲気的に、テグスが絡まってしまった系ですよね。
なんか可愛らしい雰囲気のカモメ(右)も近くに来てくれたのでバシバシ撮影☆

  
この後、びっくりしたのは、いきなり目の前の堤防にあがってきたシノリガモ。
いや、本当に目の前という距離なんです。いやはや、大サービスだな、お前。

  
ドキドキしながら撮影していると、彼はさらにサービス精神たっぷりに羽ばたき(左)を
披露して、そんでもって目の前で悠々と寝始め(右)ました。警戒心鈍いンだね。
来年、キレイな成羽になってからも、同じコトやってくれると嬉しいんだけどナァ。

  
彼はわりと短時間で再度海に飛び込んだのですが、その後もえらく至近距離を
泳ぎ回ってくれました。これ、驚くことにデジスコじゃないんです。
シノリガモがこの距離で見れるなんて、なんちゅうか、イイんですかね?(^^;

  
その後も、しばらくじっくり堤防の上を見ていくと、ちょっと気になる1W(左)を発見。
風切りの色が薄いんですが、ワシカモメにしちゃ明らかに小型すぎるんです。
これ、カナダカモメの1Wかな?と思いましたが、それにしては色が淡すぎる様子。
そうなると正体は?……どなたかおしえてください〜!
そんなこと一人で悩んでいると、通りかかりの鳥屋さんが「対岸にクロツラヘラサギがいる」
と教えてくれたので、そちらをズームアップ(右)。うん、この中央の個体、
たしかにじっくり見るとクロツラっぽいんですが、この距離じゃ証拠にもならんナァ。

  
そうこうするうちに、再び体が完全に冷え切って、時間もなくなり、ギブアップ。
帰路に、えらいこと頭の黒いカモメ3W(左)に驚いたりしていると、堤防から舞い上がった
カモメ類が上空で渦(右)を描いて、少し幻想的な雰囲気。
でも、体力的には完全に残高ゼロ状態。帰路の新幹線の中は気絶状態だったのでした(笑

というわけで、長年の宿題であったカナダカモメも何とか撮れましたし、
色合いがハンパ(失礼!)だけど、えらく愛想の良いシノリガモにも会えたり、
結構楽しめたのですが、年末に聞いていた盛況ぶりから考えるとカモメ類も少なく、
なんだかやっぱりイマイチな感じの成果。やはり銚子とは縁がないのか?
でも、カナダカモメ探していてよくわかりましたが、見る目がまだ育ってないから
楽しめないというのもやっぱりあるみたいですね。おそらくプロ級の方なら、
同じ場所を探しても、さらに数個体のカナダが見つかったのでは?
というわけで、修行の道はまだまだ長いわけですが、まぁ、トコトン極めてやる的な
意識は今のところないので、このくらいでいいかとも考えている軟弱者約1名。
ま、九州やら地元やらで、カモメ類をじっくり見るチャンスがあるごとに、
少しずつゆっくりと修行を深めていこうと思っています。頑張るぞっ♪


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