スナ・Final Match@〜トラトラトラ!〜 08.11/22

<2>指宿市周辺 続き

  
一息ついて、欲深き私は「次は♂じゃ!」と叫びつつ、さらに周辺をウロウロ。
すると、センナリホオズキ(左)が咲いていたり、ノアサガオ(右)が花盛りだったりします。

  
トウワタ(左)は、今回もいい感じの株がいくつもみつかりました。そして、そこで
見つけたのはヤクシマルリシジミ(右)。愛想が悪くこれ1枚しか撮れなかったけど…

  
コヨメナらしき野菊類(左)もポツポツと見つかりました。そして、ソテツの立派な実(右)も
発見。探してみましたが、ここでは、クマソは全く姿が見れませんでした。

  
そして!嬉しいことに、ここで再度スナアカネ♀に遭遇したのでした。
やっぱりかなり敏感でしたが、遠くには逃げなかったので、粘りに粘って何枚か撮影成功☆
でも、そんなメチャ遠くには逃げなくても、この体色だと、枯草の中に飛び込むと
まったくの保護色でわからなくなるんですよね。そうやって最後にはとうとうロスト…

  
諦めきれずにさらにうろうろしていていると、いい感じで熟したエビヅルの実(左)も発見。
中途半端に咲き残った感じのオトコエシ(右)なんかにも遭遇しましたが、この後はま〜ったく
成果が出ず、思い切って大きく場所を移動してみることに。

  
というわけで、朝も立ち寄っていた池をうろつくと、前回も見つけた謎のハコベ類(左)に
開花株がいくつかありました。正体は何者なのか、誰か教えて下さ〜い☆
そんなこと考えていると、ナツアカネ(右)が出現して、無駄にドキドキしてみたり。

  
ベニトンボ(左)は、相変わらず元気に飛び回っていました。
ハンパに赤い♀(右)もいましたが、これは老熟個体なのかな?

  
そのほかにも、タイリクアカネ(左)は結構たくさん見れました。
そして、ハラボソトンボ(右)もまだまだ元気に活動中。この時期でもまだ見れるとは
思っていなかっただけに、結構驚きました。さすがは南国というとこですかね。

  
その後もウロウロしまくって、コノシメトンボ(左)やら、ネキトンボ(右)やらにその都度かなり
ドキッ!としましたが、やっぱりテリ張り中のスナアカネ、とはいかずに残念。

  
ものすごいもっさりと実をつけているボタンヅル(左)も発見。こりゃ見事だこと。
オオツメクサ(右)もイイ雰囲気に咲いている株が結構ありました。

  
諦めて先ほどまでの場所に戻ると、低温期型のクロマダラソテツシジミ(左)に遭遇。
そして、予想外にもタテハモドキ(右)にも会えました。そっか、成虫越冬なんでしたっけ。
でも、再度うろうろするも成果なく、思いついて近くの別の空き地を歩いてみることに。

  
うろうろすると、カッコウアザミ(左)を発見。本当に帰化種の多い場所だなぁ〜。
そう思っていると、なんとこの場所でもスナアカネ♀(右)に出会えたのでした。
メチャ敏感で、数枚しか撮れなかったけど、やっぱり結構飛来してるんだナァ。

  
味をシめてさらにうろうろすると、サツマノギク(左)を発見。これは栽培由来かな?
そのあたりでは、キオビエダシャクにやられたらしきイヌマキ(右)がかなりあったので
幼虫を探してみたけど、なぜかこれが空振り。成虫は天高く何匹か飛んでいましたが。
そして、ビックリしたのはそうやって歩いていると、目の前からヤマシギが飛び立ったこと!
当然ながらシャッターチャンスは皆無でしたが、やはりこいつらが隠れてると全く見えませんね。

  
実をたくさんつけたアキグミ(左)もありました。そして、先ほどの空き地に戻ると、
いきなりスナアカネ♀(右)が飛び出しました。それも、この個体はすぐに見失ったのですが、
さらに草地を練り歩いてくと、他にも♀が飛び出してきました。それも複数!

  
というわけで、バシバシと撮れまくっちゃいました。もう感激っ!
一通り撮りまくった後で、出現した場所をじっくり見ると、こいつらはどうやら
草丈が低くて、草自体もある程度まばらな、荒地が好きなんですね。
最初に見た草地でも、一番丈の低いゾーンで集中的に見ましたし、そう考えると
このポイントの方が好きそうな環境が多いので、ここの方が狙い目かも。
うん、明日は朝からこの場所でじっくり粘ることにしよう!

  
そんなこと思いつつ、そろそろ時間も遅くなってきたし、ヤゴ方面に転戦するか…
などと引き上げる準備をしていると、草むらの中を赤い影(左)が横切りました。
……うわっ!スナアカネの♂だぁ!
これがものすごい敏感で全然近寄れずにかなり難儀しましたが、かなりネバって
ようやく数枚だけアップ(右)でも撮影成功。
でも、手を伸ばしてモニターを見ながらの撮影だったのですが、恥ずかしいことに
あまりにもの興奮で手が震えてしまって……ほとんどマトモに撮れなかっただけでなく
その動きで驚かしてしまったらしく、彼はス〜ッと遠くに飛び去りました。
あわてて、再度草地の中をうろうろして探しますが、この頃にはちょっと日が傾いて
きたかな、と思うと、急に♀も全く姿を見せなくなったんです。
それでも悔しいので、日没までひたすら草地をウロウロしましたが、それっきり。
でも、大願成就、感涙ちょちょぎれまくりの〆となったわけでした。

というわけで、悲願達成の嬉しき一日でした。
Final Matchと意気込んだものの、時期も遅いし一度空振してる場所だし、
マジで会えるなんてあまり思ってなかったんで、本当に嬉しい限り。
半徹で800kmぶっ飛ばしてきた甲斐があったというものでした(^-^)。
そして、やはり実際にあってみると面白い雰囲気のトンボです。
特に、♂はなんとも色鮮やかで、本当に美しい!
いやぁ〜、この日をどれだけ夢見たことか♪
一応これで、イソアカネを除けば、日本産アカネ類全種制覇です☆
しかし、やっぱり♂は数枚しかアップで撮れていないのでちょい悔しい。
途中で考えたように、最後に歩いた場所の方が条件がよさそうだし、
天気予報も午前中は何とかもちそう。明日もやっぱり粘ってみるしかないな!
そんなこと思いつつ、さすがに2時間睡眠で丸一日歩き回ったもので、
この日は晩飯食ってすぐに、本当に沈み込むようにして眠ったのでした(-_-)Zzz


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