ハチ高原again〜ウスイロ作業日〜 08.9/14

<2>ハチ高原周辺  

  
さらにウロウロしてみると、葉裏にこっそり隠れているカンタン(左)なんかも発見。
背面がキレイな黄緑色をしたコバネイナゴ(右)なんてのも見つかりました。色変わり?

  
じっくり見ると、いろんな種類のアザミ類がありますが、相変わらずこの類には
全く手が出ません。昨年習った内容から言うと…オハラメアザミ(左)と、カガノアザミ(右)?
はっきりいって自信ありません。どのくらいかというと自信度20%くらいかな。

  
そこでT氏がみつけてくれたのは、ウスイロヒョウモンモドキの越冬巣。
一見普通の落ち葉(左)ですが、そっと開くと(右)小さな幼虫が鎮座してました。

  
あたりには、ウメバチソウが多数。まだまだつぼみ(左)の株が多い中、
すでに花開いた株(右)も結構ありました。秋深まりけり、ですね。

  
これまた色鮮やかなミヤマアカネ(左)も登場。一時期減少しているとも言われましたが、
少なくともこのあたりでは普通に見られますね。嬉しい限りです。
近くでは、あまりにも色鮮やか過ぎるツクシハギ(右)も発見。これは見事♪

  
黒化型のヤマカガシ(左)も登場。こちらに驚いたのか、首の周りを平らにする独特の
威嚇のポーズをとっていました。コブラみたいでかっこいいんですよね。
んで、お次の場所に移動すると、ここでもセリモドキ(右)を発見。やっぱりあるんだナァ。

  
ここでもT氏がウスイロヒョウモンモドキの越冬巣(左)を発見。開くと壊れそうなので
中身の撮影は断念しました。あと気になったのは、なぜかススキの先端にどっさり
集まっていたクロヤマアリ(右)。そんなところになにがあるというんでしょ?

  
作業も終り、撤収しようとすると、地味な地味な花を発見。
…え?これは!なんとムカゴソウじゃないですか!
この高原で見つけたとは聞いていたものの、さすがに時期的に遅すぎるよね、と
諦めていただけにビックリでした。案外遅くまで咲き残っているんですねぇ。

  
アップ(左)でみると、ちょっとぼろくなっていますが、特徴的な花の形が面白いですよね。
大満足しつつ戻ろうとすると、今度はこれまた色鮮やかなニガクサ(右)に会えたのでした。

  
作業も全て終り、引き上げて移動しはじめると、道端にタチフウロを発見。
こんな場所にもあるんだなぁというのはちょっとしたビックリでした。
#現地までいった人に、ミツバフウロだとのご指摘をいただきました。
#タチフウロは近畿だと超レアものなんですねぇ。お騒がせしまして(^^;

  
さて、その後、懲りずにまた山奥まで移動。ツリフネソウ(左)なんぞ咲き誇る山道をのぼって
水田地帯に到達すると、今回もマルバノサワトウガラシ(右)は多数確認。
この時点で日没寸前でしたが、かたっぱしから水田をのぞいてまわります。

  
しかし、日没まで粘っても、みつかった開花株はこれ1つのみ。そんなぁ。
あとで聞くと、この場所は極端に開花株が少なくて、ほとんど閉鎖花なんだとか。
そうなると悔しいですネェ。いつか、どこかで大満開の株を撮影してやるぞっ、と☆

というわけで、今回も楽しき一日でした。
ウスイロヒョウモンモドキも越冬幼虫が無事に確認できましたし、
来年も、きっとたくさん舞ってくれることでしょう。
しかし、ハチ高原は、すでにかなりの回数来ているんですが、その度に発見があります。
今回一番驚いたのは、ジョウザンミドリシジミかな?
まだゼフ♀がいるというのはビックリでした。来年は時期ハズレのゼフ探しなんて
間の抜けた企画もやってみたいナァなんて考えています。
いつもウスイロのいる草原しか行きませんが、山麓の林なんかもきっと
面白い出会いが満載なんでしょうねぇ。考えるだけでワクワクします。
周辺の、豊岡盆地や氷ノ山なんかにはまだまだ訪れられていない場所も多いし、
また但馬方面はあししげく通わなきゃァいけませんね。
とりあえずは、今秋中に、一度でいいからヒサマツ♀という無謀な挑戦をしてみよっと♪


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