流浪なお盆A〜カルテットde信州再訪〜 08.8/14

<2>開田高原周辺 続き

  
さらに草地の中をウロウロすると、アオジョウカイ(左)がいたり、面白そうな
アザミ類(右)が咲いていたりしますが、蝶方面はなかなか成果ナシ。
そもそも、この場所は実は恐れ多くもチャマダラセセリ夏型狙いという無謀な目標
だったんですが、それは当然のごとく綺麗サッパリと空振りでした。
まぁ、そりゃそうだわなぁと思っていたんですが、帰宅後、前週に知人が見事な
写真を撮られていることを発見。…来年はやはりリベンジしなきゃですかねぇ。

  
草地には、あちこちにマツムシソウ(左)も咲いていて、高原の風情をかもしだしていました。
しばらく見ていると、アカセセリ(右)が吸蜜してくれて嬉しかったりとか。

  
樹上でゼフのような飛び方をする蝶がいたので、みんなで木を揺すったりして
確認すると、その正体はミヤマカラスシジミ(左)。でも全然下りなくてこれが限界…
ヘリグロチャバネセセリ(右)だけは愛想よく何度も手近に来てくれたんですけど。

  
しょうがないのでその場所にも見切りをつけ、今回のメイン会場へ移動。
うろつくと、逸出したワスレナグサ(左)がワサッと咲いていたり、面白そうな野菊類(右)が
あったりしますが、この頃にはかなり雲が厚く、肌寒くなって期待薄な雰囲気濃厚。

  
それでもうろうろすると、最初に登場したのはヒメシジミ。
さすがにボロボロでしたが、それでもカメラを向けてしまうカワイさがありますよね。

  
ホソバノヤマハハコ(左)なんかが群生している場所では、なぜか翅裏に黒斑がある
不思議なスジグロシロチョウ(右)を発見。ビックリしてよくみると…翅が破けてるだけでした(^^;

  
チダケサシの花でのんびりと吸蜜しているんはヒメキマダラヒカゲ(左)。
ふいに目の前に巨大なヤマオニグモ(右)が登場して、ビビッたりもします。

  
多かったのはオオチャバネセセリ(左)。あちこちで飛び交う姿を見れました。
ちょっと見惚れるほどにピンクが濃くて見事なヨツバヒヨドリ(右)なんかも発見。

  
そうこうするうちに飛んだのは、目的のキベリタテハ(左)!
あわてて追いかけますが、案外敏感でこの程度にしか撮れませんでした。
辺りには、コオニユリ(右)なんかも大満開です。天気悪かったのが良く分かる写真ですねぇ。

  
いい雰囲気のハンゴンソウ(左)もあちこちで見れましたし、これまた
雰囲気抜群のチダケサシの群落(右)もありました。あとは蝶が集まってればナァ〜。

  
そんなことボヤいていると、ちょっと薄日が差してきていい雰囲気。
すると突然、キベリタテハが出現してくれたのです。それも今回は味気ない壁や
地面ではなく、ヒヨドリバナへの訪花。一同大興奮で、シャッター音の嵐が鳴り響きます。
わりと愛想悪く、短時間で飛んでしまい、遠目のみの撮影ではありましたが、大満足。
みんなの顔が、ようやくホクホク顔になったのでした。

  
しばらく歩くと、エルタテハ(左)も登場。なんとも角度が悪かったけど…
ウラギンヒョウモン(右)もまだ比較的新鮮な個体が見られました。

  
嬉しかったのは、本当に久しぶりに見たセスジスカシバ(左)。
どっからどう見てもハチですよね。ここまでこだわった理由が知りたいもんだ。
そして、信州ならこれは外せない、ということでクジャクチョウ(右)も登場♪

  
さらにうろうろすると、なんか色が妙に薄いクルマユリ(左)を発見。色変わり?
周辺をイワツバメ(右)がやたらと舞ってたりもしましたが、この後天気は
回復せずに雲が厚くなる一方。しょうがないので敗走することに。

  
というわけで、先ほどのポイントまで戻ってチャマ探しに再挑戦。もちろん空振り。
しかし、オオハンゴンソウ(左)の咲き誇る草地をかきわけて歩いていくと、
シータテハ(右)に会えたりもしました。これまたこの1枚だけ飛ばれましたけどね。

  
ここでも小さなフキバッタ類(左)を発見。これもヒメフキバッタでいいのかな?
アカセセリ(右)はわりと個体数も多く、アチコチで見ることができました。

  
再度同じ木を引っ張ってみると、ミヤマカラスシジミ(左)が再登場。まだ高いナァ。
オオヒカゲ(右)も出たものの、ふらふら飛ぶばかりで全く止まりません。
なんちゅうか、全体に愛想が悪いぞ。遠方から来たのに、もっとサービスせんか〜!
そう叫んでいるうちにタイムアップ。木曽福島の駅まで送っていただいて
日帰り強行陣の3名とはここでお別れ。さて残り時間何しようかなぁと悩むことに。

  
とりあえず木曽福島の周辺を歩いてみましたが、小さなカブトムシ(左)がいたり、
ニワフジ(右)が咲いていたりしただけで、あまり挑戦できる場所がないんですよね。
んで、ふとバス停を見ると、開田方面はコミュニティバスでたった\200と判明。
それならと、とりあえず面白そうな場所まで戻ってみることに。

  
んで、目星をつけた草地では、ここでも相変わらずノンストップで飛びつづける
オオヒカゲを見るものの、また撮影チャンス皆無。でも、うろうろすると、ようやく
吸蜜中のミヤマカラスシジミ(左)を発見。そ〜っと近づいて1枚撮ったとたんです。
バサッと天が裂けたかのような勢いよい豪雨が降ってきたので慌てて遁走!
雨宿りしていると、タテスジシャチホコ(右)を見つけたりもしましたが、
それが最後のラッキーで、雨が上がる頃にはタイムアップ。
予想通り、なんかシマラない〆となったのでした。とほほのほ。

というわけで、天気予報丸外れながら、やはり楽しい信州突撃でした。
のぞぴーさん、ma23さん、Oさん、本当にありがとうございました。
勝手に途中離脱した挙句、行きも道中もまったく運転手伝わずにスイマセン(^^;
また今後ともカルテットであれこれと企みましょうね♪
しかし、天気予報丸ハズレの悪天はイマイチいただけない感じでした。ここんとこ
天気予報のハズれが多いんですが、異常気象とやらのおかげでしょうか?困るヨナァ〜。
ま、今回も、目撃種のラインアップだけ見ると本当に豪華絢爛だったわけし、
またチャンスをみつけてリベンジと洒落込まなきゃいけませんね。
Kさんに負けないように、チャマダラ夏型もばっちり撮りたいですし…
こう考えると、夏から初夏の2月だけ、信州に住めたらいいなぁと思いますねぇ。
いつの日か宝くじでもあたったら別荘を作ろう。うん。


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