流浪なお盆B〜とりあえず的山登り〜 08.8/15

この日は、深い意味もなく、山登りしてきました。
どこか1箇所遊びに行こう、とパラパラ本をめくっていて目が止まったのが
湯の丸山。植物方面も面白そうだし、そういえば昨年のお盆に
ミヤマシロの生き残りが結構見れたなんて話もあったナァ。
と、そんだけのコトで行き先決定したんですから、我ながらズボら。
その程度の下調べだったので、当日現地に行く方法がなかなか見つからずに
慌てたり、目的地の一つにしていた池の平に行けなかったりと
当然のごとくすったもんだはありましたが、あれこれと面白い成果が続く、
結構濃密な一日となったのでした。あてずっぽもたまにゃ当たるもんだ♪

<1>烏帽子岳周辺

  
というわけで、とりあえず小諸駅からタクシーというガイドブックの言うとおりの方法を
とろうとしたらえらく高いことを発見。ではバスはというと、10時近くまでないので
しょうがないので1駅うごいたあたりでしばらく散策することに。
すると実をビッシリつけたウワミズザクラ(左)があったり、なんともいい按配のポーズを
とってくれるアマガエル(右)に出会ったりします。

  
水田地帯では、ノシメトンボ(左)が舞い飛び、なぜか尾がクニャッと曲がった
ミヤマアカネ(右)も見つかったりしましたが、案外そのあたりは成果ナシ。
んで、駅のほうに戻って立ち話をしていると、ここからだと小諸よりも\2000も安く
タクシーで行けるよ、と有難い情報を頂戴し、さっそく飛び乗ることに(笑

  
んで、やってきました湯の丸高原。さて、とりあえず池の平方面へ、と思うと
なんとこの日はシャトルバスが運休なんです。え〜、この稼ぎ時にナニゆえ?
しょうがないので、まずは烏帽子岳方面に進むと、道端にはハクサンフウロ(左)が
咲き乱れ、そこここにクガイソウ(右)もあったり、なんともいい感じ☆

  
歩いていくと、ウラギンヒョウモン(左)もわりと新鮮な個体が飛んでいました。
キアゲハ(右)も堂々と登場。この蝶も、高原が似合いますよね。

  
なんだかカワイらしい蛾(左)もいました。お名前はなんでしたっけ?
あたりにはウスユキソウ(右)も群生していて、なんだか嬉しくなります。

  
オオチャバネセセリ(左)はやたらと多くみることができました。
そして、ちょっと欠けていましたが、色鮮やかなクジャクチョウ(右)も登場♪

  
予想外だったのは、案外アチコチで見れたコヒョウモン。
案外長生きなんだなぁと驚きましたが、久しぶりの出逢いはやはり嬉しいもの。
さすがにボロくなってましたが、マツムシソウで吸蜜していると風情がありますねぇ。

  
ひそかに初見のシャジクソウ(左)もたくさんあり、予想以上の清楚さにドキドキ
しちゃいました。なんともいい雰囲気のツリガネニンジン(右)も発見。

  
そして、全く予想外のことに、生き残りのフタスジチョウにも出会えたんです!
かけらも期待していなかっただけに、喜びもひとしお。
しかし、やはり北海道産とはえらく雰囲気が違うものですね。こっちの方が清楚かな?

  
そのあたりから、そこここに舞い始めたのがベニヒカゲ。
昨年は翅表がなかなか撮れずに苦労しましたが、今回は高曇りで、全個体が
ベタッと全開で嬉しい限り。思わずバシバシと数十枚撮っちゃいました♪

  
ミヤマシュロソウ(左)もポツポツと見ることができました。
そして、花はまだでしたが、そういえば久しぶりのオヤマボクチ(右)も発見。

  
さらに歩いていくと、ヤナギラン(左)がいい感じで群生しています。
花の上に小さな蛾(右)も見つけましたが…いい雰囲気だけど、この手の蛾は
名前調べが大変そうですね。シャクガ科だとは思うんだけど…

  
iいい雰囲気の実をつけている、シラタマノキ(左)も発見。かわいいナァ。
えらく小振りのタデ類(右)もありました。えっと、キミのお名前はナニ?

  
クロスズメバチ類(左)が花に来てたりもしました。シダクロスズメバチあたりかな?
シオガマギク(右)もあったり、面白いものが連続で目が離せません。

  
さらに登っていくと、いきなり全開状態のエルタテハ(左)にも遭遇!すぐ逃げたけど。
ミヤマホツツジ(右)も1花だけかろうじて咲き残りがありました。

  
湯の丸山の山頂近くになると、あちこちに群落が見られたのはこちらのイワインチン。
まだ咲き始めの雰囲気でしたが、なんか面白い花ですよね。お初なので嬉しかったり☆

  
あちこちに、ミヤマアキノキリンソウ(左)も咲いていました。
そのあたりでは、かわいいトラマルハナバチ(右)もやってきていました。

  
そのあたりから、あちこちに立派なマツムシソウ(左)が多くなります。
道端には、実をたわわにつけたクロマメノキ(右)もあるので、ミヤマモンキチョウを
探しますが、これが一向に成果ナシ。まだいると思っていたんだけどナァ…

  
かわりにこのあたりでもたくさん見れたのは、ベニヒカゲ(左)。めっちゃ愛想よしですが、
なぜか訪花の時は警戒心が強くてすぐ飛び、結局吸蜜はアップでは撮れませんでした。
ハナイカリ(右)もあちこちで発見。何度見ても不思議な格好の花ですよね。

  
イブキジャコウソウ(左)もパラパラと咲いていて、なんともいい雰囲気でした。
コウメバチソウ(右)は咲き初めらしく、見つかったのは1株のみ。しかも1枚足りないし。


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