流浪なお盆A〜カルテットde信州再訪〜 08.8/14

この日は、この夏2度目のカルテット企画。信州突撃part2です。
今回も、「蝶に遊ぶ」のma23さん、「ノゾピー蝶観察・撮影の部屋」のノゾピーさん、そして
お仕事でお休みのスギ丸氏のかわりにO氏の変則カルテット?での突撃!
前回同様にあれもこれもの期待を膨らまして、あれがいるといいナァ、
これも見れるとよろしいナァ、いやこの線もあるんじゃないか、などとかしましく
勝手な妄想を膨らましまくって突撃したのは、開田高原。
時期的にもちょうどバッチリ、だったはずでしたし、
実際あれこれと面白い出逢い続きで大興奮だったのですが、
天気予報大ハズレの怪しい空模様のおかげで、いまいちシマラない展開。
それでも、終わってみればやはり成果一杯の楽しき特攻となったのでした♪

<1>開田高原周辺

  
この日も、メンバーがメンバーなので、まだ薄ら暗いうちから活動開始。
ウロウロすると、ナガミノツルケマン(左)やら、ホソバコンギク(右)やらが咲いていました。

  
昨年、大量のオナガシジミを堪能した辺りで、意気込んでクルミを叩きますが、
これがまるっきり出ないんです。なんで?と頭はパニック状態。
しばらくバシバシしつつ進んでも、ゴイシシジミ(左)や、スジグロシロチョウ(右)が出るくらい。

  
道端でみつけた大満開のカラハナソウ(左)に見惚れていると、ようやく
オナガシジミ(右)が登場! でも、これが尾のない破損個体だったんです。
オナシオナガシジミとはこれ如何に。オソマツ。

  
コオニユリ(左)なんか見つつ、さらに進むと、オニグルミの葉裏に
静止中のオナガシジミ(右)を発見。でも、バシバシと撮影した後でそっと
叩くと、フラフラッと樹上に上がってしまいました。いじわるだなぁ!

  
最後に、O氏がいつもどおりの鋭い目で笹上に静止しているオナガシジミ(左)を発見。
しかし、これもアップで撮ろうと思ったら飛んでしまい、今回のチャレンジは終了(^^;
未練たらしくアチコチ叩いていると、フジウツギ(右)なんか発見。

  
コチャバネセセリでしょうか、セセリ類の幼中(左)も見つかりました。
大きな卵塊を大事そうに抱えている、イオウイロハシリグモ(右)も発見。

  
いい感じに満開のカワミドリ(左)やら、アラゲハンゴンソウ(右)やらも
ありましたが、その後しばらく粘るも蝶方面の成果はありません。
時折、高い梢辺りを、ミドリシジミ?というのが舞ったりもしたのですが…

  
フイにクロツグミ幼鳥?(左)も出現しましたが、証拠写真以下しか撮れませんでした。
道端にはモサモサと食事中のキアゲハ幼虫(右)も発見。

  
草地をみると、コバノギボウシ(左)があったり、大満開のナンバンハコベ(右)が
あったりと、面白い花は多数。朝露がすごすぎて断念しましたが、草地に分け入ったら
あれこれ面白いモノが見れそうな雰囲気もありました。

  
いい感じに咲き上がっているシシウド(左)があったり、こちらもいい雰囲気の
ボタンヅル(右)があったりもしましたが、さすがにまだ気温が上がらず、蝶は訪れません。

  
いい雰囲気かもしているミヤマアカネ(左)なんぞ撮っていると、きっぱりと
満開状態のユウスゲ(右)を発見。そっか、まだそんな時間なんだよな。

  
しつこくウロウロすと、ハネナガフキバッタ(左)と、なんか面白そうなフキバッタ類(右)を
発見。分布的には……ヒメフキバッタあたりですかねぇ?
んで、そんなあたりで1箇所目は〆。次なるポイントへと移動します。

  
草地をうろうろすると、あちこちにヘリグロチャバネセセリが飛び交っていました。
スジグロっぽいのもいたような気もするものの、あとで見ると撮ってるのはほとんどが
ヘリチャだったような。左の写真の左側の個体などはかなり怪しいのですが…

  
なんとも色鮮やかなカワラナデシコ(左)も見れました。そして、少し離れた
梢をフラフラしている蝶(右)がいたので、四苦八苦して1枚だけ証拠写真を撮影。
あとでじっくりと見ると、これムモンアカシジミなんですよね。
撮れてうれしかったような、これだけしか撮れずに悔しかったような…

  
なんだか面白い色合いのカメノコハムシ類(左)も発見。ヒメジンガサハムシ?
草地には、ヤマノコギリソウ(右)もポツポツと見られました。

  
ここでもいい感じのイオウイロハシリグモ(左)を発見。母性愛って感じかな?
そして、フワフワとウラギンシジミ(右)も登場。う〜ん、君を探しているわけじゃないのよ。

  
しばらくすると、スジボソヤマキチョウ(左)登場。んでもって最初に見た角度が悪くて、
「ヤマキチョウだ!」と叫んで、皆さんに無駄な汗をかかせてしまったりとか。反省m(_ _)m
ホシミスジ(右)も登場したりしましたが、今回ひたすら付きまとった隠れた問題点は、
この日は、何故か蝶に近づけない率の非常に高い日でもあったのです。
アップ撮影の好きな私としては、そのあたりも不完全燃焼の一因だったりとか。


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