四万十堪能〜真夏日の王国にて〜 08.8/3

この日は、これもまた前々から企画していた一大イベント。
高知のトンボ自然公園で、ヤンマやら何やらを片っ端から見てしまおうプロジェクトです。
そもそも、昨冬に押しかけた際に、素敵な話を聞かされまくっていたので、
相変わらずド厚かましくも、再訪を申し出た次第。前日から相当にドキドキでした。
結果はというと、早朝から日暮れまで、本当に濃密な時間を過ごせて大興奮。
お忙しい最中に御案内いただきました杉本さん、本当にありがとうございました!
期待を膨らませていたヤンマ系にもかなりの部分会えて本当に嬉しかったのですが、
一番ビックリしたのは、お手伝いということでお連れいただいた某所。
これは、目からウロコがザラザラもんで、しばし茫然自失、何が起きているのかを
どんなに頑張って考えても理解できないという素敵なシチュエーションでした。
そちらの内容は本編をお楽しみに。

<1>トンボ公園周辺

  
さて、この日は早朝から寝不足の眼を擦りながら散策開始。まだ薄暗い中、
コシロネの群落(左)に感嘆していると、睡眠中のショウジョウトンボ(右)を発見。

  
こちらも佇んでいたのはセスジイトトンボ(左)。ちょっと尾曲がりかな?
ヒメオトギリ(右)もアチコチに咲いていました。

  
池にはヒメコウホネ(左)がアチコチに咲いていて、林の中ではコバノカモメヅルの実(右)も
見れました。そして、 驚いたのは、アチコチを飛んでいたマルタンヤンマ♀。
明らかに産卵に来ているんですが、メッチャ敏感で、相当苦労したのに1枚も撮れず…

  
こんなのも撮れました。トビイロスズメ?の飛びモノ(左)。って、トリックが
写っててバレバレですね。こんな巨大なヤツもクモの巣にかかるんだなぁ・・・
湿地の周りには、まだ未熟なヒメアカネ(左)がたくさん飛んでいました。

  
そうかと思うと、羽化中のヒメアカネ(左)なんてものも発見。バシバシと撮ると
スッと飛んだので、羽化殻(右)もじっくりと撮影してみました。

  
そうこうするうちに、水路上をスッと飛ぶ影を発見。
おおっ!憧れのハネビロエゾトンボではないですか!
慌ててデジカメを構えると、近くを飛ぶのでなんとか数枚だけは超証拠写真が
撮れましたが、かなりスピードがあるのでこれが限界。ホバリングしないかなぁと
期待していたら、邪な期待が伝わったのか、どこかにスゥッときえやがりました(^^;

  
杉村さんと合流すると、上空はるかをオオヤマトンボ♀(左)が飛んだりもしました。
そして、さっそく攻め込んだ林の中では、初手からミルンヤンマ(右)を発見!

  
そこで見れたのが、こちら。かわいらしいカトリヤンマです。
尾毛も折れていない新鮮な個体でした。ちょっとだけシッポが右に沿ってるけど…
杉村さん曰く、カトリヤンマは早い時間から低い場所にいるんだそうで。

  
ふとハナミョウガの葉崎に怪しい巣を発見、あけてみると、予想通り
クロセセリ幼虫(左)が鎮座していました。最近増えているんだそうで。
そういっていると、今度は成虫(右)も登場して、改めてビックリ。

  
さらに園内をうろつくと、あちこちでクマゼミ(左)が非常にやかましくてゲンナリ。
ただでさえ爆裂に暑いのに、コイツが鳴くとより一層暑く感じますよね。
それでも頑張って闊歩すると、久しぶりのチョウトンボの交尾(右)も撮影成功♪

  
結構驚いたのは、アチコチで見られたムラサキツバメ。
どうやら暑いさなかには高い場所にいれずに下りてくるようで、追ってもすぐに
低い場所に止まってくれました。実は撮影するのは久しぶりかな?

  
まだ色づいていないコフキヒメイトトンボ(左)もいました。この頃の色も
鮮やかでいいですよね。そして、超証拠写真ながらオオヤマトンボ(右)も撮影成功♪

  
林縁には、すでに色づいたマユタテアカネ(左)がいたのもビックリでした。
さらに歩くと、セスジイトトンボの連結(右)とか、なんか面白い出逢いがまだまだ
続いて嬉しくなります。いつの季節でもトンボの種類が多い、本当に素晴らしい場所ですね。


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