地元賛歌続編〜平日ガサガサ団B〜08.7/14-17

今回は、必殺平日ガサガサ団B。寸暇を惜しんで遊びまくる癖は悪化の一途で、
やっぱバカは治らない病気なんだと自分で自分を諦めてます(笑
それはともかくとして、今回も地元賛歌編。
前回も書いたとおり、ここんところほぼ毎日定時で帰っているので、
早く帰ったとてやることもない、となるとついついどこかうろついちゃったり、
昼休みもついついデジカメと弁当ぶら下げてうろうろしたりと、
一般社会から乖離しまくった生活リズムの結果がこんな感じなわけです
しかし、これだけいろいろと発見があるということでやはりビバ・我が地元。
やっぱりイイとこに住んでるんだなというつくづく実感してます。
もっとも病気の治癒など絶対にありえない環境かもしれませんが(笑

<1>7/14 たつの市周辺

  
さて、初回は昼休み、弁当ぶら下げて水田地帯をウロウロ。
すると各種オタマジャクシに会えました。私はまだこの手の識別ができないので
今後の隠れた勉強テーマにしたいと思っているのですが、
ヌマガエル(左)と、アマガエル(右)ですかね。しかし、右はあまりにも人相悪いぞ(笑い

  
ホウネンエビ(左)も結構見れました。このあたりは水張りが遅いのでまだいるんですね。
そして、この時期ならではということで、カブトエビ類(右)も多数発見。

  
よくよく見ると、あきらかに種類が違うのが混在してます。
とりあえずいろいろ調べてアジアカブトエビ(左)と、アメリカカブトエビ(右)と推定。
アジア〜は甲羅が丸く、アメリカ〜は細長いという特徴からなんですが、正確かどうかは
イマイチ自信ナシ。この手は載っている図鑑も少ないんですよね。
(ちなみに、日本のカブトエビは全て帰化種なんですよ。ちょっと意外なトリビア☆)
見ていると水田によって種類の偏りがある感じだったのも面白いとこ。好む環境の差?

  
近くの水路をうろうろすると、オナガサナエの羽化殻(左)も発見。
そして、ちょっと意外な辺りでアオサナエ(右)なんかも見れました。こんな水路にもいるんですね。
よく考えると今年はお初なので、ちょいとうれしかったりとか♪

  
この日は、ついでに夜の散策も決行。これがなかなか実行できないんですよね。
平日の夜は、ちょっとゴソゴソしているうちにすぐ寝ちゃう正確なので(^^;
ということで久しぶりに決意してうろうろすると、脱皮中のヤブキリ(左)何ぞ発見。
林縁では、シロツバメエダシャク(右)が幽玄な雰囲気で止まっていました。

  
山の中の電灯の下では、なぜか大あごが半分ないヒラタクワガタ(左)を発見。
ミヤマカミキリ(右)はえらく多くて、アチコチで見かけました。

  
そして、最近の私的流行ということで、そこらの蛾をじっくり探索。大物はいませんでしたが、
クロフオオシロエダシャク(左)や、ヨツボシノメイガ(右)などを発見。キレイ♪

  
地味なあたりでマエキカギバ(左)も発見。あと、黄色くて派手なウコンエダシャク(右)とか
出逢いはあれこれ続きます。やっぱり蛾探しも楽しいなぁっと♪

  
蛾が集まるということは、それを狙うものも集まるということ。
というわけで、ちゃっかり巣を張っていたサツマノミダマシ(左)と、巨大なクチバスズメ?を
見事に捕らえたオニグモ(右)なども発見。う〜ん、こりゃ迫力ある。

  
面白い辺りでは、コガムシ?(左)も飛来していました。1枚撮ったら逃げたんで正体不明の
ままですが。さらに、数年ぶりの出逢いで嬉しいコロギス(右)にも遭遇。

  
オオコフキコガネ(左)もいましたが、すでにかなり傷だらけの雰囲気。
そして、ヤモリ(右)も数匹見れました。そりゃ、得物が集まる場所だもんね。

  
キシタバ(左)も久しぶりに見れましたが、下翅はチョイ見せだけで残念。
近くにはなんか銀色のオビが面白い蛾(右)もいましたが、これが名前が結局分かり
ませんでした。シタバ系だとおもったんですけどね〜?

<2>7/16 たつの市周辺

  
さて、また別の日、近所をウロウロしていると、面白い色合いのバッタ類幼虫を発見。
いずれもマダラバッタかな?と思いますが面白い色合いですね。

  
そういってると、成虫(左)も発見。やはりスレンダーでかわいいナァ。
エンマコオロギの幼虫(右)もかなり大きくなっていました。

  
さて、この日も水田地帯をのぞくと、カイエビ類を多数発見。つつくとフリーズしちゃうので
ちょっと遊ぶとあっという間に山(左)ができちゃったり。でも小さい上に
活発に動くので、かなりネバって撮れたのは交尾中の個体(右)のみ。

  
ちょっと面白かったのは、1mmくらいの極小サイズのゲンゴロウ類(左)がいるんですよね。
これでもクローズアップレンズ2枚重ねなんだからケシ粒サイズ。
もうひとまわりくらい大きなゴマフガムシ類(右)もいました。

  
ミナミカマバエ(左)も久しぶりに遭遇。相変わらずかっこいいね〜。
それから、小型のゲンゴロウ類幼虫(右)も発見。ハイイロゲンゴロウとかでしょうか?
じっくりと小さなものを探す楽しみを久しぶりに再発見した時間でした。

<3>7/17 姫路市北部

  
そして、この日は所用ついでに、姫路氏北部の某所へ。ミクリ(左)咲く水辺を探索して
いると、水面の落ち葉に不審な影(右)。ミズギワカメムシ類ですか?

  
そして、かなりビビったのは、多数見られたこちらのアメンボ。
最近増えているという噂の外来種、トガリアメンボじゃないですか!
一度見てみたいと思っていたのですが、こんな身近で見られるとはビックリ。
すでにかなり暗かったので、マトモに撮れなかったのが残念ですが…

  
さらに、嬉しい事にここで、タガメの卵(左)もみつけることができました。野外ではお初。
それも、よくよく見ると、目の前でニョロッと幼虫が出てきたじゃないですか!
ということで孵化直後の幼虫(右)も撮影できたのでした。
このまま粘っていたら次々と出てきそうな雰囲気でしたが、所用があったので
泣く泣く、というか半べそかきながら撤収することに。

  
帰路に道端で拾ったタマムシの死骸(左)も嬉しいおまけ。そして、最後にビックリしたのは、
何食わぬ顔で道路の真中に鎮座していたツバメの幼鳥(右)。いや、ちょっと待て!
ということで、急ブレーキで止まって、対向車に手を振って止めてなんとか救出。
まだ全然飛べない雰囲気でしたが、もうちょっと世間を知らなきゃあかんぞぉ!

というわけで、あれこれ楽しめた平日トライアル3日分でした。
それぞれ短時間ウロウロしてまわってみた成果でしかないのですが、やはり
ド田舎に住んでいることもあり、身近にも意外な出逢いがあるということ、
そして、それ以上に、身近な場所でもじっくりとのぞき込めば、
たくさんの発見を見つけることができるということを実感しました。
しかし、こうやってどんな時間でも遊べてしまうというコトは、
ますます普通の生活ができなくなっているということもこれまた確実(笑
街中で友人と遊ぶこともほとんどない、ちょっと仙人風味な生活ですし、
撮影とこのHPデータの作成だけで全ての時間が完結してしまって、
撮ってきた大量のデータも5年くらい全然未整理のまま放ってあるし、
ちょとは自制せねばとも痛感する今日この頃。
病気の治癒など望みませんが、軽減するような薬ってないもんですかねぇ(笑


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