岡山・小貝母巡り〜ウラメな日〜08.4/5

この日は、直前まで予定が定まりませんでした。
大阪あたりで鳥を探すか、時元周辺の早春植物を探してみるか、
それともいっそのこと、先週コバイモを外したんだから、そっち行くか。
前夜に移動し始めるまで悩みに悩んで、とりあえず「小貝母巡り」に方針決定。
岡山のいつものポイントをウロウロしてみようという短絡思考です。
しかし、ここが今回の裏目のスタートでした。
岡山への移動中、例年だと美作→御津とまわるのですが、そうすると
美作でイチゲ類がまだ充分に花開いていない、ということで逆に回る方針に
急遽決定。そして、これが2つ目の裏目だったわけです。
なにがそんなに裏目だったかって?それは本編のお楽しみ、かな(笑

<1>御津町周辺

  
というわけで、やってきました御津町のカタクリ群生地。
しかし!まず初手からの裏目がここで発覚。この場所は近所の方が管理しているんですが、
到着してみたらまだ鍵がかかってるんですよ!そっか、そこを忘れてた!
仕方ないので、近隣の里山をうろうろすると、さっそく花盛りな感じのオドリコソウ(右)を発見。

  
ちょっと面白かったのは、地面に落ちていたカタツムリの殻を誤って踏んでしまったんですが、
その中からハチの仲間(左)が数匹出てきたこと。ここで越冬中?なんでまた?
近くには、シキミ(右)が不思議な色合いの花を、今を盛りとつけていました。
……そうこうするうちに、2つ目の裏目が発覚。
大阪で鳥見していた知人からの珍鳥情報です。それもかなり憧れの鳥。
しまった〜、なんかこのパターンは裏目続きでどうしようもないケースだぞ、経験上(^^;

  
悔しいので、コバイモ探しは早めに切り上げ、大阪へ取って返す方針を固めつつ、
鍵があくまで、ひたすら周辺をうろうろします。すると、あちこちに満開のノジスミレ(左)が
あったり、驚いたことにアメリカスミレサイシン(右)があったりしました。

  
ニオイタチツボスミレ(左)もありましたし、なんか妖艶な色合いのナガバノタチツボスミレ(右)
なんかも発見。でもヒネモノというほどのスミレ類は見つかりませんでした。

  
発見はまだまだ続きます。久しぶりのジロボウエンゴサク(左)と、キンキエンゴサク(右)。
ちなみに、このあたりにあるのはキンキ〜に相当するというのは最近知りました。

  
ケスゲ?(左)やら、ヤマスズメノヒエ(右)やら、地味なスゲ系の花もけっこうありました。
この類も一度じっくり勉強したいんですが、図鑑見てもチンプンカンプンなんですよね。

  
ちょっと意外だったのは、ニワトコ(左)がまだ咲き始めの雰囲気だったこと。
フキ(右)はえらく勢いよく咲いている株があちこちにありました。

  
待てども鍵は開かないので、周辺をうろうろすると、撮影可能な距離に、ようやく
目的のコバイモを発見。ここのはホソバナコバイモ(左)です。
じっくり探すと、いわゆる素芯の株(右)もありました。これは清楚でいいね〜。

  
待ち飽きたので、周辺の水田地帯をウロウロすると、ヒメウズ(左)やら、
イヌナズナ(右)やらの花が結構いい雰囲気で咲いています。

  
オモシロそうな斜面があったのでよじ登ってみると、ヤマネコノメ(左)を発見。
花芽をつけはじめたばかりのイカリソウ(右)も一株だけみつかりました。

  
んで、結構驚いたのは、そこにかなりの株数があったホソバナコバイモ(左)。
保護区よりも近くで見れるもので、大喜びでバシバシと撮影。
なんかものすごくがっしりとした大柄な株(右)があったのがちょい印象的でした。

  
ここでもいわゆる素芯の株(左)はけっこうありました。そして、ちょっと面白かったのは、
葉が赤く色づいていた株(右)。この2つを見比べたら、別の種類にしか思えませんね。

  
早くも実をつけはじめている株(左)も見つかりました。そっか、こんな感じで実をつけんだね。
近くにはアマナ(右)もけっこうあったものの、まだ花は開いていなくて残念!

  
うろうろすると、半開きのイチリンソウ(左)も発見。さらにうろうろすると、なんと
ユキワリイチゲ(右)も見つかりました。ちょっと時期外れな雰囲気でしたけどね。

  
んで、保護区に戻ってまたしばらく待ちましたが、結局10時ごろまでまっても鍵は開かず。
さすがに諦めて、咲き乱れるカタクリを遠くから撮影して、移動することに。
後で聞くと日曜の方が開いてる可能性が高いそうで。うん、見事な裏目ですな(笑


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